知床世界自然遺産・知床八景を効率よく巡るには?

今回は、知床旅行記のまとめとして、2日間で知床八景を効率よく回る方法について提案してみました。知床八景を制覇した私の個人的な意見ではありますが、ぜひ読者のご参考になれば幸いです。

まず、私の過去の記事でもご紹介している通り、下記の8か所の景勝地が知床八景と呼ばれています。

~知床八景~
・オシンコシンの滝
・オロンコ岩
夕陽台
・プユニ岬
・フレペの滝

知床峠
知床峠(知床五湖・地上遊歩道については事前に要確認)
・カムイワッカの滝


今回は多くの方のアクセス方法であろう、女満別空港または釧路空港から知床にアクセスし、ウトロに宿泊する場合の効率よい回り方について提案してみます。

おそらく1日では難しく、最短でも2日はかかると思いますので、まずは1日目のコースの提案から。

1日目のコース

Source: Google Map (Partially modified by the author)

※知床八景各地のリンクをクリックすると、詳細についての私のブログ記事が閲覧できます

空港からの最初の行き先はこちら。
1. オシンコシンの滝

Oshinkoshin Falls / オシンコシンの滝

時間に余裕があれば
A. 道の駅うとろ・シリエトク 
に立ち寄って、旅の情報収集やショッピング、グルメを楽しむのも良いと思います。

Roadside Station Utoro-Shirietoku / 道の駅 うとろ・シリエトク

2. オロンコ岩

Oronko Rock / オロンコ岩

3. プユニ岬

Cape Puyuni / プユニ岬

B. 知床自然センター
に車を停めて、フレペの滝展望台トレイルを歩きます。

Shiretoko National Park Nature Center / 知床自然センター

4. フレペの滝

Furepe Waterfall  / フレペの滝

フレペの滝から
B. 知床自然センター
に戻ってきたら、知床自然センター内の本格カフェ、バリスタートコーヒーでほっと一息つくのもおすすめです。

Cafe @ Shiretoko National Park Nature Center / バリスタートコーヒー@知床自然センター

陽が落ちる前に、1日目最後は
5. 夕陽台
へ。

Yuuhidai Sunset Point / 夕陽台

これにて1日目で知床八景の5/8は終了
2日目は残り3か所ですが、移動距離も多いので翌日に備えて早く寝ましょう(笑)

★ 2日目のコース

Source: Google Map (Partially modified by the author)

2日目の最初に訪れたい場所としては、事前予約ガイドツアーをする可能性が高く、遅刻できない場所として、知床五湖にしました。(また、午前中だと蓮の花が開いているところが見れるなどのメリットがあります。)

6. 知床五湖
知床五湖は高架木道 ・地上遊歩道という2つの巡り方がありますが、(詳しくはこちらの記事をどうぞ)訪れる時期の地上遊歩道トレッキングが可能であれば、ぜひ地上遊歩道を歩いていただきたいです。時期により散策条件が異なるので、ガイドツアーの予約など、事前に確認して下さいね!

Shiretoko Five Lakes / 知床五湖

ちなみに、知床国立公園内はランチを食べられるところが限られているので、知床五湖の遊歩道入り口にある施設、知床五湖パークサービスセンターや、上述のバリスタートコーヒーのフードメニューなどでランチを済ませるとよいでしょう。

そして、意外と移動が大変で時間がかかるのが知床五湖ーカムイワッカの滝間です。(詳しくはカムイワッカの滝の記事をどうぞ)

7. カムイワッカの滝
滝登りする場合は、滑らないシューズやタオルなどを忘れずに。

Kamuiwakka Hot Falls / カムイワッカの滝

ここからは移動距離が大きいですが、休憩をはさみながら安全ドライブで知床八景最後の地、
8. 知床峠
へ。

Shiretoko Pass Area / 知床峠付近

そして、もしも余力があったら
C. 道の駅 知床・らうす
など、羅臼方面へ足を延ばしても楽しいですよ!
道の駅では、食堂やテイクアウトグルメ、海産物・おみやげ物ショッピングが楽しめますし、そのほかにも見どころがあります。

