今回はおすすめの静岡グルメについてお伝えします。
今回ご紹介するのは、1年ほど前に訪れた静岡県静岡市の老舗の自然薯とろろ汁のお店【丁子屋】です。
★ 元祖 丁子屋
静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10
※メニュー等の情報はお店の公式HPで最新の情報を確認して下さいね。
ここ丸子は、かつての鞠子宿(まりこしゅく、まりこじゅく)で、東海道五十三次の20番目の宿場でした。今回ご紹介する丁子屋さんは、鞠子に慶長元年(1596年)にお茶屋として開業したそうです。
こちらお店周辺の写真ですが、お店(写真左手)は名前通り、道が丁の字になっているところ位置していました。右手の小さな橋には東海道の標識がありました。
こちらは歌川広重が当時の鞠子(丸子)を描いた様子です。
歌川広重 は1797年誕生~没1858年で、Expediaによれば、『歌川広重が描いた名物茶屋は、今日ご紹介する丁子屋と紹介されがちだが、当時とろろ汁を提供する茶店は複数店存在し、広重が描いた建物が丁子屋であるという明確な証拠は無く、浮世絵の解説でも、単に「名物茶屋」とだけ紹介されている。』のだそうです。
いざ店内へ。
実はこのお店、行くのは2度目で、主人と結婚前に主人の両親に連れて行ってもらったのが初訪問でした。私達も昨年の10月で結婚21年を迎えたので、かなり久しぶりの来店です。
趣あるお店の受付の脇を通り、店内へ案内されます。
店内はとても広くて、お部屋も複数あります。
トイレに行って、自分の部屋に帰れなくなっているご婦人もお見かけしたほどです^^;
私達は比較的小さめのこちらのお部屋に案内いただきました。
コロナ禍の平日に予約なしで訪れましたが、12時少し前に訪れたところ、たちまちこちらのお部屋も満席になっていました。
※個室(お座敷)のみ有料で予約可:平日¥1,000/土日祝¥1,500 (2022/2/6時点の情報)
メニューです。こちらがおすすめのようです。
私達にはボリュームが多すぎる…。
ということで、ほかにもある定食メニューの中から、
「本陣」という2,200円の定食にしました。
定食の内容は
・とろろ汁
・麦飯
・お味噌汁
・むかごの揚げ団子
・珍味2種
・香物
・薬味
・甘味
です。
このむかごの揚げ団子(写真左手前)が香ばしくて美味しかった~!
とろろ汁に麦ごはん、お味噌汁。
こちらの「とろろ」は「自然薯」で(大和芋とは違う)、粘り気がすごかったです。
もともと丸子地区は東海道沿線では唯一「アルカリ玄武岩」という特異な地質があり、古くより良質の自然薯が自生し、さらんに丁子屋さんは県内約20軒の生産者と契約して、土の香りの強い静岡在来品種の自然薯を使用しているそうです。
香りも大和芋にはない土の香りが感じられます。ちょっとワイルドな感じですよ。
また、とろろ汁は白味噌で味付けされていて、丸子の隣の宿場町・岡部の「かど万米店」の昔ながらの米糀、北海道産の高級大豆「つるむすめ」を使い、添加物は一切使われていないというこだわりのお味噌を使用しているとのことです。
デザートのミニおはぎも美味しかったです。
「本陣」のボリュームはちょうどよくて、とろろ汁のほかにも、むかごなどが味わえて大満足でした。
こだわりの白味噌で仕立てた、名物の自然薯とろろ汁、ぜひ味わってみて下さい!
おすすめですよ!