2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続き です!
~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~
本日掲載しているのは「←⭐ 」マークの旅程です
往路 :21:05 NH126便 ビジネスクラス 1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊 2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅 泊 ラグナビーチ アーバイン周辺でショッピング 友人宅プールとBBQ ↓ アーバインからラスベガスへドライブ① ↓ アーバインからラスベガスへドライブ② 3日目:ネバダ州ラスベガス ラスベガス サイン観光 ラスベガス ストリップ&ランチタイム 【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 >> ロビー&プール >> 客室 >> カジノ・飲食店など >>フレモント・ストリート観光 >>人気ベーグル店での朝食 ↓ ラスベガスからザイオンへドライブ① ↓ ラスベガスからザイオンへドライブ② 4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊 ロッジエリア情報 キャビン宿泊記 ビジターセンター Grottoトレイル 5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊 朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん 公園南側の町・Springdale 公園内の生き物たち トレッキングと公園内ディナー East Entranceへのドライブ ↓ アンテロープキャニオンへドライブ① ↓ アンテロープキャニオンへドライブ② ↓ アンテロープキャニオン 観光 ↓ モニュメントバレーへドライブ 6日目:モニュメントバレー【The View Hotel 】 泊 >> 客室 >> レストラン モニュメントバレー絶景スポット 7日目:モニュメントバレー【The View Hotel 】 泊 バレードライブツアー 映画『フォレストガンプ』ロケ地 8日目: 米国2位のダム・グレンキャニオンダム ↓ ラスベガスへドライブ ↓ 【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 ↓ パスポート盗難事件レポ① ・② ↓ 有名店でのステーキディナー ↓ パスポート盗難事件レポ③ ・④ 9日目: ベガスのアウトレット&ドライブ カリフォルニアのドライブ 【クラウンプラザホテル ロサンゼルス ハーバー】 >> 共有施設とスイートルームの客室 >> 朝食・夕食@レストラン サン ペドロのラーメン店 10日目:トーランス周辺ショッピング パスポート盗難事件レポ⑤ 絶景スタバほか@パロスバーデス サン ペドロさんぽ 11日目:パスポート盗難事件レポ⑥ ←⭐今日の記事⭐
*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした
これまでお伝えしてきたパスポート盗難事件 in ラスベガス! 本日の記事でついに完結編です! 前回の記事はこちら↓
さて、完結編の前にこれまでをざっと振り返ると、 A. 主人が盗まれたパスポートの代わりとなるものを得て、帰国の途につくためには、パスポート再発行より「帰国のための渡航書」の方が早く発給される ため、日本総領事館でそれを発給してもらいたい B. 土日月の3連休前夜の金曜日夜にパスポートが盗まれ、最短でも日本総領事館が開くのは火曜日、しかし、総領事館は事前ウェブ予約制で、盗まれてすぐの予約を試みたが予約できなかった C. 「帰国のための渡航書」の申請には帰国便の情報が必要 、つまり、総領事館に行く前に帰りのチケットの確保が必要だったため、一か八かでアポもない総領事館への訪問日の夜便のチケットを予約していた
2023年9月5日(火)。 9月1日金曜日の夜に主人のパスポートが盗まれてから、待ちに待っていた平日!!! そう、ついに被害に遭った後以来、日本総領事館が開館する日です。 しかし前述の通り、盗まれた日に在ロサンゼルス日本国総領事館の事前ウェブ予約をしようとしたところ、すでにこの日の予約は締め切られていたので、アポなし訪問!
