【体験談】アメリカでパスポート盗難~帰国・盗難被害のための備え

また、本記事の最後に、パスポート盗難被害から帰国までの詳細を記録した記事のリンクも付いています。ご興味のある方はそちらも併せてご覧下さいね!

※以下の記事におけるアドバイス等は個人的見解に基づくものであり、事務手続き等に関しては2023年9月時点の要件です。手続きをされる際には、必ずご自身で総領事館の公式HPをご確認下さい。


パスポートを失くしたら、 帰国するためには何が必要?

旅行者であれば通常は、パスポート盗難被害後、予定通り帰国したいと考えると思います。
そうなると、パスポートの再発行より短時間で入手でき、パスポート代わりとなる『帰国のための渡航書』を最寄りの日本総領事館から発給してもらう必要があります。

これについて、詳しくは在ロサンゼルス日本総領事館の公式HPに記載されています。

『帰国のための渡航書』発給申請のためにやるべきこと

私がおすすめするやることリスト優先順:
①警察に行く
①と②、どちらを優先するか迷いましたが…
後ほど詳しく書いていますが、「警察署発行の盗難証明書」(ポリスレポート)が必要ですので、すぐに警察に届け出ましょう。
②領事館の予約を取る
現在、在ロサンゼルス日本総領事館については予約制です。必要な書類を揃えることも大事ですが、揃える前に、いつ揃うかを見越して発給申請のための予約を取ることをおすすめします!
また、帰国に際し急を要するものの、思うような予約が取れない場合は総領事館の緊急連絡先に電話してみるのも手です。
③帰国便を変更する必要がある場合は変更する
総領事館での『帰国のための渡航書』発給申請時、帰国便が決定している必要があります。
④領事館提出用の必要書類を揃える
詳細は在ロサンゼルス日本総領事館の公式HPに記載されていますので、そちらをご参照いただきたいのですが、以下、必要書類を体験談に基づくアドバイスと共にリストアップします。

★必要書類リスト総領事館公式HP掲載順)★
パスポートを盗難または紛失した場合には、
I.「パスポート紛失の届出」
II.「新規パスポートの申請」または「パスポートまたは帰国のための渡航書の発給申請」

をします。ここでは緊急性の高い帰国に適している「帰国のための渡航書の発給申請」について書いています。

I.「パスポート紛失の届出」

(1) 紛失一般旅券等届出書
書類は総領事館窓口にあり、申請のための訪問時に記入作成が可能でした(事前にダウンロードして用意もできます)。ただし、申請人が未成年(18歳未満)の場合は、申請書に法定代理人(親権者等)の署名が必要であるため、事前に準備が必要ですので詳細は総領事館HPをご覧下さい。

(2) 警察署発行の盗難証明書(盗難の場合)1枚
恐らくこれが最も用意するのに手間がかかります。これについては次項で詳しく書いています。

(3) 6ヶ月以内に撮影した写真 2枚
大型ドラッグストアなどで、写真プリントが可能です。(こちらの記事をご参照下さい。)


(4) 紛失・盗難されたパスポートのコピー
総領事館HPに「※あれば提出して下さい。」とあります。
主人は、携帯で撮影していたパスポートの写真を申請時に提示しました。


II.「帰国のための渡航書の発給申請」

(1) 渡航書発給申請書(領事窓口にあります)1部
書類は総領事館窓口にあり、申請のための訪問時に記入作成が可能でした(事前にダウンロードして用意もできます)。ただし、申請人が未成年(18歳未満)の場合は、申請書に法定代理人(親権者等)の署名が必要であるため、事前に準備が必要ですので詳細は総領事館HPをご覧下さい。

(2) 6ヶ月以内に撮影した写真 1枚
大型ドラッグストアなどで、写真プリントが可能です。(こちらの記事をご参照下さい。)
現在の総領事館HPには「・アメリカのパスポートサイズの写真で受付できますので切らずにお持ちください。」とあります。

(3) 期限切れのパスポート(日本旅券)
パスポートを盗難・紛失している場合には、上記(1)、(2)に加えて紛失届の手続(上記I)をします。

(4) 航空券または予約確認書(搭乗者、搭乗日、便名が確認出来るもの)1部
こちらも重要です。つまり帰国便が確定している必要があります。

(5) 有効な米国滞在資格を確認できるもの
旅行者は、ESTAの控え、往復の航空券の確認出来るもの

(6) 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの。コピー可。)1部
持参してなければ、ご家族や友人に頼んで入手する必要があります。私達は日本で入手した戸籍謄本をpdfで送ってもらい、プリントアウトして持参しました。

