東京・御茶ノ水・休館間近の【山の上ホテル】へ

今回は、2024年2月13日からしばらく休業するという(休業期間は現時点で未定)、東京都千代田区の【山の上ホテル】とホテル内のチャイニーズレストラン【新北京】でのランチについてです。

つい先日、私にもご縁のある「山の上ホテルが休業」という、気になるニュースを耳にしました。

山の上ホテルと言えば…
かつて出版社の密集していた神田に近いことから、作家さんのカンヅメに使われ、川端康成、三島由紀夫、池波正太郎、伊集院静らの作家が定宿としていたことでも有名ですが、歴史も深いホテルで、なんと本館(下の写真)は1937年の建物なんだそう。

ホテルは、明治大学OBで石炭商だった佐藤慶太郎の寄付を基に、アメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で明治大学本部の隣接地に「佐藤新興生活館」として完成したものの、太平洋戦争中には旧海軍に徴用、敗戦後はGHQに接収されアメリカ陸軍の婦人部隊の宿舎として用いられていた(以上、Wikipediaより要約)というから驚きです。

今週の某日、そんな【山の上ホテル】に久しぶりに行くことに(写真中央奥)。
「山の上」ではないけど、神田駿河台の高台に位置しています。

ちなみに【山の上ホテル】という名前は、GHQ接収時代にアメリカ陸軍の女性軍人・軍属の間で愛称になっていた「Hilltop」に由来し、それが敢えて「山の上」と意訳されたのだそうです。

こちら↓が山の上ホテル本館です。

★ 山の上ホテル
東京都千代田区神田駿河台1丁目1

かれこれ10年上も前ですが、私は長年ここからまあまあご近所の大学に勤務していたので、このホテル内の【てんぷらと和食 山の上】【中国料理新北京】は当時所属ラボの教授に連れて行ってもらった思い出の場所でした。

そんな山の上ホテルがしばらく休業、というのをテニスの友人から聞いて、ここの【コーヒー―パーラー ヒルトップ】のスイーツも美味しいので食べに行きたいなぁ~なんて思いつつ、「でも年内は仕事に追われているので行けないなぁ…」と思っていたら…

なんと今は退官して名誉教授となった当時の教授から突然メールが来て「山の上ホテルが閉業するからその前にランチ会をしましょう」とのお誘いが。

教授には10年以上お世話になり、私が人生のキャリアで迷った時は、父親以上に話を聞いてくださった方なので、「仕事が忙しい」とか言っている場合ではなく、何を押してもランチ会に参加することにしました!

ということで前置きが長くなりましたが【中国料理新北京】へ。

レストラン内の全貌が分かる写真が撮りたかったんですが、すでにお席がほとんど埋まっていたので撮影を控えました。
しかも予約なしのお客さんは満席でお断りされていたので、今後訪れたい方はランチも予約した方が良さそうです!

前菜。この前菜の蒸し鶏も超しっとり~。


スープ。


蒸し物にエビチリ。


炒め物2種。


杏仁豆腐。

何か特定のコースではなく、名誉教授が事前に料理内容を決めてオーダーして下さったようです。コロナ対応なのか、ありがたいことに、お料理はすでに小分けにした状態でお出しいただきました。

本格中華、というより、日本人ならみんな好き!という味付けで、私も好きなお味。
全て美味しかったです!
少ないように見えますが、一緒に出てきた白ご飯を残すほど満腹でした。

ランチ会には5年以上ぶりに当時のラボの秘書さんにもお会いできて、2人で再会を喜び合いました。
旧交を温めつつ、思い出のメンバーと思い出の場所でランチができて素敵なひとときでした♪