マクタン旅24・マニラ空港でぼったくりタクシーと戦う!・後編

今回は、フィリピン・セブ島からの帰路、マニラ国際線空港(ニノイ・アキノ国際空港)でのタクシー運転手とのバトルについてを記録した、マニラ空港でぼったくりタクシーと戦う!・前編」の続きです。

~前回のあらすじ~
マニラ国際線空港(ニノイ・アキノ国際空港)でフィリピン航空(ターミナル2)からANAグループ運航便(ターミナル3)へ移動しようとした私達は、クーポンタクシーに乗車したものの、ぼったくり価格を提示され、「日本人をなめるな!」と腹が立ち(声に出しては言っていない)、怒って降りました。

で、前回の記事にも書きましたが…

結論から言うと…
個人的にはターミナル間の移動はGrabを絶対におすすめします!

2020年2月24日(月)。
クーポンタクシー乗り場を後にし、イエロータクシー乗り場へ向かった私達。

そうそう、書き忘れていましたが、

このマニラ国際線空港(ニノイ・アキノ国際空港)は、2011年から2013年まで、Sleeping in Airportsの国際空港に関する利用者投票で「世界最悪空港ワースト1位」を3年連続で獲得しているんですよ!

ちなみにイエロータクシーは、ネット情報によると「メーター制。認可を受けていて、空港を起点に動き、比較的安全・安心に利用できる。」とのこと。
しかし、それより安心できるかのように言われていたクーポンタクシーでもぼったくられそうだったので安心は禁物です。

タクシー乗車前に乗り場受付スタッフからドライバーの情報が記載されたチケットをもらえますが、「旅行客がわざわざ苦情の連絡してこないでしょ」と思われてるのか、チケットをもらったとしても安心できません。

受付スタッフからチケットをもらい、タクシーに乗車すると、ドライバーはメーターを倒さず、また「500ペソ(2021/9/14のレートで約1,100円)」と、クーポンタクシーと同価格の値段を提示してきました。

我々が”No”とハッキリ言うと、ドライバーは悪態をつきはじめ、舌打ちしてきました。

で、「ターミナル間の移動には有料道路を使うからその分値段がかかる」と言い張ってきます。
たとえ有料道路を使ったとしても、高すぎると思ったので「そんなこと言うんだったら有料道路使わないで下道でいいよ。」と言ったらちょっとひるんでいました。

ちなみに2020年に書かれたKumi-Logさんのサイト
(https://jp.kumi-log.com/philippines/manila/tactics-in-manila-airport)によると、私達のタクシーの利用価格の適正価格として参考になるのは、
彼女の住んでいるマカティという場所は、空港から約8キロ、私達のターミナル間移動は約5キロ、で、彼女が空港ーマカティ間のタクシー価格について、以下のように言及しています。(以下Kumi-Logさんのサイトより抜粋・一部省略)

メータータクシー:大体Php150〜200(約400〜540円) ←せやな
Terminal3を出て右手・値段固定のタクシー:Php440(約1,200円) ←まあわかる
Terminal1を出て左手・イエロータクシー:Php500以上(約1350円以上) ←ふぁっ!?
空港の建物を出てすぐ客引きしているタクシー:Php750くらい(約2,000円)←ちょ、おま
空港建物内のタクシーカウンター:Php1,200とか(約3,250円)←WWWwwwwwwwwwww????????wwwwwww


しかしなおも、ドライバーは悪態をついています。
私もついに怒りが頂点に達し、ここから参戦。ドライバーの運転席の横にある運転手IDを写真に撮り、「警察に報告しますね。」と言い放ちました。

するとドライバーの態度が豹変!←こういうところがまた、腹が立つ!
平謝りして、最初の交渉では「ありえない」くらいのことを言っていた300ペソでいい、と言ってきました。

300ペソだった、正直まあ許せるんですが、日本人だからってバカにして!と腹が立っていたので、主人はゴネる運転手にさらに交渉し、245ペソにさせました。

前回の記事にも書きましが、
旅費を1円でも安くしたい、とか節約したい、とかそういうことではなく!
「英語ができない(人が多いと思われている)から反論できない日本人、お金を持ってる日本人、だからぼったくってやろう」というその根性が許せない!
ので、私達は粘り強く交渉しましたが、

日本人のお金の感覚で言えば大した差額でもないので、嫌な思いをしたくないのであれば素直に多く払えばよいし、特に女性だけでの旅だったら危ないので、ここまでの交渉はおすすめしません^^;

しかも…
この旅行当時はフィリピン人先生との英会話をやっていなかったので(長いこと休止していた)知らなかったのですが、なんと複数のフィリピン人先生にこの話をすると、どの先生も

空港ではフィリピン人ですら、同様のぼったくり値段をつきつけられ、交渉が必要だそうです。てっきり日本人だと思ってバカにされているのかと思っていたら、そういうことでもないらしいです。な~んだ(・・)

で、フィリピン人先生が口をそろえて言うには、

Grabがこういったモメごとがなくてよい

とのことでした!