(7) 現住所を確認できるもの
・運転免許書、申請人宛郵便物、チェックブック等
・旅行者は、滞在先ホテルのホテル名、住所、電話番号を申請書に記入


警察に行く

アメリカの警察署は日本のように24時間受け付けていることはまれです。
例えば、私達が被害に遭ったネバダ州ラスベガスでは、8、9時~17時対応がほとんどでした。
被害に遭った時間が夕方の場合、一刻も早く開いているうちに警察に行くことをおすすめします。

また、ホテルに宿泊している場合、コンシェルジュほか、ホテルスタッフに最寄りの警察について相談するのも手です。

私達の場合、3連休前の夜に盗難被害に遭いましたが、ホテルスタッフが24時間対応可能なラスベガス空港(ハリーリード国際空港)警察の存在を教えてくれました。(詳しくはこちらの記事



警察で「警察署発行の盗難証明書」または代わりとなるものを発行してもらう

警察に行き、事情聴取と『Voluntary Statement(任意調書)』に記入を終えると、「盗難証明書」(ポリスレポート)はその場でもらえないものの(警察での正式なオンライン受付等、ある程度時間がかかるようです)、代わりにEVENT NUMBERという、事件のID番号が付いた書類、『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』を受け取ることができます。

これを総領事館に提出し、盗難として受け付けてもらうことが可能でした。
これについてはの詳しい記事はこちらです。

総領事館で申請

必要な書類が揃ったら総領事館で申請します。
私達は在ロサンゼルス日本総領事館で手続きし、申請から「帰国のための渡航書」の受け取りまでの所要時間は約5時間で、申請受付から発給まで約4時間かかりました。
なお、受け取り時には手数料として18ドルを支払いました。


盗難・紛失への備え

とにかく失くさない、盗まれない!ことが第一ですが、以下、私の考えるもしもの時のためにできる備えです。

①パスポートは厳重に保管する
結局何よりこれが一番大事!
カジノやアウトレットでのショッピングなどでは携行が必要ですが、しっかり管理をすることが大切。

②外観がお財布と紛らわしいパスポートケースの使用は避ける
主人は周囲にチャックが付いた、黒く細長いパスポートケースを使っていました。そのためスリがお財布と間違えて盗んだと思われます(お財布は無事でした)。
逆に、パスポートが透明のケースなどに入っていれば、金銭的には無価値だと思って盗まれなかったと予想します。

③パスポート保管場所とは別でコピーを持つ、携帯に写真を撮る、同行者がいれば持ち合う
一部ネットではこれらの行為を不用心という声もありますが、被害体験者からすれば不用心と言われようが、こうする方が良いと思っています。

④ESTAの控え、往復の航空券の確認書の控えはプリントアウトや携帯で撮影して持つ

「帰国のための渡航書」の際に役立ちます。

⑤戸籍謄本(抄本)、証明写真を持って行く
「帰国のための渡航書」の際に役立ちます。ただ、いずれも6ヶ月以内のものが必要なので、結構手間がかかります…が、心配な方は備えておくと安心です。

⑥高級ブランド品は身に付けない
主人はスリでしたが、ひったくりの被害に遭わないためにも、一見してそれと分かるブランド品を身に着けるのは危険です。
だいぶ昔ですが、NYに住んでいた時、日本人観光客は他のアジア人と比べてオシャレなので遠目から見ても目立っていました。ましてやブランド品を身に付けているとより危険です。


盗難被害から帰国まで、詳しいストーリー

最後に、私達の体験談の詳細についてのブログ記事のリンクをリストにします。
ご興味のある方はぜひご覧下さい!

パスポート盗難 in ラスベガス⑥・いざ総領事館へ!:アメリカ旅51

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
 ↓   パスポート盗難事件レポ①
 ↓   有名店でのステーキディナー
 ↓   パスポート盗難事件レポ③
9日目:ベガスのアウトレット&ドライブ
    カリフォルニアのドライブ
   クラウンプラザホテル ロサンゼルス ハーバー】
    >> 共有施設とスイートルームの客室
    >> 朝食・夕食@レストラン
    サン ペドロのラーメン店
10日目:トーランス周辺ショッピング
    パスポート盗難事件レポ⑤
    絶景スタバほか@パロスバーデス
    サン ペドロさんぽ
11日目:パスポート盗難事件レポ⑥ ⭐今日の記事

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

これまでお伝えしてきたパスポート盗難事件 in ラスベガス!
本日の記事でついに完結編です!
前回の記事はこちら↓

これまでのあらすじ

さて、完結編の前にこれまでをざっと振り返ると、
A. 主人が盗まれたパスポートの代わりとなるものを得て、帰国の途につくためには、パスポート再発行より「帰国のための渡航書」の方が早く発給されるため、日本総領事館でそれを発給してもらいたい
B. 土日月の3連休前夜の金曜日夜にパスポートが盗まれ、最短でも日本総領事館が開くのは火曜日、しかし、総領事館は事前ウェブ予約制で、盗まれてすぐの予約を試みたが予約できなかった
C. 「帰国のための渡航書」の申請には帰国便の情報が必要、つまり、総領事館に行く前に帰りのチケットの確保が必要だったため、一か八かでアポもない総領事館への訪問日の夜便のチケットを予約していた


いざ在ロサンゼルス日本総領事館へ!

