長野旅11・黒部ダム②えん堤からカンパ谷つり橋へ

今年(2023年)7月の長野県・上高地と黒部ダムの旅行記↓の続きです。

今日は黒部ダムの後編、ダムのレストハウスからえん堤(ダムの上の橋のような部分)を歩いてカンパ谷つり橋までを往復するコースについてです!ダム展望台とはまた違った絶景が楽しめるおすすめのウォーキングコースですよ!

今日ご紹介するコースはこちら↓(現地に設置してあった案内板より)
1から2まで行って帰ってきます。


ダム展望台・レストハウスを背にしてえん堤を歩いて渡ります。


高いところが得意ではないのでこわごわと欄干越しに下を覗いてみると…
ものすごい勢いで流れ落ちる水と水しぶき、そして虹が見えました。きれいだけど怖いっ!

ちなみに上の写真は携帯を落とさないかドキドキしながら欄干の隙間から手を出して真下を撮りました。きっとこういう写真を撮っていて過去に何人かは携帯を落としたんじゃないかな~(笑)

右手にはさきほどのダム展望台。ダムの上には虹がくっきり!


えん堤の反対側の景色は穏やかなダム湖の風景が広がっています。


黒部湖駅へと続くトンネル。


トンネルを入っていき、ケーブルカー駅方面へ向かっていくと…


黒部湖駅が見えてきました。駅入り口手前を左に曲がると、


さらにトンネルがあり、


トンネルを抜けるとさらに洞門?覆道??がさらに続いています。そこを抜けて少し歩くと…


カンパ谷つり橋のたもとに出ます!


この橋のたもとには小さな売店と(トイレもあります)遊覧船乗り場があり、ちょうど遊覧船が帰ってくるところを見れました。お天気のよい土曜日だったのでたくさん乗客がいました。


さあ、つり橋を渡って向こうへ行ってみよう~!って、結構怖い…

主人と「結構怖いよね~」と言いながらつり橋の上を何歩か歩いたところで…
「本当にあっちまで渡る!?」と主人。
「せっかくここまで来たんだし景色が良さそうだから、怖いけど渡るっ!」と私。

しかし結局主人は断念…「風も強いし怖いからやめておくよ。」
いやいや風なんて少々しか吹いてないけど?(笑)

ということで主人を橋のたもとに残し、私だけつり橋を渡ることにしました。
高いところは好きじゃないけど「怖い<好奇心&ブログ・PIXTA用の写真を撮りたい」という気持ちでした。

「じゃあ行ってくるね~!」と言うと、主人が「あんまり端っこに行かないようにね!落ちないようにねっ!!!」と言ってきた。
子供じゃないんだし、普通に写真撮りながら渡って落ちるような橋じゃないし(笑)


橋の反対側から渡って来た方向を撮りました。


こちら、つり橋が左手に、右奥にはダムのえん堤が見えています。


さらに奥まで歩いて振り返るとダム方面が良く見え、素晴らしい眺め。


折り返してつり橋を挟んで反対側を見ると、主人が手を振ってくれました。


再び来た道を戻り、レストハウスの近くまで戻ってきました。
さっき行ったつり橋の先は、ピンクの矢印のところです。こうして見ると結構距離がありますね。


黒部ダムの去り際に、黒部ダムのゆるキャラ「くろにょん」に出くわしました!

この後、年甲斐もなく私だけが「くろにょん」と一緒に記念撮影したのは言うまでもありません…(でも、年配のおばさま方も撮影してたもん)

お天気に恵まれ、青い空、まぶしい緑に覆われた山々、エメラルドグリーンのダム湖に虹…
と色彩が生き生きした風景を存分に堪能でき、大満足!

この後は、車で移動し長野県大町市のおしゃれレストランでランチタイムです。
次回に続きます。

長野旅10・黒部ダム①扇沢駅からダムへ

今年(2023年)7月の長野県・上高地と黒部ダムの旅行記↓の続きです。

今回は、上高地の翌日に訪れた黒部ダム旅行記①(前編)です!
マイカー規制のため、黒部ダムへは直接車で行くことができないので、こちらの扇沢駅(おうぎざわえき)前に車を停めて向かいます。

駅前駐車場は、無料250台、有料350台があり、私達は無料駐車場に停めることができました。

扇沢駅を出発して初めての黒部ダムへ!


