知床旅13・知床八景【知床五湖】地上遊歩道を歩く~前編~

知床旅12・ヒグマ講習@知床五湖フィールドハウス」の続きです。

2020年7月28日(火)。午前10時ごろ。
知床五湖フィールドハウスで安全な散策ための講習を受けた私達は、ガイドさんの引率で地上遊歩道へと案内されました。
>>高架木道の散策については過去の記事「知床旅6・知床八景【知床五湖】高架木道を歩く」をご覧下さいね!

地上遊歩道は下のマップ(知床五湖公式HPより引用)のように
・大ループ(知床五湖すべて)全周3.0km
・小ループ(一湖と二湖)全周1.6km

の2コースがありますが、私達は大ループのコースを歩きました。

知床五湖イラストマップ(知床五湖公式HPより)

今回はマップに赤線を付けた五湖~四湖までをご紹介します。

前回の記事でご紹介した通り、この時期はヒグマ活動期なので、ガイドさん引率の場合のみ(要予約)この地上遊歩道を歩くことができます。私達のグループは、私達2人のほかに20代のカップルが1組とガイドさんを入れて5人でした。
各グループ10分ずつ間隔を空けて散策をスタートしますが、ガイドさん同士はヒグマの出没に備えて、いつでも危険な場合は散策を中止できるよう、無線で連絡を取り合っていました。

歩き始めてすぐに、「ヒグマの足跡がありますよ!」とガイドさん。
確かにぬかるみのところに足跡がありました!恐怖と興奮が入り混じった気持ち…。

ヒグマはオスの方がメスより奥地に生息しているとのことで、ガイドさんによるとトレッキングで見かけるヒグマは推定でメスとその子供だそう。
また、雌グマは、本当は人間と出会いたいわけではないのですが、雄グマが雌グマの性的受容性を促すために子グマを殺してしまうため、子グマを雄グマから守るため、人間の近くの方がマシ…ということで、雄が警戒して出没しづらい人間が現れる周辺で行動するそうです。…知らなかった!

ガイドさんと歩くと、歩きながら色々なことを聞けるのでとても勉強になります。

ガイドさんはヒグマに我々の存在を知らせるべく、パチパチと手をたたきながら、「ほ~い、ほい、ほい!」と低音で大きな声を出しで歩きます。


茂みに動物がいる!…と思ったらシカでした。口に草をくわえ、朝食タイムのようです。

こちらも愛らしい目をした、まだあどけなさが残る小鹿です。かわいいです~。


絵本に出てくるようなキノコ。ガイドさんにベニテングダケですよ、と教えてもらいました。Wikipediaによれば、イボテン酸という毒成分を含むそうですが、イボテン酸は強い旨味成分でもあり(!)、少量摂取では重篤な中毒症状に至らないことから、長野県の一部地域では塩漬けにして摂食されている場合があるんですって!!


こちらはヒグマが登った爪跡がある木です。


分かりやすいように赤枠で爪痕の部分を囲みました↓

ガイドさんによると、恐らく雌グマが雄グマから逃げるために登ったのではないかということです。

こちらは、知床五湖のうちの1つ、五湖です。

前日に高架木道を歩いたときは、晴れていたのに、この日は曇り、時々雨というあいにくの天気で色のトーンも暗めです…残念…!!

こちらは花が咲いている菩提樹の木。良い香りがします。

ちなみに、この時のガイドツアーでは、ガイドさんのご厚意により「せっかく知床にいらしたので、マスクは外して美味しい空気を吸って下さい。」とのことで、マスクを外し(ガイドさんは付けていました)、もう1組の参加カップルとはソーシャルディスタンスを保っていました。そのおかげで、森林の美味しい空気を楽しむことができました。