Roadside Station Shiretoko-Rausu / 道の駅 知床・らうす

以上です!
知床旅行記にご興味がある方は、ぜひ「知床旅1」から「知床旅36」まである旅行記をご覧下さい。

知床旅30・【三段の滝】とこれぞ北海道!な景色

知床旅29・3度目のヒグマ遭遇と知床八景【夕陽台】」の続きです。

今回は、
・知床・国道334号沿いにあり、気軽に楽しめる【三段の滝】
・まるで北海道ドライブを楽しんでいるように感じていただけるような、これぞ北海道~!という北海道斜里郡・国道334号~国道244号の風景

についてお伝えします。

今日は下記のルート国道334号~国道244号の風景をご案内します。

Source: Google Map (modified by the present writer)

3泊した知床第一ホテルを出発し、この日は女満別空港へ向かいつつ観光していきます。(ホテルについての記事はこちら

Route 334 / 国道334号


★ 三段の滝
南からアクセスの場合、オシンコシントンネル(オシンコシン崎)を通り過ぎ、最初に渡る小川の脇のパーキングが目印です。

Sandan Falls / 三段の滝

駐車場から数十歩で滝が眺められるので、アクセス抜群の滝です。お子様やご年配の方々でも気軽に行けます。

Sandan Falls / 三段の滝

国道沿いから見上げられるのは2段のみらしいのですが、どこがどう2段なのかは分からなかった…。

Sandan Falls / 三段の滝

先日、知床八景の1つ、【オシンコシンの滝】をご紹介しましたが、この三段の滝から近いので、ぜひ併せて訪れてみて下さいね。

再び車に乗り込み、オシンコシントンネルを抜けて、

Oshinkosin Tunnel /(オシンコシントンネル)

オホーツク海を眺めながら国道334号を走っていきます。

Route 334 / 国道334号

車窓から見える風景がステキだったので、写真をあちこちで撮りたくなるのですが、なかなか車を停める場所が無くて、主人にゆっくり走ってもらったり、道幅が広いところでは一時停止してもらったりして、なんとか何枚か、これぞ北海道!というような広大な風景を撮ることができました。

Route 334 / 国道334号

広大な畑と山々の風景。

Route 334 / 国道334号
Route 334 / 国道334号

少し雲を被っていますが、写真奥に【斜里岳】が見えています。

Route 334 / 国道334号
Route 334 / 国道334号


やがて知床斜里駅近くの町に出てきました。

Route 334 / 国道334号

次回はネーミングからして運気が上がりそう!
道東最強のパワースポットと言われる【来運神社】についてラムサール条約登録湿地【濤沸湖(とうふつこ)】についてお伝えします。

知床旅29・3度目のヒグマ遭遇と知床八景【夕陽台】

知床旅28・【道の駅 知床・らうす】と名物「黒ハモ丼」」の続きです。

今回は、
知床峠付近で車窓から見たヒグマ
ついに知床八景コンプリート!!!知床八景で最後に訪れた【夕陽台
を中心にお伝えします!

2020年7月29日(水)。夕方。
道の駅 知床・らうすを後にした私達は、ウトロへ向けて車を走らせます。

知床峠付近を走行中に見えた夕陽。
肉眼ではより太陽が大きく、美しく見えていました。

知床峠は行きに通った時ほど大荒れではなかったものの、羅臼岳は夕陽に染まるオレンジ色の雲をかぶり、頂上まで見えませんでした。(行きの知床峠についての記事はこちら

やがて峠越えをしているとまた悪天候になり、強い雨が降っているなと思ったら…!!
車道にクマの親子の姿が!!!今回の子供はまだかなり小さくてかわいいです。

じっくり見たい気持ちはあったのですが、濃霧で視界が悪く、車を停めていると追突されかねないので、ヒグマ親子に注意を払いつつ、徐行して通り過ぎました。

そして、写真こそ暗くて撮影できなかったものの、このあと知床峠―ウトロ間でさらにもう1回2頭のヒグマを見かけました。

この知床旅で計4回、ヒグマと遭遇したことになります…!!!
過去の記事をご覧になっていない方のために、
1度目に出会ったヒグマ親子(詳しくはこちらの記事をどうぞ)。


