イエローストーン国立公園への旅・その4の記事の続きです。
今回は、メリーマウンテン トレイル(Mary Mountain Trail)のトレッキング風景とそこで遭遇した動物についてご紹介します。
※2010年の旅行記です
2010年8月25日。観光2日目。
早朝に起床。
イエローストーンは標高が高いため(宿泊していたキャビン周辺はで2,412メートル)、日中は30度くらいの気温があっても、朝晩が冷え込み…早朝だと夏とは思えないくらい、とても寒い…!!
という訳で、当時愛用していた、アバクロの内側が起毛の冬用モッズコートを着て、首にはパシュミナのマフラー、ジーンズという服装で、宿泊していたキャニオンカントリーのキャビンから車でヘイデンバレー(Hayden Valley)リージョンに位置する、メリーマウンテン トレイル(Mary Mountain Trail)へ向かいました。
メリーマウンテントレイルは、ざっくりと↓のGoogleマップに書き込んだような全長32.2キロメーターの長いトレッキングコースなのですが、私達は手前の方だけ歩いて折り返す形で歩きました。
まだ薄暗くて寒い中、トレイルヘッドに車を停めて、どこまでも続く平原の中を歩いて行きます。(下の写真はトレッキング終了後に撮影)
歩き始めて間もなく、そう遠くない場所から何か獣の遠吠えがあちこちから聞こえ始めました。朝靄に包まれた平原。一帯はしんとして遠吠だけが響き渡り、とても幻想的でした。
やがて私達の足音を察してか、聞こえていたはずの遠吠えは、急に止みました。
まだ近くに何かの動物がいることを期待して、さらに湿った草むらの中を歩き、平原の奥まで数十分歩いていくと、遠くの山にコヨーテ?オオカミ??の群れと思しき姿が見えました!!
私達が見た動物はオオカミかコヨーテなのですが、両者を遠目で見分けるのが難しそうでした。
コヨーテとオオカミの見た目の違いについて調べてみたところ、
①体格:立ったときの身長が、コヨーテは53~61センチくらい、オオカミは66~81センチくらい。つまり、コヨーテの方が小さい
②鼻:コヨーテの方が尖っている
③耳:コヨーテの方が尖っている
④毛の色:コヨーテはライトグレー・ブラウン、オオカミはグレー・ブラック
しかしGoogleでイメージ検索すると、両者の毛色は似ていて毛色での見分けは困難
⑤コヨーテは主にペアで狩りをし、オオカミは群れで狩りをする
だそうです。
私達の見たのはコヨーテとオオカミ、どちらなのかなぁと…
かなり遠い場所から見たのでサイズは分からないし、毛の色からするとブラウンでコヨーテのようですが、群れでいたし…
あとは私達が聞いたという遠吠え、これもポイントなのですが、両者の遠吠えを聞けるサイトから聞いてみたところ、記憶の中の遠吠えはオオカミが近い気が…
Googleイメージ検索しても両者のルックスは大きさ以外はけっこう似ているため、結論が出せないでいますが、コヨーテの可能性80%くらいかな~!?
トレッキングコースを折り返す途中、朝日が昇り、朝靄がすーっと去っていき、視界が良好になって来ました。
夏と言えどトレッキング時もまだ寒くて、手袋を持ってこなかったことを後悔するくらいの寒さでしたが、動物と遭遇できた興奮で寒さも忘れました!
朝靄に煙る幻想的な雰囲気の中、動物の遠吠えを聞きコヨーテ(?)の群れを見つけるという貴重な体験ができました。
朝一番のトレイルを終えて、メリーマウンテン トレイルを後にしました。
途中、景色の良い場所で車を停めては写真を撮ったりしながら公園内を走っていると、
バッファローの群れを車道沿いの草原で見かけました。
ご覧下さい!このバッファローの数!!!奥の丘の上にまでバッファローの姿が見えます。多くのバッファローが朝食タイムのようでした。
次なる目的地は、パークレンジャーさんにキバラマーモットを見れる場所を尋ねて教えてもらったストーム ポイントトレイル(Storm Pointトレイル)です。
ストームポイントトレイルは、人生で初めてマーモットという動物に出会えた感動から、このイエローストーン後にいくつかの国立公園を訪れてもなお、人生の中で思い出に残るトレッキングコースの一つに入っています。
次回に続きます!