こちらは、知床五湖のうちの1つ、四湖です。

知床連山が雲を被り、その姿を見せてくれていません…。

四湖の湖面を泳ぐ水鳥のつがいです。

次回も、この続きの知床五湖地上遊歩道散策についてお伝えします。

知床旅12・ヒグマ講習@知床五湖フィールドハウス

2020年7月28日(火)。
朝、知床第一ホテル(ホテルについての記事はこちら)を出発して、知床国立公園へ。

この日は、知床五湖の地上遊歩道を歩くガイドツアーを予約していたため、ガイドさんとの待ち合わせ場所であった、知床五湖フィールドハウスへと向かいました。

知床五湖の散策は、大きく「高架木道」と「地上遊歩道」の2つに分けられるのですが、その詳細や高架木道の散策編については過去の記事「知床旅6・知床八景【知床五湖】高架木道を歩く」をご覧下さい。

知床五湖フィールドハウス
北海道斜里郡斜里町遠音別村

私達が訪れた時期は7月で「ヒグマ活動期(5/10-7/31 ※2021年の公式HP情報による)」だったため、地上遊歩道を歩くには、知床五湖登録引率者に登録されたガイドによるツアー(有料・要予約)への参加が必要でした。
そんなわけで私達も事前に知床五湖公式HPから、ウェブでガイドツアーを予約していました。

まず最初にガイドさんとフィールドハウスで待ち合わせをし(私達を案内して下さったガイドさんがちらっと柱の陰に写っています^^)、その後、講習を受けてから散策をすることになっているのですが、早く着いたのでフィールドハウス中の展示物を見てみました。


20007~2009年とデータは古いですが、やはりクマ目撃情報が多いのは5月~7月で、中でも最も高頻度に目撃があるのは私達の訪れた7月だそうです。

知床五湖の公式HPを見ると、「ヒグマとの危険な遭遇が発生した場合は、ツアーが中止されることもございます。」と書かれているのですが、
下記の2011~2013年のデータによると、トレイル(「地上遊歩道」のことではないかと思います)のオープン率は59.8%と、思ったより低くて驚きました。


さて、フィールドハウス内に入り、立入認定申請書にを記入して待っていると、ツアー予約時間となり、ガイドさんから受付の横の「地上遊歩道入り口」へ案内されます。
この先は…、

まだ遊歩道入り口ではなく、講習室となっています。

散策の前に、ヒグマの出没に備え、安全に散策を楽しむための10分間の講習を受けます。

印象に残ったのはガイドさんから「”ヒグマの生息地にお邪魔している”という感覚を持って散策するように」と言われたこと、ヒグマに”ヒトが来ましたよ~!”と知らせる声の出し方(「ほ~い、ほいほい」という低い声)です。
この発声は、この後別の場所を主人と2人で歩く時も活用しましたよ~!!

講習室に置かれていた「コース案内&ヒグマ情報」を見ると、この前日に高架木道脇と五湖での目撃情報が記されていました!!

ちなみに、先日記事にしていますが、私達もこの前日にヒグマを目撃しています。

こちらも講習室に掲示されていた、ヒグマ目撃の際の注意事項です。

大前提として食べ物の持ち込みは禁止となっています。

講習を終えると、ガイドさんから「立入認定証」を渡されます。

さて、これで晴れて地上遊歩道の散策へ~!!
下の写真の後姿はYoukey夫です、笑。

次回は、地上遊歩道散策(大ループ・全周3キロ)について、たくさんの写真と共にお伝えしていきます!

注記:タイトルの「ヒグマ講習」は講習の正式名称ではありません


知床旅8・知床八景【オロンコ岩】の夕景

知床旅7・知床五湖付近でヒグマに遭遇!」の続きです。

今回は、【オロンコ岩】についてご紹介します。
過去の記事でもご紹介しているように、知床の以下の8つの景勝地が「知床八景」とされていて、今回ご紹介の【オロンコ岩】も、その1つです。

オシンコシンの滝(訪問済み)
・オロンコ岩
・夕陽台
プユニ岬
(訪問済み)
・フレペの滝
・知床峠
知床五湖
高架木道 訪問済み:今後「地上遊歩道」についてもご紹介予定です)
・カムイワッカの滝