2023年9月5日(火)。
9月1日金曜日の夜に主人のパスポートが盗まれてから、待ちに待っていた平日!!!
そう、ついに被害に遭った後以来、日本総領事館が開館する日です。

しかし前述の通り、盗まれた日に在ロサンゼルス日本国総領事館の事前ウェブ予約をしようとしたところ、すでにこの日の予約は締め切られていたので、アポなし訪問!

ですが、ダメもとで朝一で出発前に総領事館の緊急連絡先に電話し、今日「帰国のための渡航書」の発給申請をしにそちらに行くと伝えてみましたが、やはり開館前だったからか留守番らしき人の応対で、「伝えておきます。」とのお返事しかもらえませんでした。

そんなわけで総領事館に入れるかどうかも分からない不安な気持ちのままサン ペドロのホテルをチェックアウトし、車で在ロサンゼルス日本国総領事館を目指します!(国際免許証もパスポートと共に盗難に遭い不携帯)

…なんですが!今しがたGoogleMapでホテルから領事館のルートを確認したところ、本来ならほぼハイウェイで行けたはずなのに、この日はたぶん事故か渋滞のせいで、ハイウェイメインのルートにはならず、GoogleMapでは領事館から6キロ程度手前で高速を下りるルートになっていました。

それが、高速を下りたところの町がロサンゼルスのダウンタウンの街はずれの治安の悪そうなところで、車で走っていてもすごく怖くて!!!
その場所を走行中は主人との安全確認に必死&歩道を歩いている人もちらほらいたので、車内からスマホで写真を撮っているのを見られて因縁をつけられても怖い…と思い、写真すら恐ろしくて撮れませんでした。

その時は、「ここで万が一事故でも起こしたら、大変なことになる!!とにかく安全にここを通過しなければ!」と主人も助手席の私も必死でした。NYでいうとHarlemのような場所かな、という感じの治安の悪いエリアでした。

これはそんな治安悪いエリアをついに通り抜けられそう…くらいのところでやっと撮影した一枚。奥にはLAのダウンタウンのビル街が見えています。この一枚をアップしてみると…


こんな風に路上にはごみの山があり、写真にはないけど落書きがあったり、チェーン店は基本的になさそうで、貧しそうなエリアでした。これはまだ全然マシな場所で、撮れなかったところはもっと怖かった…。


少し走るとマックと路面電車が見えてきて少しホッとする私達。


こちらはLAのダウンタウン。やっと普通のエリアに来れて安心…とはいえ、コロナ後はますますダウンタウンの治安も悪化しているとのこと、アメリカではどこも気が抜けませんね。


在ロサンゼルス日本国総領事館の入っているビルは、公式HPにアクセス案内があるものの地下駐車場の入口を見つけるのが難しく、一度通り過ぎたりしながら二度目のチャレンジで無事に到着。

このとき、もし地下駐車場が開いていなかったら路上パーキング等に停めなければならないことも覚悟していて、そうなると今度は車上荒らしのリスクもあったので、まずはここに停められたことに一安心。

こちらが「City National 2 CAL」ビルこのビルの17階に在ロサンゼルス日本国総領事館が入っています。


地下パーキングから地上へ上がり、左手の入口からビルに入ります。ちなみに右手にはスタバあり。


ここからビル内へ。

総領事館の開館(9時半)前に着くつもりでしたが、ビルを目の前にして駐車場がの入口が分からなかったり、駐車場に入った後も少々手間取ったりして、ビルに入った時点で9時台後半になってしまいました。

このエスカレーターを上がった先がビルの受付です。


受付でひと悶着!?

ここが在ロサンゼルス日本国総領事館の入っているビルの受付。
在ロサンゼルス日本国総領事館の受付ではなく、在ロサンゼルス日本国総領事館の入っているビルの受付というのがポイントです。

この受付のヒスパニック系女性(上の写真奥)が無愛想なうえにすごく感じ悪くて…。
ご存じの通り、事前ウェブ予約のない私達。
受付で「在ロサンゼルス日本国総領事館に用事がある。」というと、アポイントがあるという証拠である予約ID番号を提示するよう求められました。

予約ID番号はない、と言うと、それなら入館できないという、冷たくて感じの悪い受付!
もちろんそんなこと言われても簡単には引き下がれないので、「金曜日と今朝、総領事館の緊急の連絡先に電話をかけて行く旨を伝えてある!」と主張。

過去の記事↓に書いたように、盗まれた当日、在ロサンゼルス総領事館の緊急連絡先に電話して「火曜日に領事館を訪問する」と、たとえ電話番と思しき方にでもいいから伝えておいたことがここで役立ちました!