2度目に出会ったヒグマ親子(詳しくはこちらの記事をどうぞ)。

計4回もヒグマを見れたなんて(すべて乗車中で安全はある程度確保されていたので)ラッキーだったと思います。ヒグマ大好きの主人も大満足していました。

ヒグマのほかにも知床峠―ウトロ間の夕暮れ時は、キタキツネや夕食中のシカの姿を見ることができました。

夕暮れ時にウトロに帰ってきた私達。

何とか明るいうちに、知床八景巡り最後の目的地【夕陽台】を訪れることができました。

★ 夕陽台展望台
北海道斜里郡斜里町ウトロ香川

夕陽台展望台は、少々分かりにくい場所なのですが、知床国設野営場(キャンプ場)を目指して行き、車の場合はキャンプ場のパーキングに停めて、キャンプ場を横目に見ながらの海側に向かって1~2分歩いた場所にあります。

夕陽台からの眺めは…夕陽に染まる空とオホーツク海、朱色の海を背景に黒くずっしりと見えるオロンコ岩(写真中央)、そしてウトロ港を一望することができました。
真冬はここから流氷も眺められるそうです。

美しくもどこか寂しさを感じる、北国の漁港の夕暮れの風景でした。

これで【知床八景】コンプリートしました!!!
旅の前には行けたら全部行きたい…と思っていたのですが、意外に無理せずすべて訪れることができて達成感が湧きました。

オシンコシンの滝(訪問済み)
✓オロンコ岩
(訪問済み/遠景近景
夕陽台
プユニ岬
(訪問済み)
フレペの滝 (訪問済み/夕方
知床峠
✓知床五湖
(訪問済み/高架木道 ・地上遊歩道[前編]
カムイワッカの滝
(訪問済み)


そして…ついにこの日がウトロ最後の夜。【道の駅 知床・らうす】で「黒ハモ丼」の夕食を食べていたのですが、このままホテルに帰るのがさみしくて、またまた前日も訪れた【Cafe and Bar 334】に行き、キールを飲んでしまいました。(バーについての詳しい記事はこちら

次回は…これぞ北海道!!という景色が堪能できる、知床・ウトロから来運までのドライブについてお伝えしていきます!

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大谷翔平選手、ホームランダービー惜しかったですね!!
昨日は手に汗握りながら、その雄姿をハラハラドキドキしつつ応援しながら生放送を主人と観ていました。
結果、1回戦で負けてしまったけど、ソト選手との延長に次ぐ延長…と観衆を十分楽しませてくれましたよね。

今日のゲームは、バッティングの方はゴロでしたけど、昨日ホームランダービーで疲れていたとは思えないほど、渾身のピッチングで感激しました。

下記はWashington Post のオンライン記事ですが、大谷選手の気合いのピッチングのカッコいい写真が掲載されていて、記事では、彼のピッチング、バッティング、走塁が褒めたたえられていて、”international superstar”と表現されていました。

Source: Washington Post (Online Article)

コロナ禍でも彼のニュースは人々の気分を明るくしてくれますね!本当に日本の誇りです!

知床旅24・ウトロから知床八景【知床峠】へドライブ

知床旅23・ウトロで絶対に食べてほしい!甘くておいしい知床栗じゃがいものグラタン」の続きです。

今回は、ウトロから知床峠までのドライブ中の景色知床八景の1つ、知床峠についてお伝えします。
>> 知床八景については本記事文末に詳しく記載しています!

2020年7月29日(水)。お昼過ぎ。
【ボンズホーム (BON’S HOME)】の知床栗じゃが芋のグラタンのおいしさに感動した後は、ウトロから羅臼へ向かいます。

Source: Google Map

国道334号を走り、知床峠方面へ。

この日は知床峠を通り、羅臼で観光、その後ウトロに戻るという予定。
目指す羅臼はまだ22キロもあります。


天気が良ければ、道路の正面左方向に見えているはずの羅臼岳
この日は山の中腹より上が雲で覆われてしまい、羅臼岳が下の方しか見えていません…


さらに走ると、山頂はまだ見えないけれど、さっきより少し雲が晴れた!?


