「知床旅15・知床八景【知床五湖】地上遊歩道を歩く~後編~」の続きです。
今回は、北海道・知床国立公園で二度目の遭遇となるヒグマについてお伝えします。
2020年7月28日(火)。午後1時過ぎ。
知床五湖の地上遊歩道散策を終え、すっかりお腹が空いたのでお昼ご飯を食べたいということになりました。
ガイドさんから、地上遊歩道散策の出発点だった「知床五湖フィールドハウス」のお隣にある、知床五湖パークサービスセンターに売店があると聞いて中を覗いていました。
★ 知床五湖パークサービスセンター
北海道斜里郡斜里町遠音別村
中に入るとどら焼きなどのスイーツの他、売店には「こけももソフトクリーム」「鹿肉バーガー」の文字が見えました。
売店ではやたら「鹿肉バーガー」を推している様子でしたけど…
この直前にこんなかわいいシカの姿を見たばかりだし…
食べたい気持ちになれず、車で知床自然センターへと向かいました。
道道93号を知床五湖パークサービスセンターからウトロ方面へ走っていると、
道路脇にキタキツネの姿がありました!
車内からズームで撮ってみました。冬毛と違ってふさふさ感が無いせいか、痩せて見える…。耳と手足の先端がこげ茶で、お腹が白くて、かわいいです。
そこから少々走ると、今度は前方にヒグマの姿が!!!
母グマと子グマ2頭のようです。
こうして見ると、子グマはけっこう痩せ気味に見えますが…。もちろん餌やりは絶対にNGです。(知床のあちこちの公共トイレに、餌やりが招いたヒグマ射殺という悲しいストーリーが掲示されていました。過去に餌やりをした人がいて、ヒグマは人間からの餌を求めるようになり、人間の生息域に近付くようになり、やがて危害を加える存在となって射殺されてしまったのです。)
ちなみに、このとき2020年ですが、2019年はドングリが10年に1度の豊作で、ヒグマの妊娠着床時の栄養状態が良く、出生率が上がり、2020年は子グマの数が例年より多く認められる、とガイドさんから聞きました。
どうやらまたアリを食べているようです。
この前日に、ヒグマがアリに夢中であっという間に私達の車に近付いてしまい、とても怖かったので、今回はヒグマが道路脇に行った隙を見はからって、ゆっくりと通り過ぎました。
こちらが前日に見たヒグマ親子。この時は、母1頭、子1頭で、体格も上の写真のクマより少し大きそうです。母熊の爪、しっかししてますね!こんなんで引っ搔かれたらダメージが尋常じゃない…、というか致死レベルですね…。
まさか2日連続でドライブ中に目の前にヒグマが現れるとは思っていなかったので、興奮しました。子グマには元気に育ってほしいです。今頃は立派な大人になったかな??
次回も知床国立公園についてお伝えします!