すると受付女性は、「ID見せて」と言い、主人のID(失くしたパスポートを紛失前にスマホ撮影してあったので、その写真)を見せると、「ちょっと待ってて」と言い、総領事館に電話して何やら話をしはじめ…
その間「どうかどうか入館できますように…」と祈るような気持ちでいると…

受付女性は、主人に電話に代わるよう言い、主人が電話に出ると、電話の相手は受付担当の日本人でした。
その人も主人に「予約がないと入れませんよ」と言ってきたので、主人が「金曜日と今朝電話してそちらに行く旨は伝えてあるので、そちらのどなたかには話が伝わっているはずです。」と説明、何とか受付から別の職員に代わってもらうことに成功しました。

電話に代わってくれた職員は「いつ帰国ですか…」などと、質問をしてきたので、主人が「それについては金曜夜に総領事館の電話に出た方に説明済みです。」と言うと、履歴を調べてくれたようで、「確かに記録がありました。」と言い、主人に「身分証明書や帰国便を証明できる書類はありますか?」と必要書類を持参しているかどうかを確認し、その方が受付の人に話してくれ、受付から「入館してください。」との言葉が!

やったぁぁぁぁぁぁ~~~!!!入館成功!!!!!
この時、ダメもとでもいいから金曜日に事前連絡しておいて良かったと心から思いました!

ついに在ロサンゼルス日本総領事館に入館!

受付から入館証シールを発行してもらい、これを服に貼り、


いざエレベーターへ。セキュリティが厳重なこのビル。
このエレベーター前にも別の受付女性(今度はとても親切な人)が立っていて、私達の入館証を確認するとゲートを彼女のIDをかざしてゲート内に案内され、

次にエレベーター前で別のセキュリティの男性にバトンタッチ、今度はその男性がエレベーター内のリーダーに彼のIDをかざして領事館のある17階を押してくれました。


エレベーターで17階へ。


ついについいロサンゼルス日本国総領事館へ!!(着いた時はイカつくてぶっきらぼうなセキュリティが入り口前に立っていたので、これはのちに撮影したもの)

おっかないセキュリティ立ち合いの下、上の写真右手に写っていますが、X検査装置ゲートを通り、なおかつ荷物の中身はセキュリティーに見せてから入館。このとき

入館後、館内は撮影禁止につき写真はありませんが…
まずは順番待ちの発券をし、「紛失一般旅券等届出書」に記入(事前にウェブで作成して印刷して持参することもできます)して待ちます。

このとき、主人と同じようにパスポートを何らかの理由で失くして申請に来ている姿も見かけ、ああ、同じような人がいるんだなと思いました。

さて、申請の窓口には4人職員がいて、待っている間に窓口職員の様子を観察していると横柄な感じの人から親切な人までさまざま。某オバさん職員なんて、緊張しながら慣れない日本語をたどたたどしく話している白人女性にも早口で冷たく対応していて、見ていて気の毒でした。

さて、主人も中に入れたものの、アポなしということもあり、私はまだ不安で「どうか主人には優しい人があたりますように…」と願っていたところ、運よく非常に感じの良い男性職員にあたりました。

窓口で一通りの書類と顔写真を提出(2024/6/2 外務省HPより)。

そして主人の窓口でのやり取りを祈る気持ちで見ていた私。アポなし訪問で本当に今日「帰国のための渡航書」は発給されるのか…??

窓口前の待合の椅子でまんじりともせず待っていた私ですが、私の元に戻ってきた主人が、「今日の15時に受け取れるって!」と言いました!!!

窓口で応対してもらえたのが11時少し前だったので、受け取りは約4時間後、とのこと。
それでも15時受け取りなら、今日のフライトに余裕で間に合う!!!やった~!!!

しかも主人によると対応した男性職員さんが最後に「災難でしたね。」と声をかけて下さったそう。主人もその言葉に感動したそうで、それを聞いた私も同じ気持ちでした。
私達にとっては一生に一度あるかないかの大事件ですが、領事館の職員にしてみれば、毎日何人も同じような人の対応をしているはず(現に私がいた1時間未満の間にも数人見かけましたし)。それなのに、そんな風に声を掛けてくれる優しさが感動的でした。

さて、ありがたいことに在ロサンゼルス日本総領事館は、LAのダウンタウンのとても立地の良い場所にあったため、4時間の時間を潰すのは容易でした。
待っている間に街をぶらついていると、観光地もあるエリアのため、たくさん日本人観光客らしき姿を見かけたほど。(この4時間の間のランチと観光については、次回の記事で!LAダウンタウン観光のお役に立てると思います。)

ランチと観光であっと言う間に待ち時間も過ぎ、再び総領事館のビルへ。言われていた15時より少し前の14時50分ごろに総領事館に到着しました。

「帰国のための渡航書」の受け取り


少し早めの到着でしたが、すんなりすぐに窓口で受け取り手続きを行うことができ、「帰国のための渡航書」の受け取り時に18ドルを支払いました。

これが、ついについに手に入れた「帰国のための渡航書」!