てっきり、日本人がお金持ってる、英語できない人が多い、からぼったくるのかと思っていたので、「毅然と立ち向かい、サムライ魂を見せてやるぅ~!」と勝手に日本代表の気持ちになって頭の中にはサッカーワールドカップの時の音楽が流れ、タクシーの価格交渉を頑張ったけど、違ってた…
そうだとわかったらそこまで腹も立たなかったし、頑張ることもなかったんですけど…^^:

でもまあ、良い交渉経験になりました。
(ちなみにうちの主人はLAでもタクシードライバーとバトルしましたが、それは我が家でも伝説に残る面白い話です。ご興味のある方はリンクのアメブロ記事をご覧下さいね!)








マクタン旅23・マニラ空港でぼったくりタクシーと戦う!・前編

今回は、フィリピン・セブ島からの帰路、マニラ国際線空港(ニノイ・アキノ国際空港)でのタクシー運転手とのバトルについてお伝えします。

セブ島から日本に帰るには、マニラ空港(ニノイ・アキノ国際空港)で乗り継ぐ場合、フィリピン航空が到着するターミナル2からANAグループ運航便のターミナル3へタクシー、バス、またはGrabなどで移動しなければなりません。
>> Grabについてはこちらの記事で説明しています

で、先にこの記事の結論から言うと…
個人的にはターミナル間の移動はGrabを絶対におすすめします!

では、下記詳しく私達夫婦の体験記を書いていきますね!

2020年2月24日(月)。
マクタン・セブ国際空港 からフィリピン航空でのフライトを経て、マニラ空港(ニノイ・アキノ国際空港)のターミナル2に到着した私達。
このあとANA運航便のターミナルである、ターミナル3へ移動しなければなりません

すでにセブ島でGrabを利用していた私達は、ここでもGrabで車を手配すればよかったのに…
主人が、呼ぶのと待つのが面倒と言い出し(この主人の発言がこの後のバトルの元凶ですよ!怒)、空港を出てタクシー乗り場に向かうことにしました。

空港ではタクシー乗り場に着く前に、怪しいドライバーが “Taxi?” とか声をかけてきますが、当然すべて無視です。

で、旅の前にネット情報によると「料金トラブルの心配なく利用でき、定額制で比較的安心して利用できるタクシー」と言われているクーポンタクシー乗り場へと行きました。

乗り場を見ると、現地の人も利用しているようだし、ネット情報でも「比較的安心」というので、利用しようと受付のようなところ(下の写真の赤い看板の下)へ近づきました。

これは後で知ったことですが、上の写真の赤い看板の右下、青に白文字で掲示されているのが、クーポンタクシーの行き先別料金表らしいです。ですので、これをあらかじめ見るのがポイントだそうですよ!

しかし、当時の私達夫婦は料金表の存在を知らなかったので、さっさとタクシーに乗ってしまったら、上の写真の緑のベストの男性(受付の人)が私達のところにやってきて、940ペソ(今日のレートで約2,070円)と言ってきました。

いくら料金表を見てなくても、さすがにこれはぼったくり価格だと思い、私達は「No, no! それならタクシー降りるわ!」と言って降りようとしたら、ベストの男は、すぐに諦めた様子で去っていきました。まったく、受付のスタッフだからといっても油断できませんね!

タクシーを降りようとする私達に、今度はタクシードライバーが「500ペソ(今日のレートで約1,100円)なら良いよ。」と言ってきましたが、その値段でも高いんです。

腹が立った私達は「結構です!降ります!(怒)」と言って、トランクからスーツケースを取り出し、その場を去りました。

…とここで、言ってておきたいのですが、

旅費を1円でも安くしたい、とか節約したい、とかそういうことではないんです!
「英語ができない(人が多いと思われている)から反論できない日本人、お金を持ってる日本人、だからぼったくってやろう」というその根性が許せないのです!!!!!

これは日本人としての誇りの問題なのです。

※ネット情報だから本当か嘘か定かではないけど、韓国人は英語も日本人よりできる人が多いし、不当な料金を請求されたらハッキリ反論するけど、日本人は多少高いと思っても、日本円にしたら大した額じゃないし、英語もできない(人が多いと思われている)から言い値で払う、と現地ドライバーに思われているらしい…

さて、クーポンタクシーを後にした私達は、イエロータクシー(空港を起点に動く、認可を受けたメーター制タクシー)乗り場へと移動しましたが…
そこでは、新たなバトルが待ち受けていたのであった!
続くっ!!