北京旅の思い出8・世界遺産【万里の長城】へ

北京旅の思い出7・北京ダックの名店【利群烤鴨店】へ」の続きです。

これまでの北京旅で訪れてきた世界遺産は…(その時の旅行記事にリンクしています)
故宮博物院
頤和園(いわえん)
天壇(てんだん)
でしたが、今回はそんな北京から行ける世界遺産の中でも、というか中国の中でも最も有名な世界遺産【万里の長城】(八達嶺長城)へ訪れた時の旅行記です。

>> 2011年ゴールデンウィークの北京旅の思い出を綴っています。
※前回の記事でもお伝えしておりますが、ブログ休止中の旅につき、写真も少なく旅の記録も一切残っていないため^^;、限られた写真と私の記憶を頼りにユルく振り返っていきます


北京のニューオータニに滞在していた私達ですが、ホテルから万里の長城へ行ったのではなく、どこかの人気観光地で(どこか忘れてしまった!)タクシーに乗り、その場所から高速を使って1時間以上かかった記憶があります。

ちなみに北京市から万里の長城(八達嶺長城)へは、GoogleMapで見てみると以下の通り。
距離は約80キロ、所要時間は1時間程度です。

万里の長城はご存じの通り広範囲に存在しますが、八達嶺長城は観光地として最も整備がされていて交通の便が良く、ツアーなどの観光客が多い場所です。

ところで、スマホが無い当時、どうやってタクシー運転手と行き先や値段の交渉をしたかというと、客引きのタクシー運転手さんの持っていた、大きめの単語帳が大いに役に立っていました。

タクシー運転手さんもお客さんをゲットするために色々と自分なりの工夫をしているらしく、私達がタクシーを探している外国人だとわかると、
「行き先は万里の長城ですか?」
とか、
「料金は〇〇元です」
などなど
必要な情報が書かれた大きめの単語帳を運転手さんが次々見せてくれ、適正価格だったので交渉成立!
今ではスマホのGoogle翻訳があるけど、10年前はそんなアナログな手段で交渉をしたのが懐かしい…

さて、万里の長城へ着き、まずはトイレに行った私。
大人気観光地なので、広くてまずまず綺麗なトイレがあったのですが、私は日本式にすべてのトイレ個室の手前で待って、 空いたトイレに入ろうと並んでいたら、
何人もの中国人に続々と割り込まれ、なかなかトイレに入れないっ…! / (-_-)\
一生トイレに入れないか!??と思われましたが(笑)、私も本気を出して空いたトイレに猛突進し、ついに入れたのでした!

前置きが長くなりましたが、ここからは万里の長城の景色をご紹介していきます。
万里の長城の歴代で建造された距離は一説によると50,000km中国国家文物局の発表によると、そのうち現存するのは21,196 km ですから(「AllAbout旅行」の記事より)、目の前のこの場所から見えないくらい遠くの山々まで、とんでもないスケールでこれが続いているのかと思うと、圧倒されました。

壮大なスケールとこれを建設したという悠久の歴史に思いを馳せつつも…
現実はというと、この日も中国の連休だったため、万里の長城は中国人観光客で大混雑…。

もうどこを歩いも人だらけ。


眺めの良い場所で撮影したくても、人に囲まれまくって全然良い写真にならなかったです^^;


私が無知なだけだったのかもしれませんが、万里の長城って結構な急坂と歩きにくい階段(そりゃそうですよね、歴史ある建築物ですし)で、歩いていて「怖い…転んだら大変なことになりそう」と思うことがしばしばありました。

そんなわけで、万里の長城へは絶対にスニーカーで行くことをおすすめします。


万里の長城の建築期間は、紀元前770~221年(春秋時代)、当時の主権者によって境界として作られてから明代までの、約2000年以上というのですから、規模も歴史も莫大ですよね…


そして、万里の長城と言えば私が思い出す「面白くない」思い出がありまして…
それがこの乗り物【スライダー】

上の写真はスライダーに乗る直前のものですが、主人がこれに乗ってみたいと言い、並んだらとんでもない行列で、並んだ以上途中で諦めるのもしゃくなので並んだのですが、乗るまでに結局1時間くらい並んだ記憶があります。

私はそんなに興味がなく、待ち時間も長いので待っている途中でケンカになった記憶があります。

しかも、このスライダー、想像以上に一気に上から下へと下ってしまい、待ち時間が長いわ、一気に下るわ、待ち時間が長かったせいで景色を堪能する時間も激減し、行きのタクシーの運転手さんとの待ち合わせのために急がなければならなくなり、ものすご~~~く主人に腹が立った記憶があります( `Д´)ノ

だいぶ降りてきてしまったところで撮影した写真がこちら。

ネットではスライダーをおすすめしている方もいらっしゃいますが、私の個人的な意見ですが、足腰が丈夫であれば、じっくりと景色を楽しみながら歩くことを強くおすすめします。

正直、スライダーのせいで万里の長城は十分に堪能しきれず、後ろ髪を引かれる思いで帰路につきました。
でも一度行けば満足で、もう再訪はしなくても良いかな…とも思ってしまう場所ではあります。

ちなみに余談ですが、タクシーで北京市に戻る途中、高速道路で事故があり、横転したトラックからたくさんのニワトリが高速道路を歩き回っているという大惨事に遭遇しました。日本で報道する中国ニュースでいかにも報道していそうな光景を目の当たりにし、そのことも万里の長城の観光と共に強い印象に残っています^^;

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