主人と曇ってて残念…とか言いながら進んでいきます。


羅臼岳の展望スポットにやってきました。

やはり山頂までは見えないものの、なんとか下の方だけでもその姿が見えていて良かった!


羅臼岳の左手にはオホーツク海も見えています。

晴れていたらもっと最高なドライブルートなのでしょうが、曇っていても、国道334号の知床峠付近の景色は壮大で素晴らしいかったです!


あともう少し、雲が流れてくれたら頂上が見えたのになぁ~なんて思いながら、知床峠のパーキングを目指してさらに車が登っていくと、


さきほどまで青空も見えていた空が嘘のように、グレーの雲の中。数メートル先も良く見えず怖いくらい。


本来ならばこの石碑の後ろに壮大な羅臼岳の景色が臨む絶景スポット…のはずが、ただただグレーの雲しか見えなかった…
うう、無念…。

知床八景、7か所目の知床峠は、残念な結果に終わりました。

この時点で【知床八景】の7か所訪問済みです。

オシンコシンの滝(訪問済み)
✓オロンコ岩
(訪問済み/遠景近景
・夕陽台
プユニ岬
(訪問済み)
フレペの滝 (訪問済み/夕方
知床峠
✓知床五湖
(訪問済み/高架木道 ・地上遊歩道[前編]
カムイワッカの滝
(訪問済み)

ちなみに、知床峠は斜里町と羅臼町の境目らしく、
フクロウマークの斜里町の看板と

ワシマークの羅臼町の看板がありました。

景色も見えないので(悲)、記念に撮影しておきましたわ…(;;)

次回は「知床羅臼ビジターセンター」など、羅臼周辺の様子についてお伝えしていきます!

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ところで、ついに今日の夕方、私達夫婦の元にもワクチン接種券が来ましたー!!
明日以降のブログネタにしたいと思います、笑

あと、こちらは先日初めて散歩した場所で見かけた、かわいいカモ親子の写真です。
寝てるところをしばらく眺めていたら…

起きた!子ガモは、ぽわぽわの毛ですごくかわいかったです。

愛らしいカモ親子の様子に、とっても癒されました~。

知床旅23・ウトロで絶対に食べてほしい!甘くておいしい知床栗じゃがいものグラタン

知床旅22・ウトロでは貴重なカフェ&バーで、食後の一杯♪」の続きです。
今回は、知床を訪れたら絶対にお召し上がりいただきたい!!!
ウトロで食べたものの中で、1番美味しくて感動したグルメ、【ボンズホーム (BON’S HOME)】知床栗じゃが芋のグラタンについてお伝えします。

2020年7月29日(水)。朝。
宿泊していた【知床第一ホテル】を出てすぐの道路で…
道のど真ん中にかわいい鹿さんの姿が(*^^*)

”車に気を付けるんですよ~!”と思っていたら、道路脇の民家横の空き地へと移動していきました。

白いお尻がかわいいです。

この日の朝は、前日の夕方に訪れたフレペの滝の景色が素晴らしかったので、朝の風景も見てみたいと、フレペの滝を再訪することにしました。
>> フレペの滝について、詳しくはこちらをご覧下さい!

この日は気持ちの良い青空でした。

真っすぐに続くトレッキングルート。


前日に引き続き、また来てしまった【フレペの滝展望台】(写真左奥)。


朝の展望台からは、フレッシュな青空に太陽に照らされた緑の木々、青い海、白い灯台を一望でき、とっても素晴らしい眺めでした。

トレッキングの途中には可憐な花たちも私たちの目を楽しませてくれました。

さて、ランチに向かったのは…口コミ評価が高かったウトロのこちらの飲食店(ゲストハウスもやっているそうです)。

ボンズホーム (BON’S HOME)
北海道斜里郡斜里町ウトロ東217


店内の様子。


2020年7月当時のメニューです。
知床栗じゃがいもを使ったフードメニューを中心に展開されています。
知床栗じゃがいもは品種はメークインで、減農薬栽培し、化学肥料および枯ちょう剤無使用で育て、6か月以上熟成させたものだそうです。