2020年7月27日(月)。
衝撃と恐怖のヒグマとの遭遇の後は、有事の際の危機管理について、主人と口論になりながら(すぐに仲直りしましたが)ウトロ方面へ向かいます。

既に日が暮れかけて来て、国道334号から見る空と海も、ダークになって来ました。

国道344号の山から下って来た辺りは道路から海すぐそこに見え、気持ちの良いドライブルートになっています。

夕日で空が赤く染まって来たので、漁港に車を停めて知床の夕暮れを楽しむことにしました。
下の写真左に見えている大きな岩が【オロンコ岩】です。

【オロンコ岩】の名の由来は、先住民族「オロッコ族」または「そこに座っている岩」を意味するアイヌ語だそうです。(Wikipediaより)

私達の他に、漁港にはあと一人しかいなくて、辺りはとても静かでした。
人気(ひとけ)のない、静まり返った漁港越しに見る、オロンコ岩の脇に落ちて行く夕日です。朱く染まった空が海に反射し、オロンコ岩も海に写って滲んでいます。

上の写真右手にも写っているカモメのカップル(?)。


7月なので、寒いわけでもないのに、北国の漁港の夕暮れは何だか物寂しい雰囲気…
それでも、美しくて印象的な風景でした。

今回は【オロンコ岩】をやや離れた場所から眺めていますが、オロンコ岩に登ることもできます。
私達は登りませんでしたが(そのことを今となっては後悔…)、オロンコ岩については、また次回以降でご紹介したいと思います。

知床旅7・知床五湖付近でヒグマに遭遇!

知床旅6・知床八景【知床五湖】高架木道を歩く」の続きです。
今回は、知床五湖付近で遭遇したクマについてお届けします!

2020年7月27日(月)。
知床五湖の高架木道を歩き終えた私達は、17時50分頃、再び車に乗り込み、ウトロのホテルへと向かいました。

知床五湖を後にし、少し走ったところで、道路脇に先端が白くて細長いしっぽの…

あ~、草むらに入ってしまって見えない…残念!

…と思っていたら、草むらから出てきたのは、

やっぱり!キタキツネでした。
日本でキツネを見るのはうん十年ぶりでした(アメリカでは見ていましたが)。

まるで幼いころの絵本に登場するキツネのイメージそのままの、細い目が吊り上がってキリっとした顔立ちのキツネでした。
目が吊り上がっているけど、かわいいです。


夕暮れ時の知床連山を眺めつつ、

更に車を走らせ…
知床自然センター】目の前の、国道334号に差し掛かったところで、(下の地図矢印の辺り)

なんと、突然2匹のヒグマ親子(母子?)が道路右脇から現れました!!!

道路のど真ん中を歩くので、車を停めていると…

私達の車線をこちらに向かって歩いて来ました…!!どうやら親子(母と子)のようです。

ヘタに車を動かすとクマを轢いてしまうかもしれないし…
と、主人がハザードを点けて停車していたところ、

こちらを全く気にする様子もなく、

こんな風に2匹並んでアスファルトの端に鼻を付けて、何やら食べている感じでした。
クマはアスファルトの端に集中しながら少しづつ場所をずらしていて、どんどん私達の車に近付いて来ました。

この翌日、知床五湖のガイドさんに聞いたところ、これはクマがアリを食べているのだそうです。
こんな巨体で(とはいえ、このヒグマたちはかなり小柄でしたが)、アリを食べるというのが何とも意外ですが、貴重なタンパク源なのでしょうかね?