ですが、ダメもとで朝一で出発前に総領事館の緊急連絡先に電話し、今日「帰国のための渡航書」の発給申請をしにそちらに行くと伝えてみましたが、やはり開館前だったからか留守番らしき人の応対で、「伝えておきます。」とのお返事しかもらえませんでした。 そんなわけで総領事館に入れるかどうかも分からない不安な気持ちのままサン ペドロのホテルをチェックアウトし、車で在ロサンゼルス日本国総領事館を目指します!(国際免許証もパスポートと共に盗難に遭い不携帯)
…なんですが!今しがたGoogleMapでホテルから領事館のルートを確認したところ、本来ならほぼハイウェイで行けたはずなのに、この日はたぶん事故か渋滞のせいで、ハイウェイメインのルートにはならず、GoogleMapでは領事館から6キロ程度手前で高速を下りるルートになっていました。
それが、高速を下りたところの町がロサンゼルスのダウンタウンの街はずれの治安の悪そうなところで、車で走っていてもすごく怖くて!!! その場所を走行中は主人との安全確認に必死&歩道を歩いている人もちらほらいたので、車内からスマホで写真を撮っているのを見られて因縁をつけられても怖い…と思い、写真すら恐ろしくて撮れませんでした。
その時は、「ここで万が一事故でも起こしたら、大変なことになる!!とにかく安全にここを通過しなければ!」と主人も助手席の私も必死でした。NYでいうとHarlemのような場所かな、という感じの治安の悪いエリアでした。
これはそんな治安悪いエリアをついに通り抜けられそう…くらいのところでやっと撮影した一枚。奥にはLAのダウンタウンのビル街が見えています。この一枚をアップしてみると…
こんな風に路上にはごみの山があり、写真にはないけど落書きがあったり、チェーン店は基本的になさそうで、貧しそうなエリアでした。これはまだ全然マシな場所で、撮れなかったところはもっと怖かった…。
少し走るとマックと路面電車が見えてきて少しホッとする私達。
こちらはLAのダウンタウン。やっと普通のエリアに来れて安心…とはいえ、コロナ後はますますダウンタウンの治安も悪化しているとのこと、アメリカではどこも気が抜けませんね。
在ロサンゼルス日本国総領事館の入っているビルは、公式HPにアクセス案内があるものの地下駐車場の入口を見つけるのが難しく、一度通り過ぎたりしながら二度目のチャレンジで無事に到着。
このとき、もし地下駐車場が開いていなかったら路上パーキング等に停めなければならないことも覚悟していて、そうなると今度は車上荒らしのリスクもあったので、まずはここに停められたことに一安心。
こちらが「City National 2 CAL」ビル 。このビルの17階に在ロサンゼルス日本国総領事館が入っています。
地下パーキングから地上へ上がり、左手の入口からビルに入ります。ちなみに右手にはスタバあり。
ここからビル内へ。
総領事館の開館(9時半)前に着くつもりでしたが、ビルを目の前にして駐車場がの入口が分からなかったり、駐車場に入った後も少々手間取ったりして、ビルに入った時点で9時台後半になってしまいました。 このエスカレーターを上がった先がビルの受付です。
ここが在ロサンゼルス日本国総領事館の入っているビルの受付。 在ロサンゼルス日本国総領事館の受付ではなく、在ロサンゼルス日本国総領事館の入っているビルの受付 というのがポイントです。
この受付のヒスパニック系女性(上の写真奥)が無愛想なうえにすごく感じ悪くて…。 ご存じの通り、事前ウェブ予約のない私達。 受付で「在ロサンゼルス日本国総領事館に用事がある。」というと、アポイントがあるという証拠である予約ID番号を提示するよう求められました。 予約ID番号はない、と言うと、それなら入館できないという、冷たくて感じの悪い受付! もちろんそんなこと言われても簡単には引き下がれないので、「金曜日と今朝、総領事館の緊急の連絡先に電話をかけて行く旨を伝えてある!」と主張。 過去の記事↓に書いたように、盗まれた当日、在ロサンゼルス総領事館の緊急連絡先に電話して「火曜日に領事館を訪問する」と、たとえ電話番と思しき方にでもいいから伝えておいたことがここで役立ちました!
すると受付女性は、「ID見せて」と言い、主人のID(失くしたパスポートを紛失前にスマホ撮影してあったので、その写真)を見せると、「ちょっと待ってて」と言い、総領事館に電話して何やら話をしはじめ… その間「どうかどうか入館できますように…」と祈るような気持ちでいると… 受付女性は、主人に電話に代わるよう言い、主人が電話に出ると、電話の相手は受付担当の日本人でした。 その人も主人に「予約がないと入れませんよ」と言ってきたので、主人が「金曜日と今朝電話してそちらに行く旨は伝えてあるので、そちらのどなたかには話が伝わっているはずです。」と説明、何とか受付から別の職員に代わってもらうことに成功しました。 電話に代わってくれた職員は「いつ帰国ですか…」などと、質問をしてきたので、主人が「それについては金曜夜に総領事館の電話に出た方に説明済みです。」と言うと、履歴を調べてくれたようで、「確かに記録がありました。」と言い、主人に「身分証明書や帰国便を証明できる書類はありますか?」と必要書類を持参しているかどうかを確認し、その方が受付の人に話してくれ、受付から「入館してください。」との言葉が! やったぁぁぁぁぁぁ~~~!!!入館成功!!!!! この時、ダメもとでもいいから金曜日に事前連絡しておいて良かったと心から思いました!