知床栗じゃがいもを使ったグラタン、チーズ焼き、カレーなど。


デザートメニューです。知床栗じゃがいもを使ったプリン、スイートポテトなどがあります。

2人とも「知床栗じゃがいものグラタン」「知床栗じゃがいものプリン」をオーダーしました。

「知床栗じゃがいものグラタン」

中にはゴロゴロと知床栗じゃがいもが入っていました。

この知床栗じゃがいもが…今まで食べたことのないおいしさ!じゃがいもにこんな甘みがあるの!?という甘みがあり、しっとりネチっとして食感も良く、感動するほど美味しいじゃがいもでした。

プリンは裏ごしした知床栗じゃがいもが入っています。固めのプリンでこれも美味しかったですが、じゃがいも本来の美味しさを存分に感じるにはグラタンの方が分かりやすいです。

美味しさに感動した私達は、店頭に宣伝が貼られていた知床栗じゃがいもの予約発送を依頼しました。(ちなみに私たちの前にお会計をしていた一人で来店のライダーのおじさまも発送依頼をしていました^^)

そして当時はずいぶん先のことだなぁ…なんてオーダーした知床栗じゃがいもが、その後9か月経って、今年の4月に私達の元に届きました~!!

我が家でもこの知床栗じゃがいもを使って、グラタン、ポテトサラダ、いももち、フライドポテト、ハッシュドビーフ…を作ったり、母や友人におすそ分けしたりして存分に美味しさを堪能しました。

母も知床栗じゃがいもを食べた後、私に電話してきて「あんな甘くて美味しいじゃがいも、食べたことないわ!」と感動していました。

知床・ウトロを訪れたら、ぜひここで知床栗じゃがいもを味わっていただきたいおすすめの名店です!

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本日ご紹介をした【プレぺの滝】を含め、知床の以下の8つの景勝地が「知床八景」とされていますが、この時点で6か所訪問済みです。

オシンコシンの滝(訪問済み)
✓オロンコ岩
(訪問済み/遠景近景
・夕陽台
プユニ岬
(訪問済み)
フレペの滝
(訪問済み)
・知床峠
✓知床五湖
(訪問済み/高架木道 ・地上遊歩道[前編]
カムイワッカの滝
(訪問済み)

知床旅20・知床八景【オロンコ岩】へ

知床旅19・知床八景【フレペの滝】展望台へ」の続きです。
今回は、知床八景の1つ、【オロンコ岩】についてご紹介します。
>> 知床八景については本ページの後半で詳しくご紹介しています!

知床自然センターからウトロ方面へ車を走らせていくと、国道334号から【オロンコ岩】が見えてきます。下の写真の中心あたりに写っている四角い岩がオロンコ岩です。


オロンコ岩の遠景を写真に収めようと、幌別のバス停付近で車を停めて海へ下りました。
錆びたバス停とオロンコ岩の夕暮れ。味わい深い風景ですが、うら寂しい感じがします。


かろうじて雲間から差す夕日の日差しが、オホーツク海に反射しています。


再び車に乗り込んで、オロンコ岩へ近づきます。

★ オロンコ岩
北海道斜里郡斜里町ウトロ東108

こちらが間近で見る【オロンコ岩】です。岩にはトンネルがあり、反対側へ車で行くことができます。

【オロンコ岩】の名の由来は、先住民族「オロッコ族」または「そこに座っている岩」を意味するアイヌ語だそうです。(Wikipediaより)
ネーミングが詩的ですね…。


オロンコ岩の左手にはウトロ港が見えています。オホーツク海の海水が澄んでいてとってもきれい。

夕暮れ時だったので登らなかったのですが、オロンコ岩は階段で登ることができ、岩の上には展望台があって、展望台からの景色は素晴らしいそうです!次回は是非登ってみたいです。

オロンコ岩の上ではたくさんのカモメたちが、ゆったりと羽を休めていました。


オロンコ岩の足元には、観光船「おーろら号」が停泊していました。
私達もこれに乗りたかったのですが、コロナで便数が(確か)1日1本程度しかなくて、予定が合わずに乗るのを諦めました。おーろら号はウトロから知床岬までを船で巡ることができ、知床八景の【カムイワッカ湯の滝】や【フレペの滝】を海側から観光できるという魅力的なコースです。