この時、主人は運転席、私は助手席にいたので、クマは私側にいたわけなんですが、
日本の小説でクマが主役級の扱いで登場する小説は全て読破しているくらい、クマを異常なまでに愛するうちの主人は、身の危険を感じて怖がっている私より、ヒグマが目の前にいる興奮と嬉しさの方が大きいらしく、夢中で写真を撮っていました。

私が「怖いから、もう車を出してよ!!」と叫んでいるのに、「大丈夫だよ。こっちを気にしていないし。」などと調子の良いことを言い、私がクマから離れたいのを聞き入れてくれず、結局こんな状態にまでなりました。

当然、窓は閉まっていますが、いくらクマがこちらを気にしてないからと言って、いつなんどき急に興奮してガラスを割って襲ってくるかわからないので、私は気が気ではありません。
心臓もバクバクして怖いのと同時に、私の身の危険<自分の興味という主人の態度にも腹が立ち、ついに(普段は温厚な私が←ウソ)主人に大激怒し、「いい加減にしてよ!私を殺す気!?」と怒鳴り、やっとクマの安全を確保しつつ、車を反対側車線に大きく膨らませて発進してもらいました。

この後は私の危険を「あの状況なら平気だよ~」と呑気にのたまう主人と大喧嘩になり、この時のことは、今でも恨みに思っています(==)
そして、今後、このようなことがあったら、かならず安全第一で行動すると約束させました。(っていうか、約束も何も、最初からそうしてよ!と強く言いたい!)

ガイドさんに聞いたところ、運転中にクマが近くによって来たら、クラクションを鳴らして音で驚かせるのが正解だそうですが、この後、見たクマ(ここまで近くではないが、この日以降にもまたクマに遭遇しました)は、クラクションを鳴らされても、「大きな物音に弱い」というクマのイメージとは裏腹に驚いて逃げる様子もありませんでした。
恐らく、知床のクマはクラクションに慣れてしまっているのではないでしょうか…??

ああ、無事でよかった。
「目の前の巨大な動物に危害を加えられるかもしれない…」という恐怖は、人生初の体験でした(主人のせいですけど、苦笑)。
恐怖や危険察知からアドレナリンが出る(プラス、主人への怒りも混ざってますが)のを感じ、自分ではどうすることもできない自然の脅威と対峙する、という体感は初めてでした。

次回の知床旅に続きます。

注記:日ごろの夫婦仲はとても良いです^^

知床旅6・知床八景【知床五湖】高架木道を歩く

「知床旅5・知床八景【プユニ岬】へ」の続きです。
今回は、知床八景の1つ、【知床五湖】の高架木道編について。たくさんの写真とともにご紹介します。(今後、地上遊歩道編も記事アップ予定です!)

過去の記事でもご紹介しているように、知床の以下の8つの景勝地が「知床八景」とされていて、今回ご紹介の【知床五湖】も、その1つです。

オシンコシンの滝(訪問済み)
・オロンコ岩
・夕陽台
プユニ岬
(訪問済み)
・フレペの滝
・知床峠
・知床五湖
・カムイワッカの滝

2020年7月27日(月)。
この日の私達のドライブルート↓
女満別空港を出発し、止別(やむべつ)駅で駅舎内ラーメンを食べて、知床へ移動し、下記のルートを辿って知床自然センター(今後ご紹介予定)に立ち寄った後、知床五湖フィールドハウスまでやって来ました。


知床五湖フィールドハウス
北海道斜里郡斜里町遠音別村

知床五湖には「2つの歩き方」があります。
詳しくは環境省の公式HPをご覧下さい。
ざっと説明すると
●【高架木道】:シーズンを通して無料・安全に散策ができますが、知床五湖のうち、「一湖」までの往復しかできません。私達の訪問時、開園時間は7:30~18:30でしたが、最新の情報は環境省の公式HPをご覧下さい。
●【地上遊歩道】:時期により散策条件が異なりますが、高架木道ほどの限定されたルートではありません。私達は、旅の前にガイドツアーをウェブ予約していました。

高架木道】も【地上遊歩道】もこの知床五湖フィールドハウスが起点になっています。(後日また詳しく記事にしますが、地上遊歩道のガイドさんとの待ち合わせ場所もここでした。)