受付から入館証シールを発行してもらい、これを服に貼り、
いざエレベーターへ。セキュリティが厳重なこのビル。 このエレベーター前にも別の受付女性(今度はとても親切な人)が立っていて、私達の入館証を確認するとゲートを彼女のIDをかざしてゲート内に案内され、
次にエレベーター前で別のセキュリティの男性にバトンタッチ、今度はその男性がエレベーター内のリーダーに彼のIDをかざして領事館のある17階を押してくれました。
エレベーターで17階へ。
ついについいロサンゼルス日本国総領事館へ!!(着いた時はイカつくてぶっきらぼうなセキュリティが入り口前に立っていたので、これはのちに撮影したもの)
おっかないセキュリティ立ち合いの下、上の写真右手に写っていますが、X検査装置ゲートを通り、なおかつ荷物の中身はセキュリティーに見せてから入館。このとき 入館後、館内は撮影禁止につき写真はありませんが… まずは順番待ちの発券をし、「紛失一般旅券等届出書」に記入(事前にウェブで作成 して印刷して持参することもできます)して待ちます。 このとき、主人と同じようにパスポートを何らかの理由で失くして申請に来ている姿も見かけ、ああ、同じような人がいるんだなと思いました。 さて、申請の窓口には4人職員がいて、待っている間に窓口職員の様子を観察していると横柄な感じの人から親切な人までさまざま。某オバさん職員なんて、緊張しながら慣れない日本語をたどたたどしく話している白人女性にも早口で冷たく対応していて、見ていて気の毒でした。 さて、主人も中に入れたものの、アポなしということもあり、私はまだ不安で「どうか主人には優しい人があたりますように…」と願っていたところ、運よく非常に感じの良い男性職員にあたりました。 窓口で一通りの書類と顔写真を提出(2024/6/2 外務省HP より)。
そして主人の窓口でのやり取りを祈る気持ちで見ていた私。アポなし訪問で本当に今日「帰国のための渡航書」は発給されるのか…?? 窓口前の待合の椅子でまんじりともせず待っていた私ですが、私の元に戻ってきた主人が、「今日の15時に受け取れるって!」 と言いました!!! 窓口で応対してもらえたのが11時少し前だったので、受け取りは約4時間後 、とのこと。 それでも15時受け取りなら、今日のフライトに余裕で間に合う!!!やった~!!!
しかも主人によると対応した男性職員さんが最後に「災難でしたね。」と声をかけて下さったそう。主人もその言葉に感動したそうで、それを聞いた私も同じ気持ちでした。 私達にとっては一生に一度あるかないかの大事件ですが、領事館の職員にしてみれば、毎日何人も同じような人の対応をしているはず(現に私がいた1時間未満の間にも数人見かけましたし)。それなのに、そんな風に声を掛けてくれる優しさが感動的でした。
さて、ありがたいことに在ロサンゼルス日本総領事館は、LAのダウンタウンのとても立地の良い場所にあったため、4時間の時間を潰すのは容易でした。 待っている間に街をぶらついていると、観光地もあるエリアのため、たくさん日本人観光客らしき姿を見かけたほど。(この4時間の間のランチと観光については、次回の記事で!LAダウンタウン観光のお役に立てると思います。) ランチと観光であっと言う間に待ち時間も過ぎ、再び総領事館のビルへ。言われていた15時より少し前の14時50分ごろに総領事館に到着しました。
少し早めの到着でしたが、すんなりすぐに窓口で受け取り手続きを行うことができ、「帰国のための渡航書」の受け取り時に18ドルを支払いました。
これが、ついについに手に入れた「帰国のための渡航書」!
紙に見えますが特殊な手触りの紙で、JPNのホログラムが全面に施されています。念のため中身の公開は差し控えますが、4つ折りの厚めの紙(特殊な紙?)で、身分証明のページはパスポートのそれとそっくりでした。 表紙、身分証明のページ、在ロサンゼルス日本総領事館の印が押された帰国経由地のページ、注意書きのページ、そして査証のページが4ページの全8ページです。 これをついに手に入れた時の安堵感と嬉しさと言ったら…!!本当にほっとして帰国できる喜びでいっぱいでした! パーキングに戻り、9時後半から15時前まで停めていた駐車料金は44ドルでした。
3連休前の金曜日の夜に盗難に遭う、という最悪の事態だったけど、なんとか最短で「帰国のための渡航書」の発給にこぎつけることができ、本当に良かった…!! 事件直後はショックや不安、そして主人への怒りで(笑)心穏やかではいられませんでした。 今となっては良くはないけど、すっかり懐かしい思い出。当時は大変だったけど貴重な経験になりました。こうしてブログネタにもなったしね(笑) これまですべての記事をお読みになってくださった方々、どうもありがとうございました! あと少しだけ、カリフォルニア旅行記は続きますのでそちらもご覧いただけると嬉しいです。
★このパスポート盗難事件について、現在は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。