紙に見えますが特殊な手触りの紙で、JPNのホログラムが全面に施されています。念のため中身の公開は差し控えますが、4つ折りの厚めの紙(特殊な紙?)で、身分証明のページはパスポートのそれとそっくりでした。

表紙、身分証明のページ、在ロサンゼルス日本総領事館の印が押された帰国経由地のページ、注意書きのページ、そして査証のページが4ページの全8ページです。

これをついに手に入れた時の安堵感と嬉しさと言ったら…!!本当にほっとして帰国できる喜びでいっぱいでした!

パーキングに戻り、9時後半から15時前まで停めていた駐車料金は44ドルでした。


さいごに

3連休前の金曜日の夜に盗難に遭う、という最悪の事態だったけど、なんとか最短で「帰国のための渡航書」の発給にこぎつけることができ、本当に良かった…!!

事件直後はショックや不安、そして主人への怒りで(笑)心穏やかではいられませんでした。

今となっては良くはないけど、すっかり懐かしい思い出。当時は大変だったけど貴重な経験になりました。こうしてブログネタにもなったしね(笑)

これまですべての記事をお読みになってくださった方々、どうもありがとうございました!
あと少しだけ、カリフォルニア旅行記は続きますのでそちらもご覧いただけると嬉しいです。

★このパスポート盗難事件について、現在は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。

【実録】パスポート盗難 in ラスベガス⑤:アメリカ旅48

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
 ↓   パスポート盗難事件レポ①
 ↓   有名店でのステーキディナー
 ↓   パスポート盗難事件レポ③
9日目:ベガスのアウトレット&ドライブ
    カリフォルニアのドライブ
   クラウンプラザホテル ロサンゼルス ハーバー】
    >> 共有施設とスイートルームの客室
    >> 朝食・夕食@レストラン
    サン ペドロのラーメン店
10日目:トーランス周辺ショッピング
    パスポート盗難事件レポ⑤⭐今日の記事
11日目:カリフォルニア州サン ペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、少し間が空いてしまいましたが…
パスポート盗難 in ラスベガス④の続きです!

過去の記事一覧はこちら↓

これまでを軽くおさらいすると以下の通り:
A. 主人が盗まれたパスポートの代わりとなるものを得て、帰国の途につくためには、パスポート再発行より「帰国のための渡航書」の方が早く発給されるため、日本総領事館でそれを発給してもらいたい
B. 土日月の3連休前夜の金曜日夜にパスポートが盗まれ、最短でも日本総領事館が開くのは火曜日、しかし、総領事館は事前ウェブ予約制で、盗まれてすぐの予約を試みたが予約できなかった
C.「帰国のための渡航書」は、日本総領事館で発給されるが、いくつかの書類が必要

そして、盗難被害後の主人が日本総領事館に行く前に揃えなければならない書類はこちらでした。

① 警察発行の盗難証明書
② 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの、コピー可)
③ 6ヶ月以内に撮影した写真
④ 有効な米国滞在資格を確認できるもの(ESTAの控え、往復の航空券の確認出来るもの)
(お財布は盗まれていなかったので、現住所を証明できる日本の免許証は手元にありました)

この時点での進捗は、以下の通り。
①:入手済み(正確には盗難証明書の代わりとなる『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』を入手)→詳細はこちらの記事
②:主人の部下に依頼中だが、日本もまだ土日だったので進捗なし

ということで、③と④の準備をこの日(2023年9月3日(日))はすることに。

日系スーパーミツワマーケットプレイスでランチの後、向かったのはアメリカのドラッグストアのチェーン店 【Walgreens】でした。
というのは、ネットで調べたところ、【Walgreens】で写真をプリントアウトできるとのことだったので、主人の「帰国のための渡航書」用の写真をここで印刷しようと思ったからです。

こちら店舗の外観なのですが、外の壁にも1-HR PHOTOって書いてあるので、ここでできそう!