さて、この日の私達は【地上遊歩道】へ。

地上遊歩道の入り口近くには、記念撮影用の「知床世界自然遺産 知床国立公園」の看板がありました。周囲も広くスペースが取られていて、団体旅行客にも対応可能な感じ^^

高架木道】のルートは以下の通りです。
この木道は、ヒグマが出没により地上遊歩道の安全性を確保することが難しいために建てられたとのこと。

上の案内板によると、
連山展望台まで往復0.5キロ、約15分、
オコツク展望台まで往復1.0キロ、約30分、
湖畔展望台まで往復1.6キロ、約40分、

とのことです。

いざ、ここからスタート!

知床国立公園,高架木道スタート地点

この時はすでに17時ちょっと前で、この日が一番天気予報で天気の良い日だったので、いそいそと木道を歩き始めました。

知床国立公園,高架木道

こちらは連山展望台。木道スタート地点から約250メートルしか歩いていないというのに、知床連山を見渡すことができます。(この写真では一部ですが、硫黄山~羅臼岳まで見えます)

知床国立公園,連山展望台

展望台の近くにいたツバメ?ちゃん。風でちょっぴり毛が逆立っているのがかわいい。


あたりは一面にびっしりと笹が生えています。写真の奥はオホーツク海が広がっています。

知床国立公園,高架木道とオホーツク海

木道は地上から約4メートルほどの高さで作られていて、その下には、なんと7000ボルトの電流が流れる電気柵が設置されているため、熊が登ってはこないらしいです。

木道からはこの眺め!原生林の向こう側には知床連山がはっきりと見えています。

知床国立公園,高架木道と知床連山


オコツク展望台からの眺め。これまで歩いて来た高架木道を振り返りつつ、知床連山も見えています。

知床国立公園,オコツク展望台

さらに歩くと、高架木道の折り返し地点、湖畔展望台が見えて来ました。

知床国立公園,湖畔展望台

「一湖」の水面には知床連山が映り、空の青さに連山の深緑、原生林の新鮮な緑色…と、夏ならではの色合いの風景は素晴らしかったです。

知床国立公園,湖畔展望台

私にとって、この旅の一番の目的が、「晴れた知床連山のパノラマビューを堪能したい」だったので、旅の初日に目的を達成できて大満足でした。
晴れているうちに(翌日以降の天気予報が悪かったので…そして実際悪かった…)、青空の連山の眺望を楽しむことができて良かったです。

知床国立公園,湖畔展望台

この湖畔展望台は、【高架木道】の一番奥でもあり、ここで【地上遊歩道】ともつながっているのですが(但し柵があり、勝手に行き来はできません)、「このあたりでももしかしてクマが見れる!?」と期待し、しばし主人とあたりを必死に見回しましたが、クマは見つかりませんでした。

折り返して帰路につくころには、だんだんと日も傾いてきて、空が夕日で朱く染まってきはじめました。

知床国立公園,高架木道

知床連山ばかりに目が行きがちですが、原生林と共に眺めるオホーツク海の風景も、雄大で素晴らしかったです。

知床国立公園,高架木道から見るオホーツク海

さて、この後はウトロのホテルへ向かいますが…
クマに遭遇しました!
次回に続きます。

さようなら!イエローストーン&グランドティトン国立公園

イエローストーン国立公園&グランドティトン国立公園編の続きです。
両公園の最終編は、イエローストーン国立公園のパークサイン(公園入口にある看板)グランドティトン国立公園の絶景スポットオックスボー ベンド】についてご紹介します。