知床の以下の8つの景勝地が「知床八景」とされていますが、この時点で6か所訪問済みです。

オシンコシンの滝(訪問済み)
✓オロンコ岩
(訪問済み遠景近景
・夕陽台
プユニ岬
(訪問済み)
フレペの滝
(訪問済み)
・知床峠
✓知床五湖
(訪問済み高架木道 ・地上遊歩道[前編]
カムイワッカの滝
(訪問済み)

さて、夕食時となり、お腹も空いたので、ここからラーメン屋に向かいます。

こちらはオロンコ岩のすぐ近くにある【ゴジラ岩】です(写真左)。
撮った角度がいまいちでゴジラに見えないですが^^;、お腹も空いていたので、下りて良い角度を探すのが面倒になり、この1枚しかありません…

次回は、知床のラーメン屋さんについてご紹介します!

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さて、ここからは雑談。
今週の火曜日、私は「神田運転免許更新センター」へ免許の更新に行ってきました。
で、神田といえど神田駅より大手町からの方が近いので大手町から行ったのですが、ちょうどコロナの大規模接種センターと近くて、大手町の駅を降りると、たくさんの柱に下のような案内ポスターが貼られていました。

改札を出ると、今度は「ワクチン接種会場」という案内板を持った女性たちの姿もあり、

その先へ進んでも、下のようなポスターがそこかしこに貼られていました。

テレビの某ニュース番組で、おじいさんが大手町の駅で「まるで迷路だ…」と困惑するネガティブな状況が報道されていましたが、ポスターは目につく場所に相当数貼られ、駅構内では接種会場に関するアナウンスがずっと流れていて、案内の方々もあちこちに待機されていて、これなら迷いようがない!というくらいの万全な体制だと感じました。

そして私の出口は接種会場の反対側だったのですが、道路を挟んで見る会場の様子は落ち着いた感じでした。ただ、この日は最後の65歳以上の接種日(今週火曜日)で、翌日からは64歳以下が開始され、空いていた予約がしばらくすべて埋まっているようですね。

暑い中、立って案内をされているたくさんの方々に頭が下がる思いでした。

知床旅19・知床八景【フレペの滝】展望台へ

知床旅18・知床八景【カムイワッカ湯の滝】へ」の続きです。
今回は、知床八景の中でも、私が屈指の絶景ポイントだと思うフレペの滝展望台についてお伝えします。
>> 知床八景については本記事の最後に詳しくご紹介しています。

フレペの滝展望台へは、知床自然センターに駐車し、知床自然センターの裏手から始まるトレイルを歩いて行くことができます。

★ 知床自然センター
 北海道斜里郡斜里町遠音別村531

2020年7月28日(火)。
知床自然センターから、いざトレッキングをスタート!


こちらがトレイルヘッドです。

案内板の情報によれば、知床自然センターすぐこのトレイルヘッドから往復2キロ、所要時間約40分だそうです。

案内板に掲示されていた「ヒグマ出没状況」。この日は28日だったので、2日前にこの辺りで目撃されているということになります。
「草丈が高く、ヒグマの姿が見えにくくなっています。」とも書かれている…!!これは気を付けないと!


スタート地点から少しの間は林の中を抜けて行くので、知床五湖のガイドさんに教えていただいたヒグマにこちらの存在を知らせる掛け声(低い声で「ほ~い、ほい、ほい!」と言いながら手をパチパチと叩く)をかけながら歩いて行きました。


やがて見通しの良いところに出て一安心…。


こちらが↓【フレペの滝展望台】です。


展望台からの風景はフレペの滝が流れ落ちる絶壁とオホーツク海、岬と灯台が一望できる絶景です!


滝が分かりにくいので、印を付けてみました↓ 赤枠内が滝です。


滝の水は知床連山に降った雨や雪が浸透した地下水で、それが高さ約100mの断崖の割れ目から染み出し、オホーツク海に直接流れ落ちているそうです。

滝のアップの写真をどうぞ↓
水がホロホロと流れ落ちるさまが涙に似ていることから、「乙女の涙」とも呼ばれているそうです。


さて、ここで動物クイズです。と私のブログ恒例の動物探しクイズを始めたいところなのですが、今回は難易度が高すぎるので、やめますが、下の写真のどこかにごく小さく動物が2匹写っています。


場所は赤枠の中です!