店内の片隅に見つけたこのマシーンで印刷オーダーができました。


不幸中の幸いだったのは、主人がパスポートに使えそうな顔写真データが、旅行に持ってきていたPCに入っていたこと。会社で撮影されたものをそのまま保存したいたようです。なのでそれをUSBに移してこのドラッグストアに持参しました。

オーダーはタッチパネル式で、とても簡単でした。
ちゃんとパスポート写真用、という選択肢があり、顔写真をズーム操作して顔の大きさや目の位置などをパスポート仕様にできるようになっていて便利!


しかもレビュー機能もついていて、これから印刷する写真がパスポート用として適切かを判断してくれるという優秀なマシーンでした。


こちらが支払確認画面。
パスポート紛失者は顔写真が2枚必要なので、数量2にしたところ…
支払う時には分かっていなかったんですが、もともと数量1で2枚でした。

のちに、写真を受け取った時、数量2で写真が4枚あることに気が付きました…
ちなみに4枚で33.98ドル。

この写真コーナーにいた店員さんに、写真の印刷までどれくらいかかるか尋ねたところ、この時は他のオーダーが無かったからかもしれないけれど、「その場で少し待てばできるよ!」とのお答えでした。

オーダーを受けて、スタッフさんが写真コーナ―の奥でPCを操作してプリント準備中。


この↑スタッフさんがとても親切な人で、出来上がった写真を私達に渡しながら、私達がマシーンでオーダーした写真サイズが、「『パスポートサイズ』を選択してオーダーしてるけど、アメリカのパスポートのサイズの〇インチ×〇インチで大丈夫?」とわざわざ確認してくれました。

そう言えば、そんなこと考えていなかった…!!
言われてから気が付いて2人でインチをセンチに換算しようと、スマホをいじっていたら、近くにいたアジア人の別のスタッフさんがやってきて、「〇インチは■センチだよ。」と助けに来てくれました。この人もとっても親切だったんです~(涙)。

しかも、私達がスタッフさんに「定規を貸してもらえますか?」と聞いたら、私達がプリントした写真サイズが日本のパスポート用として使えるか確認したいと思っているという意図を汲んでくれ、アジア人のスタッフさんが、お店のPCで日本のパスポート用写真サイズを調べてくれて、一緒にプリントした写真のサイズを測って確認までしてくれました。なんて優しいの~!!!

お店を出る前に、最初のスタッフさんにももう一度お礼を言いに行くと、「自分は義父なんだけど日本に子供がいるから、いつか日本に行きたいんだ。」と言っていました。
そんな彼に「本当に助けてくれてありがとう!いつか日本に来てね。」と言って別れました。

パスポートを盗んだヤツは悪いヤツだけど、一方で【Walgreens】のスタッフさん2人がとても親切で感謝の気持ちでいっぱい。

さて、こうして無事に顔写真も印刷したので、お気に入りのスーパーへと向かいます。


アメリカでチェーン展開している【TRADER JOE’S】


ここのつぶつぶオレンジジュースが好きなので、購入。本当はマンゴーも買いたかったんだけど、食べごろなものがなかったので断念し、


おみやげ用や自宅用のお菓子などを買って帰りました。ここのお菓子は日本人の口にも会うものが多く、お手頃価格で美味しいのでおみやげにおすすめ!


あとエコバッグも購入。確か3.99ドルだったと思うけど、日本では大人気につき、ビックリするくらい高値で売られていますよね。自分用と義母、義姉用に3つ買いました。(今思えばサーディン柄も買っておけばよかったと後悔…)


一旦ホテルに戻った後、主人はホテルで④ 有効な米国滞在資格を確認できるもの(ESTAの控え、往復の航空券の確認出来るもの)を印刷。

その後、夕食を食べに歩いてサン ペドロの飲食店街へ。


この日はタイレストランへ。

★ Baramee Thai Restaurant
354 W 6th St, San Pedro, CA


主人の帰国に必要なものも揃いつつあり、ホッとした、そんな夜でした。
あとは、主人の部下にお願いしている戸籍謄本の写しと、ウェブ予約できなかった総領事館がどうなるか!?

この時点でできることはすべてやったので、CAのソノマのリースリングで乾杯(って。主人は飲めないので私しか飲まないけど、笑)。


グリーンカレーとパッタイをいただきました。お味はまあまあでした。


ホテルに帰り、テレビをつけると日本のSASUKEのアメリカ版!?みたいな『NINJA WARRIOR』をやっていました。


この日、National Finalだったみたいで、アメリカの猛者たちが力強いプレーを見せてくれていました(笑)


女性のプレーヤーもいましたよ!!

…と、こんな風にサン ペドロでの2晩めは過ぎて行ったのでした。

次回はサン ペドロ周辺の観光スポットをご案内します!