>>前回の記事はこちら
※2010年の旅行記です

2010年7月28日。
ついに5泊の旅の終わりがやってきてしまいました。

最初はボロいことに驚いたキャビンでしたが(苦笑)、名残惜しい気持ちでまだ暗いうちに出発しキャビンを後にてジャクソンホール空港を目指します。

Source: Google Map, 著者が一部改変・加筆しています

イエローストーン国立公園のゲートを出る際、パークサインと共に記念撮影。
2010年撮影なので、ジーンズの形がブーツカットで時代を感じますよね^^

イエローストーン国立公園からグランドティトン国立公園に突入すると、朝焼けの景色が広がって来ました。

途中、ドライバーである主人の休憩がてら、オックスボー ベンド(Oxbow Bend)というビュースポットで休憩しました。

オックスボー ベンド(Oxbow Bend)
Along highway 89/191 between Jackson Lake Junction and Moran Junction

川の曲がりくねった三日月形の部分をオックスボー ベンドと呼ぶようで、朝日ビュースポットとしても人気だそうです。
この日はあいにく曇りで、はっきりと朝日の存在は確認できなかったのですが、モラン山Mt. Moran, 下の写真中央)が水面に写っている姿が美しかったです。


水鳥の泳ぐ姿も見えました。

公園の公式HPによれば、この辺りにはペリカン、オオアオサギ、マスクラット、カワウソ、ムース、クマなど、さまざまな鳥や動物が生息しているそうです。

もう10年以上前の出来事なのに、この時の空気の冷たさや澄んだ感じ、厳かともいえる雰囲気は良く覚えています。

この旅は、アメリカ生活最後の旅、という意味合いもあり、去り際はとても寂しく感じられました。
次に飛行機に乗る時は帰国だな…と思いながらジャクソンホールーNYの飛行機に搭乗しました。

これにて、イエローストーン国立公園&グランドティトン国立公園の旅行記は終了です。
アメリカ開拓時代に、自然の素晴らしさを保存し、後世に伝えようという思いから、国立公園という形を考えた偉大なる人々に感謝し、アメリカ生活最後の旅行記の幕を閉じたいと思います。

グランドティトン国立公園・後編 ~ブラックベアとミュールジカに出会う~

今回も前回に引き続き、イエローストーン国立公園旅の5日目に日帰りで訪れた、グランドティトン国立公園編の続きです。
>>前回の記事は「グランドティトン国立公園・中編 ~どこを見ても絶景!~」です
※2010年の旅行記です

前回の記事で、Signal Mountain Observation Areaを下ったところ辺りでブラックベア親子を見かけた!と書いたのですが、その続きです。


2010年7月27日。
ブラックベア親子を見かけた場所は下の地図の【1】から【2】に下りる間の林の中でした。

Source: Google Map (著者が一部加筆しています)


こちらがその時見かけたブラックベアの親子。

少し離れた場所の車内から見つけたので、路肩に車を停め、しばらく車の中から観察をしました。

クマ親子はこちらを気にすることもなく、食べ物を求めて良く動きまわるため、良い写真を撮るのが困難でした。


母グマの横顔。


これが一番よく撮れた子グマの姿です。

イエローストーン国立公園でグリズリーベア親子を見たのが人生初めての生で見るクマでしたが、その時はクマはごく小さくしか見えず、望遠レンズでかなり遠くにいるクマを撮影しただけだったので、「クマと出会った」というほどの実感はありませんでした。
そのため、初めてのクマとの出会い、というと、このクマ親子との出来事を思い出します。

ちなみに、この数年後、マウントレーニア国立公園では、トレッキングルートを歩いていると突如、数メートル前の草むらからクマ親子3匹が登場してビックリ!という事件がありました。
>>それについての記事はこちら(私のアメブロにリンクしています)

また、まだ記事を書いていないのですが、今年の7月に知床を訪れた時は、ドライブ中にクマに遭遇…というのを数回体験し、こう思い返すと、無事で良かったものの結構クマに遭遇している気がします。

さて、クマと出会った後、イエローストーン国立公園のキャビンに戻る帰り道でミュールジカを見かけました。

シカなら怖くない…と思っていたのですが、今年、コロラド州で犬を散歩させていた女性が近所でペットとして飼われていた鹿に襲われて重傷を負った…という事件もあったくらいなので、シカといえども必ず野生動物とは一定の距離を保たないといけませんね。

