今回から2010年7月23~28日に訪れたアメリカ のイエローストーン国立公園 (Yellowstone National Park) についてご紹介していきたいと思います。 まず初めにイエローストーン国立公園とは?イエローストーン国立公園 (Yellowstone National Park) は世界最古の国立公園 で、1978年に世界遺産第1号の自然遺産に登録 されました。 アメリカのアイダホ州、モンタナ州およびワイオミング州の3州にまたがって位置し、大きさは、8,980平方kmと東京都の約4倍 です。 私がこれまでアメリカやカナダで訪れた国立公園の中でも、最もおすすめ したいのが、このイエローストーン国立公園です。 公園は広大なだけではなく、景色の美しさと多様性、そして生息する野生動物の多さなど、他の公園に比べて群を抜いて素晴らしい公園です。 それでは、旅行記スタートです! (実は本旅行記の最初の方だけ、10年前のブログ記事が残っておりましたが、 [現在は非掲載]それ以降の部分は旅をしながら殴り書きしたメモしかないので、恐らく途中から突然雑な旅行記になるかもしれません、お許しを…^^;) 2010年8月23日。 ニューヨークのラガーディア空港からシカゴ経由でワイオミング州ジャクソンホール空港へ。(2010年当時はニューヨークに在住のため)
ジャクソンホール空港が近付くにつれ、機内から見える壮大な風景に目が釘付けになりました。
ジャクソンホール空港に到着。 飛行機からそのまま空港の地面に下り、目の前の空港の建物へ歩いて向かいました。
Jackson Hole Airport
空港はとても小さく、美しい山々に囲まれていました。 滑走路がこちら↓。すぐ向こう側に連なる山々が見えています。
Jackson Hole Airport
空港がこんなにも大自然のど真ん中にあることに驚きつつ、これから向かう公園への期待に胸が高鳴ります。 こちらが空港の建物の入り口。滑走路からこの入り口を通って建物内に入ります。 入り口ドアの周りは鹿の角と思しきもので装飾されていて、ワイルド感があふれています。
空港で荷物を受け取るまでの間に、周囲の人を何気なく見ていると、みんながステキな笑顔を浮かべていました。 この空港の利用者は、ほとんどがイエローストーンやグランドティトン国立公園の訪問者のため、みんながこれから始まる大自然の旅にワクワクしているのでしょうね!
レンタカー手続きを済ませ、今回の滞在中ずっと宿泊するキャニオンカントリー (Canyon Country)のキャビンへ172キロ のドライブ。
Source: Google Map
空港近くの小さな町を離れると、灯りも無い真っ暗闇を主人が運転していきます。 移動の疲れと暗闇の運転が災いし、道中で主人の具合が悪くなり(とはいえ私には運転させたくないようで←信用が無い^^;)、一度真っ暗闇の道の脇の空き地に車を停めて休憩してから向かったりして、結局空港からキャビン到着までに3時間半 かかりました。 道そのものは信号すらない田舎道ですが、アメリカドライブの初心者や運転そのものに不慣れな方は昼間に到着のフライトが望ましいと思います。 しかし、空港から出てすぐにバッファローの群れを見かけ 、公園内に突入するとシカさんがお出迎えをしてくれました! 翌日からもたくさんの動物に会えそう!と期待が膨らみます。
そして、暗闇の中、夜11時半に着いたのがこちらのキャビン。 (写真は別の日に撮ったものです。)
Cabins@Canyon Country
キャビンを見るや否や引く私…( ̄▽ ̄; ) 「え…!?、こ…ここに5泊するの … ( ̄▽ ̄; )??」想像していた以上に粗末な建物でビックリ。 中はこんな感じ。 (当時、キャビン内の写真をあちこち撮りませんでしたが、ベッドルームの手前に玄関、中に入ると左手に1人がギリギリ収まるシャワールームとトイレがあり、ベッドルームの片隅にちいさな洗面台がありました。)
簡素ですが、イエローストーンは真夏でも朝晩は冷え込むため暖房付き 。 こんな簡素な所に泊るのは初めてな私は、何の相談もなくここを予約した主人に対し、「なんでホテルを予約しなかったの…?」と、ブツブツ言っていると、 主人が、「せっかく大自然に来たんだから、自然にどっぷり浸かれる環境を選んだんだ< ( ̄^ ̄) >」だって・・・。
私は、「自然にどっぷり浸かるんだから、寝る時ぐらいホテルでもいいじゃん・・・」 と、なおもブツブツいいながら長時間の移動にグッタリしつつ、寝心地が悪めのベッドだなあ…とか、思いつつも疲労でぐっすり眠りました(笑)。 翌8月24日。 いよいよ園内で行動開始。 初日のこの日はイエローストーン国立公園の中でも最も人気エリアである、ガイザーカントリー(Geyser Country) へと向かいます。 ・・・と、向かう途中にさっそくバッファロー を発見しました。 人生で始めて見るバッファローの大きさにびっくり。 周囲の風景と併せてご覧いただくと、その大きさがお分かりになるかと思います。
Buffalo
目的地へ向かう道すがらも、あまりにも景色が美しくて何度も道草をしながら、ミッドウェイ ガイザー ベイスン(Midway Geyser Basin) と呼ばれるエリアにやって来ました。 (ガイザーカントリーで一番有名な間欠泉やモーニング グローリー プールは次回ご紹介します。)
Midway Geyser Basin (Source: Map@Yellow Stone National Park)
晴天に恵まれ、ターコイズプール(Turquoise Pool) [温泉池]が、青空とのコントラストが眩しいターコイズ色になっていました。
Turquoise Pool
オパール プール(Opal Pool) 。
Opal Pool
そして、グランド プリズマティック スプリング(Grand Prismatic Spring) 。 イエローストーン国立公園で最大の温泉です。
Grand Prismatic Spring
これらのプールの独特でカラフルな色合いはバクテリアによるもので、温泉水の温度やpHによって、異なるバクテリアがそれぞれの生存環境に適した場所に生息しているそうです。 これまで目にしたことのない大自然の神秘的な色合いは、実物を目の当たりにすると感激もひとしおで、筆舌に尽くしがたいくらい美しかったです。 また、プールそのもののみならず、周囲に広がる景色も広大で荘厳なため、プールの美しさがよりいっそう引き立っていました。 公園歩きの初日の出だしからこんなに美しい風景を目の当たりにして、筆舌に尽くしがたいほど感動的でした。 さらに車を走らせて、ランチを食べるためにオールド フェイスフル ロッジ(Old Faithful Lodge) へ。
Old Faithful Lodge
Old Faithful Lodge
ランチタイムにロッジのカフェテリアで、好奇心で食べてみたランチの一品がこちら。バッファローミートローフ 。
Buffalo Meat Loaf
ランチの少し前に、ご存命の野生のバッファローくんを見たばかりだったので胸が痛みましたが、ありがい気持ちでいただきました。 お味は… 、普通のビーフのミートローフと変わらない感じがしました。 バッファローに会った直後に、バッファローを食す。 … こういうことがあると、他の生物の犠牲の上に我々の食が成り立っているのだということを再度認識させられ、食物を粗末にしてはいけない、食している命に感謝をもっていただかなければいけない、と普段忘れかけているけれど大切なことを改めて思いました。 バッファローくん、ごちそうさまでした、ありがとう…(-人-) 次回へ続きます☆