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。

パスポート盗難 in ラスベガス④警察に行く:アメリカ旅41

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
  パスポート盗難事件レポ①
   有名店でのステーキディナー
  パスポート盗難事件レポ③・④←⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、前回に引き続き主人のラスベガスでのパスポート盗難事件について、その④です。

帰国のためのミッション

さて、前回の記事を軽くおさらいすると、主人がパスポート代わりとなる「帰国のための渡航書」を発給してもらうため、総領事館に行く前に用意しなければならないものは以下の4つでした。

① 警察発行の盗難証明書
② 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの、コピー可)
③ 6ヶ月以内に撮影した写真
④ 航空券または予約確認書(搭乗者、搭乗日、便名が確認出来るもの)

(お財布は盗まれていなかったので、現住所を証明できる日本の免許証は手元にありました)

空港の警察へ行く


2023年9月2日(土)。
上記①~④の書類のうち、もっとも入手が大変そうと考えていた① 警察発行の盗難証明書をゲットすべく…
ホテルの電話交換台のスタッフさんから「ラスベガス空港内の警察なら24時間やっている」との情報を得たため (>> 詳しくは盗難レポ②の記事をどうぞ)、朝9時ごろホテルを出て、ラスベガスの空港へ。

基本的に3食きちんと食事を摂る我が家、この日も朝ごはんを何か食べたはずなのですが、パスポート盗難ショックにつき、写真が残っておらず…(苦笑)。

パスポートと共に、国際免許証も盗まれている主人、私も国際免許証を持ってきたけど、長年アメリカで運転していないし、運転は苦手…。主人が慎重に運転して空港へと向かいます。


ホテルから運転すること10分、ラスベガスの空港が見えてきました。


★ ハリーリード国際空港
5757 Wayne Newton Blvd, Las Vegas, NV


空港のパーキングに車を停めて空港内へ。
何年か前、この空港を利用したときは「あら、話に聞いた通り空港内にもスロットがあるぅ~!」なんて喜んでいましたが、この日はそんな余裕もなく「警察はどこ!??」って感じでした。

最初にこのフロア↑で目についた警察のブースがそうかと思い、その場にいた警官に尋ねると、別の場所だと教えてもらい、そちらへ向かいます。

教えてもらった通り歩いて行くと…出発A,Bゲートに向かう手前、WELLS FARGOのオレンジの看板の右横に【←Police】の看板を見つけました!!!


あった~~~っ!!ハリーリード国際空港内の警察、【Metro Police】!!!中2階みたいな場所の一角にありました。


…だけど。。。
ここが24時間やっていると教えてくれたホテルスタッフの話では、「パスポートを盗られた人たちが、警察前に列をなしてるよ。」って言っていたのに、あたりは閑散…。誰もいない…。

外観はこんな感じ。この入口ドア辺りを見回していたら、写真は撮り忘れましたが、「盗難に遭ってポリスレポートが欲しい人は、ここからアクセスして申請してください。」といったようなことが書かれた貼り紙がありました。

てっきり対面で対応してもらえると思っていたけど、そういう理由で盗難被害者の行列がないのか…と納得。

主人も貼り紙の指示通りのサイトにアクセスして、盗難被害の申請書をウェブ作成しようと試みたものの、いかんせん英語の警察署の書類、犯罪関連の知らない単語は調べて作成することはできるかもしれないけど、最短でポリスレポートがもらえるような完璧な必要事項を十分に入力できるとも限らない…と感じました。

そこで、入力している主人に、「とりあえず、そこの赤い緊急用電話(上の写真)で電話してみたら?」と私が提案。

主人もこれに納得し、赤電話で電話をかけてみると…

電話に出た!!しかも自動音声じゃなく生身の人間!!!
こういう時、生きてる人間に繋がるだけでも本当にありがたい…

しかも電話口の相手は、私達から見えているオフィスの中にいる人だったようで、主人から事情を聞くと、すぐに中から制服姿の警官が出てきてくれましたー!!!

盗難被害を報告し、事情聴取を受ける

オフィスから出て来てくれた警官2人。2人とも人当たりの良い優しい方々でした。
1人はベテラン風の真面目な白人、もう1人は若くないけど新米警官らしき陽気なヒスパニック系の人。

対面して主人が盗難に遭ったことについて簡単に確認すると、ベテラン警官(以後、A警官)が新米警官(以後、B警官)に「○○(←多分今回起きたような事件の事情聴取と書類の作成)はやったことある?」と聞き、B警官が「No」と言うと、横で見ているようにと指示していました。彼らはいったん必要書類を取りにオフィスに入ったあと、間もなくして戻ってきて、ベテランA警官が私達(主に主人に)事情聴取を始めました。

聞かれたことは…(当時、ブログネタ用として忘れないようちゃんと私が携帯にメモしておいた、笑)

・盗まれたもの内容と価値の詳細
・いつ、どこで盗まれたか?(「いつ」、については私が直前に撮影した写真の時間が役立った)
・いつ気が付いたか?
・盗まれたバッグ特徴の詳細
・事件当時の私達夫婦の服装の詳細
(これも当日撮影した写真が役立った)

・名前、生年月日、住所、帰国予定(だったはずの)日
・身分証明書はあるか
(いつもならそんなことしないのに奇跡的に主人がパスポートの写真を撮っていた!)