これらの写真はズーム機能で撮影していますので、動物との距離をきちんと保っています。


この日がグランドティトン・イエローストーン国立公園最後の夜でした。
旅先で最後の夕暮れを眺るのは、いつも寂しい気持ちになります。

次回は、グランドティトン・イエローストーン国立公園最終編です!
早朝の幻想的なグランドティトン国立公園の風景をお届けします。

グランドティトン国立公園・中編 ~どこを見ても絶景!~

今回も前回に引き続き、イエローストーン国立公園旅の5日目に日帰りで訪れた、グランドティトン国立公園編の続きです。
>>前回の記事は「グランドティトン国立公園・前編 ~絶景とピザハウス~」です
※2010年の旅行記です

今回は、シグナルマウンテンのビューポイントからの景色のほか、グランドティトン国立公園内の絶景と動物たちについてご紹介します。

ランチを食べたピザハウス(下の地図のSignal Mountain Lodgeの近く)を出て再び走ると、


雪を被った山々の美しい風景がさらに良く見えて来ました。


下の写真は車の助手席から撮影したものです。目の前に広がるこの景色!まるでドラマティックな夢のようでした。


思わず道路脇に車を停めてもらい撮影した一枚です。


どういうわけか、Jenny Lake周辺の写真がこれしか残っていなかったのですが、このあと写真に写っているボートに乗って、湖を渡り、別の場所で降りた記憶があります。

ボートを降りて間もなく、遠すぎて写真には写せないくらい遠くの山の斜面に、黒いしっぽをぐるんぐるん回している動物がいて、それを見て主人と興奮したのを覚えています。
後になってポケット図鑑を調べたら、ミンクではないか!?という結論に至りましたが定かではありません。

再び、帰りがけにランチを食べたSignal Mountainの方へ戻り、Signal Mountain Observation Areaという高台へ車で上ってみました。

そのパーキングにいたかわいい鳥ちゃんに

リス(Chipmunk)


そしてSignal Mountain Observation Areaから眺めるグランドティトン国立公園です。
恐らく眼下に見えているのはスネーク川(Snake River)ではないかと思います。
ここは気軽に車で上れて、絶景が楽しめるのでおすすめスポットですよ!


そして…!!
このSignal Mountain Observation Areaを下ったところ辺りで見かけたのがブラックベア親子ですっ!!

幸い、車の中からある程度距離のある脇の林の中にいるクマ親子を発見したので、安全な状況でした。

この続きはまた次回に^^

グランドティトン国立公園・前編 ~絶景とピザハウス~

今回は、イエローストーン国立公園旅の5日目に日帰りで訪れた、グランドティトン国立公園についてお伝えします。
>>前回の記事はこちら
※2010年の旅行記です

下の地図のように、グランドティトン国立公園はイエローストーン国立公園とU.S.191で南北で繋がっています。(※冬季は閉鎖されています)

Source: Google Map, 著者により加筆しています

私達は行きに、ジャクソンホール空港から来ていたので、グランドティトン国立公園を通過していたのですが、通過したのが日没後だったため、辺りは一面暗闇で何も見えなかったのでした。
>>その時の記事はこちら


2010年7月27日。
宿泊していたロッジを朝出発して、いざグランドティトン国立公園へ!

…と、ロッジを出た目の前の木の根元に、可愛い動物を発見しました。
カメラをごそごそ取り出している内に、そそくさと木の根本へ移動する動物^^
ユインタジリス (Uinta ground squirrel)です。

本人(本リス!?、笑)は、これでも必死に隠れているつもりみたいですが、見えまくっていますよ~~~!

