今回は、
日本人の友人男性とベトナム人女性の教会式の翌日に行われた
① ベトナム式結婚セレモニーt&披露宴への参列体験記
② 帰り際にホテルで見た、日本人には驚きの(!?)光景
についてお届けします。
2019年7月20日(土)。
ベトナム、ラジ。
夜の教会式、翌日の朝。
宿泊していたホテルから新郎と新婦は、クマさんとハートでデコレーションされた車で新婦さんのご実家へ移動。
この時、新郎は新婦さんに渡す5つのプレゼントを持参しています。
私達は車の後ろに写っているマイクロバスで移動しました。
新婦さんの家に到着すると、昨晩のままテントが張られていて、ご自宅の前にはお揃いのピンクのアオザイを着た新婦の友人たちが出迎えていてくれました。
昨日はガーデンパーティーだったけど、今日はご自宅の中にお邪魔しての結婚セレモニーに参加します。
ちゃんとマイクを持った司会者の男性がいて、セレモニーを仕切り、昨日に引き続いて新婦さんのいとこが同時通訳をしてくれました。
テーブルの上には新郎が持参したプレゼントが広げられます。
まるで日本の結納品のように、それぞれの品には幸せな結婚生活への願いが込められた意味があり、お酒やスイーツ、食品などが並んでいました。
さらに、新婦のお母様やご親戚の女性から新婦さんへ、それぞれ一つずつアクセサリーを付けてプレゼントしていく、という儀式もありました。
アクセサリーはネックレス、ブレスレット、ピアスなどなど・・・で新婦さんがどんどんキラキラしていく姿も素敵でした。
式は終始厳かに行われ、家族や友人が新郎新婦を温かく見守りました。
セレモニーの日の夕方に、新郎の5つのプレゼントのうち2つを、新婦さんが幸せのおすそ分けとして私達にくれたのですが、その1つ目がこちら。こちらは参加者一人に一つくれました。
中身は↓のように緑の小菓子が入っていました。
縁起ものなので食べてみると、甘さ控えめで滑らかな口あたりで、ココナッツが入っていて、全体的な印象は「ういろう」に近いお菓子でした。
こちらはみんなで切り分けてシェアして食べたのですが、結婚式の時にしか食べられないお菓子なのだそうです。
ハート型の中に『囍』の文字ですかね?、おめでたいルックスで、もち米からできているので、モチモチとした食感で、少し甘くて栗ご飯に近い感じなので、初めて食べるものというより、なんだか食べたことがあるように錯覚してしまう、親しみあるお味でした。
セレモニーの後は再び宿泊していたホテルへ戻り、今度はホテルのバンケットルームで披露宴が行われます。
ホテルの入り口には新郎新婦を出迎える写真入りボードとお花のゲートが用意されていました。
ベトナムの披露宴は参加者がとにかく多くてビックリ・・・@@!
ベトナムでは披露宴に知人友人やご近所さんを呼びまくるのが普通らしく、今回も300人の出席者がいました!!
そして、余興の数も多い!!!
こちらはまだ10代の女性陣によるダンスの余興。お揃いのドレスもバッチリ決まってるぅ~☆
もちろんカラオケによる余興も延々とありました!
歌っている大人の横で子供が自由気ままに踊る・・・。
笑えたのは司会の男性がさっき1曲歌ってたはずなのに、さらにもう1曲歌い始めたこと。
日本だと司会者なのに2曲も歌っちゃう、ってほとんどありませんよね^^;
そんな、やりたければ司会者でも2曲歌っちゃう自由な感じが楽しいです。
日本でいう三々九度的なグラスのお酒を飲む儀式や、新郎新婦やご両親が壇上に上がってのご挨拶、など感動的なシーンもありました。
こちらは2人でグラスに液体窒素的なものを注ぎ込んで周りにスモークがかかるという派手めの演出^^
さて、ベトナムの披露宴のパーティー料理はというと…
お酒で一番飲まれていたのは、タイガービール。
お料理はサラダとか、うずらの卵やコーンが入ったスープ、
ハスの実のおこわ、牛肉料理、
海老のピリ辛茹で。
お野菜とイカ、エビなどを入れたピリ辛味のお鍋。
お料理は新郎新婦がきっと日本人の口に合うものをセレクトしてくれたのでしょう、どれも美味しく、食べやすいお料理でした。
言葉は通じないけど、同じテーブルだった新婦さんのご親戚の男性が、食べ方を教えてくれたり、取り分けてくれたりと、私達日本人参列客にあれこれと親切に世話を焼いてくれました。
さて、ここからが少々ビックリだった出来事の話になるのですが…
披露宴が終わり、ホテルの部屋は朝にチェックアウトしてしまったので、私はトイレに行こうとホテルのバンケットルームのあった1階のトイレに行くことにしました。
トイレは日本とは違い、バンケットルームの裏口からホテルの外側にいったん出て、ホテル外側の通路にトイレ出入口があったのですが、トイレに行くまでの通路が洗剤混じりの水でびっしょり。サンダルが濡れるの覚悟でないと歩けないくらいでした。
しかも、その水がどこから来ているのかと思ったら、ホテルの通路の床に大きな「たらい」が床にじかに置かれていて、しかもまだ小学生くらいの子供が流水ではなく、たらいに溜めた水で食器を洗っていました…!
衛生面もショッキングでしたが、こんな小さな子供までもがお皿荒いという労働をしているという意味でもショッキングで・・・
さっき食事してたお皿はこうして洗浄されたものなのかと思うとショックでしたが、それ以上に、華やかな披露宴の裏手では、まだ幼い子供がこうして働いているのも衝撃でした・・・
ちなみにトイレまでへの通路は延々と食器洗いの洗剤混じりの水でびっしょりで、トイレもホテルなのに清潔な感じではなくて、トイレットペーパーも備えられていませんでした。
(やっぱり海外では必ずポケットティッシュを持ち歩くことが必須と実感。)
話は戻り、
夜の教会での幻想的な挙式、ご自宅でのパーティー、ご自宅での結婚セレモニーと色々ありましたが、これで一連の結婚式イベントは終了。
このような海外ローカルでの友人の海外挙式参列は、早々できない経験なので、楽しいのはもちろん、興味深くもあり、貴重な経験ができました。
一連の結婚イベントで感じたのが、ベトナム人の新婦さんファミリーの結びつきの強さでした。親戚を含め、家族がとても仲良しで互いを思いあっている姿は、素晴らしいなあ~と羨ましくなりました。
また、言葉が通じないものの、参列者のベトナムの方々が、 慣れないセレモニーのエスコートをしてくれたり、身振り手振りでお料理の食べ方を指導してくれたりととても親切で、現地の方々の優しさにも触れ、心温まりました。
次回は、ベトナム、ホーチミンから2時間程度で行けるビーチシティー・ブンタウ編です!ここから先はベトナムの観光&グルメを中心にご紹介していきます(*^^*)