場所を聞いても小さすぎて分からないですよね!?
でも実際に肉眼で見てもこのくらいです。

ズームで撮影すると、赤枠の中にエゾシカが2頭いるのが良く分かります。


じゃれ合っているのかな?


今度は同じ方向を向いています。何か気になるものがいるのかしら?

紫、黄色、白と緑の草木に囲まれている2頭のエゾシカの姿は、絵本の中の世界のようでした。優しい顔立ちとくりくりした目がとっても愛らしいです。

フレペの滝から、山側を見ると、朝は曇っていてほとんど見えなかった知床連山の姿が下の方だけ見えていました。

この日の午前中の知床五湖の地上遊歩道散策の時は、曇り時々雨だったので、その時にこれくらい晴れていてくれたら良かったのに…!!と思ってしまいます。

やがて日が落ちてきて、空が少しだけ赤く染まってきました。

上の写真の右手に写っている灯台まで歩こうとしたのですが、灯台へのトレッキングルートはこの時クローズしていました。

ということで、知床自然センターを目指して帰路につきます。

ヒグマに遭遇することなく、無事に知床自然センターに帰還しました!

知床の以下の8つの景勝地が「知床八景」とされていますが、これで6か所訪問済みとなりました。

オシンコシンの滝(訪問済み)
✓オロンコ岩
遠景>>今後に近景の記事もアップ予定)
・夕陽台
プユニ岬
(訪問済み)
フレペの滝
(訪問済み)
・知床峠
✓知床五湖
(訪問済み/高架木道 ・地上遊歩道[前編]
✓カムイワッカの滝
(訪問済み)

次回は知床八景のオロンコ岩周辺についてお伝えします!

知床旅18・知床八景【カムイワッカ湯の滝】へ

知床旅17・知床自然センターとカフェランチ」の続きです。
今回は、知床八景の1つ、【カムイワッカ湯の滝】とその帰路で見たエゾライチョウ、エゾシカについてお伝えします。
>> 知床八景については本記事の最後に詳しくご紹介しています。

2020年7月28日(火)。

知床自然センターでランチを食べた後は、カムイワッカ湯の滝を目指します。
18.7キロ、31分の道のりです(Google Map調べ)。

Source: Google Map

知床自然センターを出て間もなく、砂利道になり、尖った石でパンクしないかとひやひやしながら走っていきました。

カムイワッカ湯の滝への道路は2021年は6月1日~10月3日の期間開通しています。
私達が訪れた時期は自家用車OKでしたが、混雑防止のため、自家用車の乗り入れが規制される時期があるのでご注意を!
注:下の写真は2020年のものです。

自家用車規制中はシャトルバスが運行されるそうです。
詳しくは、知床自然センター公式HPをご覧ください。

砂利道の走行だったので、18.7キロの道のりはだいぶ長く感じられましたが、ついに到着!

カムイワッカ湯の滝
北海道斜里郡斜里町遠音別村岩尾別
ーパーキング、トイレ有り
ー11月上旬~5月下旬は閉鎖

カムイワッカ橋から滝を眺めた様子です。

滝の水は温泉水という珍しい滝です。

滝はなだらかに傾斜していて、沢登りが楽しめるようになっています。ただ、毎年滑落事故が発生しているとのことですので、沢登り用のシューズかサンダルが必要になります。


カムイワッカ橋から川へ下りられるようになっています。
下の写真は橋から少し川の脇の岩場を歩いて、橋を振り返って見た様子です。
私達はタオルも持たず、トレッキングシューズで行ったので、滝のほんの手前の川の脇で写真を撮って折り返してしまいましたが、


沢登りをする人は川の中を歩いて、写真奥まで歩いて登って行っていました。

詳しくは、知床自然センター公式HPをご覧いただきたいのですが、水温は約30度、水深は30~40センチだそうです。私達が訪れた日には、滝登りの途中にスタッフさんが1名常駐しているようでした。

知床で人気のエリアからかなり離れたところにあるので、行くのが大変なうえ、時間も要するので、私の個人的な感想としては、沢登りしない人にはそこまでおすすめのスポットではないかなと…
ただ、知床八景を制覇するためにはここに行かないとコンプリートできませんしね^^;


滝から再び来た道を折り返し、再び知床自然センターへと向かいます。
途中の車道わきにはエゾシカの姿も。

車を停めて眺めていたら、向こうもこちらを見ていました。


この辺りは車通りも少ないせいか、ほかにも何頭かエゾシカの姿を見かけました。


そして、予期せず見れて嬉しかったのが、エゾライチョウです!