このあとリスはしばらくフリーズしたあと、意を決したように急いで木の下の巣穴に入っていきました。
とってもかわいいです。

さて、宿泊していたキャニオンビレッジを出発し、グランドティトン国立公園へ向かいます。
こうしてGoogleマップで見ると、グランドティトンの最終目的地より手前、ランチを食べた途中の場所(Signal Mountain Lodgeの近く)ですらイエローストーンから135キロもあります。


グランドティトン国立公園へ突入。
パークサインの前で記念撮影。

公園ではさっそく湖の絶景が出迎えてくれました。


この日のランチはこちらのお店でいただきました。

Leek’s Marina & Pizzeria
89 National Park Rd, Grand Teton National Park, WY.
※Covid-19のため、現在は一時的にクローズしています

店内席もかわいらしいのですが、

私達は大好きなテラス席でピザをいただきました。

このピザが美味しくて…!!
この時の旅で食べたものの中で一番おいしかったです。
ちなみにこの時の旅で思い出す食べ物と言えば、このピザに、バッファローのミートローフ(美味しくはない)と売店で売っていた韓国製のカップラーメンです。

このピッツェリア、目の前がマリーナになっていて景色も素晴しかったです。

さらに走ると、ちょくちょく車を停めて撮影したくなってしまう場所がたくさんありすぎて…!!

晴天に恵まれて、空の青と雪を被った山のコントラストがとても綺麗でした。

次回もさらに絶景と公園の様子をお伝えしていきます。

イエローストーン国立公園11・ルーズベルト カントリーへ

今回は、イエローストーン国立公園内のRoosvelt (ルーズベルト カントリー)の風景をご紹介します。
※2010年の旅行記です

今回の記事でご紹介するコースはこちらです↓


2010年7月25日。
マンモスカントリーを出た私達は、タワー滝のあるRoosvelt (ルーズベルト カントリー)へと車を走らせました。


こちらはUndine Falls(ウンディーン滝)。アメリカ人も発音に悩む滝らしいのですが、辞書(Webster)によると、”UN deen”と発音するらしい…と書いている英語サイトがありました。車道からも近く、アクセスの良い滝です。

車窓からの景色を楽しみながら、タワー滝方面へとドライブする途中で…

道路沿いにキツネ(Red fox) を見つけました!

耳の先端が黒く、黒い靴下を履いているような足がかわいいです。

キツネさんは交通ルール順守で白線の内側を歩いていました。

キツネも動いているし、こちらも主人が運転する車を停めるわけにもいかず、お互い動いている同士の状況で写真を撮るのが大変でした…(なのでピントが合っていない^^;)

太いしっぽの先端が白いのもチャームポイントですね^^


間もなくして、川を見下ろすこの場所で少々立ち止まっていました。

車を停止する場所が無かったので、やむなくキツネさんをこれ以上観察できずに、そのままゆっくりと移動しました。

今年(2020年)7月に知床や羅臼で何度もキツネを見かけましたが、私の経験では意外にアメリカやカナダで、ここまで近距離でじっくりとキツネを見れることは珍しいです。

ちなみに、アメリカのサンフランシスコ近郊のポイントレイズ国定海岸を訪れた際は、昼間に何匹もコヨーテを見かけました!
(>>その時の記事はこちら:私のアメブロ記事へリンクしています)


Tower Fall (タワー滝)
火山岩の間から40メートル下に流れ落ちる滝で、迫力があります。


タワー滝からほど近い、こちらの見晴らしスポット、Calcite Springs Overlookもパーキングから400メートルと気軽に行ける場所にあります。

ここからの眺めは素晴らしかったのですが、帰国時に写真を大量に整理した際に、景色の身の写真を削除してしまっていたらしく、私がフレームインしている写真しか残っていなかったんです(-_-) (そして何故か色黒っぽく写ってるし…)

上の写真左側の小高い丘の斜面は熱水で白くなっている流紋岩で覆われていて、空の青、木々の緑とエメラルドグリーンの川、斜面の白、という色合いが印象的な場所です。

次回のイエローストーン国立公園編でも、かわいい野生動物が登場しますので、お楽しみに~!