駅に着いたのは朝8:30頃でしたが、夏休みの土曜日ということもあり、チケットを買って駅に入ると、すでに黒部ダム行きのバスを待つ人たちの行列が。ちなみにお昼頃の帰りに同じ場所を通ると、より一層長い列になっていましたよ!


こちらは駅に合った観光標準時間のマップ。この扇沢駅~黒部ダムだと標準観光時間は2時間らしいです。ちなみに私達はその一つ先の黒部湖の辺りまで行きました。


扇沢駅からダムまでは電気バスで移動。
54年間運行されていたトロリーバスは2018年で運行を終了し、2019年からは電気バスになったんですよ!もちろん、トロリーバス同様CO2を排出しないバスです。

バスは少し走るとトンネルに入ります。黄色い看板(ピント合ってないけど…)は、「富山県」と書かれていて、トンネル内で長野県から富山県に入ります。


「関電トンネル貫通点」のオレンジの看板。(「関電トンネル」の旧呼称は「大町トンネル」)。

このほかに「破砕帯」(これについては後ほど)の看板もあり、移動中のバスからの風景もとても興味深かったです。

バスの終点が見えてきた。


こちらが乗って来た電気バス。


バス停から黒部ダムの観光は2コースあります:
① 黒部ダムレストハウスに直接行くコース(5分)
② ダム展望台を経由して黒部ダムレストハウスに行くコース(トータルで22分)

私達は②にしましたが、黒部ダムを堪能するには絶対に②がおすすめ!(ただし足腰の弱い方には階段が多くてきついと思います。)

駅からダム展望台へはなかなかの階段を上る必要があり、近くを歩いていたオバさん達からはキツいとの声も聞こえてきたりして…

でも、その階段の先には…
じゃ~~~ん!!!こんな素晴らしい黒部ダムの眺めが待っていました!

ここ(上の写真)が一番高いところにある展望台で、ここからさらに上の写真にピンクで〇を付けた場所↓まで階段を下りて行くことができます。人が点くらいに小さく見えますよね!?


最初の展望台から階段を下りて行くと、さっきよりダムの放水に少し近づき、写真右下↓ではさっき、点に見えていた人が米粒サイズぐらいに。


いよいよ、一番ダムに近い展望台へ。写真で手を振ってるのは私で~す♪
ダムに虹が架かっています。


ここまで来ると本当に大迫力なんですよ!お天気が良くて空の青、周囲の山肌の緑もきれい。


今現在もあるのかは不明ですが、新展望広場には黒部ダムに関する展示がされていました。


こちらは当時の工事現場を再現した場所。

黒部ダムの建設についての展示を見て初めて知ったのが「破砕帯」のこと。破砕帯は岩盤の中で岩が細かく割れ、地下水を溜め込んだ軟弱な地層のことだそうで、トンネルの掘削途中でこの破砕帯にぶつかり、冷たい地下水が滝のように噴出して工事は一時、暗礁に乗り上げたとのこと。
また、ダムの建設にあたり171名の方が命を落としたそうです。

お恥ずかしながら黒部ダムについて全く無知の状態で行きましたが、展示を見て当時の作業員方々の命がけの作業でこのダムができたんだ…と思うと展示を見ながら込み上げるものがありました。

このストーリーは映画『黒部の太陽』(1968年、三船敏郎・石原裕次郎主演、熊井啓監督)や、吉村昭氏著の『高熱隧道』にも描かれているそうで、もしこれから訪れる方がいたら、先にこれらをご覧になってから訪れると感慨もひとしおかと思います。

ダムへの展望台めぐりで階段を上ったり下りたりして疲れたところで、黒部ダムレストハウスへ。冒頭に書いた①のコースだとバス停からここに5分で着くらしいです。


レストハウスのお土産屋さんを覗いてみると…
食品のお土産もありますが、


ダム工事関連おみやげが充実♪
ダム工事のヘルメットデザインのニット帽もあるよ~☆


売店。


売店のメニュー。


レストハウスはダムに架かる橋のたもとにあり、ここから歩いて向こう側に渡ります!


橋の上から見るさっき歩いてきた展望台の風景。


見て~!一番上のピンクの矢印からスタートして、こんな風に歩いてきたの!!階段が多いでしょ?

次回は黒部ダムの後編で、黒部湖方面へ歩いた様子についてお伝えします!
まだまだ絶景がありますよ~♪