車道前方に姿を見つけたので、車から降りると逃げてしまうと思い、フロントガラス越しに撮影しました。なかなか砂利道と同化していますよね。

鳥大好きな私たちとしては、ばったり出会えたエゾライチョウがかわいくて大興奮でした。

さて、以前の記事でもご紹介していますように、知床の以下の8つの景勝地が「知床八景」とされていますが、この時点で5か所訪問済みとなりました。

オシンコシンの滝(訪問済み)
オロンコ岩
遠景>>今後に近景の記事もアップ予定)
・夕陽台
プユニ岬
(訪問済み)
・フレペの滝
・知床峠
✓知床五湖
(訪問済み/高架木道 ・地上遊歩道[前編]
カムイワッカの滝
(訪問済み)

次回は、知床八景の【フレペの滝】へのトレッキングについてお伝えします。
フレペの滝はおすすめ絶景スポットです。次回をどうぞお楽しみに~!

知床旅3・知床八景【オシンコシンの滝】へ

知床旅2・女満別から止別駅舎内ラーメン店へ」の続きです。

今回は、北海道知床旅の、
① 止別駅からオシンコシンの滝までのルート
② 「日本の滝100選」
の1つ、かつ「知床八景」の1つでもある、オシンコシンの滝
についてご紹介します。

止別駅(やむべつえき)を出た私達は、オシンコシンの滝を目指して走ります。


この辺りは、見える限りずっと真っすぐな道、国道334号
右手には海別岳(うなべつだけ)が見えています。


国道334号知床峠・ウトロ方面へ。


国道334号は途中から海岸線を走るので、どこかに車を停めてじっくり景色を眺めたかったのですが、なかなかそれが可能な場所がなく…、やっと停めて写真を撮れたのが、閉店した様子のカフェの横のこの空き地からの風景でした。
草生い茂る向こう側にはオホーツク海が広がっています。


さらに北へ走ると、国道は海の真横を通るルートになり、よりドライブ中の海の景色を楽しむことができます。


やがて、前方に知床の山々が見えて来ました。


鹿の飛び出し注意の看板に、車道と歩道の境界を示す矢印。北海道らしいです。


止別から43キロほど走って、オシンコシンの滝に到着しました。

オシンコシンの滝
北海道斜里郡斜里町ウトロ高原


オシンコシンの滝は、「知床八景」の1つです。
知床の以下の8つの景勝地が「知床八景」とされています。
・オシンコシンの滝
・オロンコ岩
・夕陽台
・プユニ岬
・フレペの滝
・知床峠
・知床五湖
・カムイワッカの滝


無料のパーキングに車を停め、歩いてすぐの滝の入り口がこちらです。
階段を上がらなくても滝が見えますし、少々なだらかな階段を上がれば滝を目の前に見れるので、ご年配者やお子様連れの方々もアクセスしやすい観光スポットかと思います。

滝の名は、アイヌ語の「川下にエゾマツが群生するところ」を意味する「オ・シュンク・ウシ」が転じて「オシンコシン」の滝、になったそうです。(Wikipediaより)

では階段を上って、滝へ近づいてみましょう。


短い階段はあっという間に上りきることができ、すぐ近くに滝を眺めることができます。
オシンコシンの滝は、滝の流れが途中から2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれるそうです。


美しく流れ落ちる滝の風景は、青空の青と新緑の黄緑に水の白さがくっきりと浮かび上がって、すがすがしさ満点でした。

オシンコシンの滝は、知床を訪れる多くの方がの車で通るであろう国道334号沿いに位置し、非常にアクセスしやすい場所にありながら、迫力満点の美しい滝を間近に眺めることができるので、おすすめのスポットですよ!