・いつアメリカに来てどういう経路を辿ってラスベガスに来たか

…と、この質問で私達が「モニュメントバレーに行ってきた。」と話すと、陽気な新米警官Bが、「モニュメントバレーってさ、『ミッション インポッシブル』の撮影場所にもなってるよね!あそこ行きたいんだけど行ったことないんだよねぇ~!」と言ってきた(笑)

そんな無駄話をしているB警官を相手にせず、真面目に事情聴取をすすめて書類に書き込んでいくA警官。

もう、この真面目ベテランA警官と陽気な新米B警官のコンビが、まるで洋画に出てくるでこぼこキャラコンビみたいで超面白かった!!!

事情聴取が一通り終わると、A警官は ”Sorry this happened.” と言ってくれました。
よく「交通事故を起こして自分に非があったとしても、アメリカ人は謝らない」と聞きますが(真偽のほどは分かりませんが)、盗難に遭い傷心の私達に、こんな風に言ってくれたA警官の優しさに心を打たれました。

さて、この事情聴取の時、盗まれた場所をベラージオホテルの噴水前、と言ったら、噴水前のどの辺りかを詳しく聞かれたうえ、私達の当時の服装もやたらと細かく聞いてくるな~と思ったら、A警官は、これからベラージオ噴水前の防犯カメラ映像を確認する、と言い、オフィスに戻っていきました。

このときA警官から何やら指示を受けつつ一緒にオフィスに入っていったB警官が、書類を手にして私達のところに戻ってきました。それが、この『Voluntary Statement(任意調書)』。(もう一枚下の写真に書類の詳細があります)。

B警官からVoluntary Statement(任意調書)への記載を求められ、書き込んでいく主人。


個人情報のほかに、先ほどの事情聴取で話したことと同様の盗まれたときの詳細をDETAIL欄に書いていきます(上部の箇所[This portion to be completed by officer]は警官が記入)。

ちなみに面倒くさがりの主人は、事件の詳細を短めに書いたら「もうちょっと詳しく書いてくれる?」と優しく促されてました(苦笑)

このVoluntary Statement(任意調書)を提出後、B警官から『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』を受け取りました。


ちなみに裏面を見たら、表面のスペイン語版でした。

この『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』を渡された時、「あれ?在ロサンゼルス総領事館に提出が必要な「① 警察発行の盗難証明書(ポリスレポート)」はくれないの??」と思い、B警官に聞いてみると…

1)今オフィス内でA警官がポリスレポートを作成している
2)A警官がそれをオンラインでLas Vegas Metropolitan Departmentに提出する
3)それがLas Vegas Metropolitan Departmentに受理されたのち、「ポリスレポート」が完成するが、いつ完成するかB警官にも分からない(ただ、時間をたくさん要するという感じの言い方でもなかった)
4) ただし、在ロサンゼルス総領事館にとって重要なのは、警察が事件として扱っているという証拠であり、私達がこの時受け取った『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』の右上にあるEVENT NUMBER(警察が付けた事件のID番号)のはずだから、これを持参して帰るように
5)もしもその後のポリスレポートの進捗や困ったことがあったらLas Vegas Metropolitan Departmentに問い合わせるように

と言われ、5)についてはB警官が親切に携帯の画面を見せてくれました。

というわけで、晴れて一番ゲットが難しいと思われた、帰国のためのミッション① 警察発行の盗難証明書の代わりともなる、EVENT NUMBERが書き込まれた『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』をゲット~~~!!!

この時は相当ホッとして嬉しかったことを覚えています。

さて、真面目なベテランA警官はすでにオフィスに入って行ってしまい、もうその場におらず、後半は一人で対応してくれた優しく陽気なヒスパニック系の新人B警官。

お世話になった御礼を言い、帰ろうとすると、
「ところで、日本のSUSHIはアメリカのとは違う、本物なんでしょ?日本のSUSHIってどんななの~?」
「日本にいつか奥さんを連れて行きたいんだけど、どこに連れて行くのがいいかな?」

とか、話しかけてきました(笑)
なので「日本の寿司はアメリカと違って巻きずしよりも、生のお魚が載っている握りの方がメインだよ。」とか「日本に来るなら東京がいいんじゃない?」と言ったら、お寿司の件は興味深そうに聞いていて、東京という答えに関しては「東京はbusyなところでしょ?ほかにおすすめある?」と聞いたので「京都!」と答えておきました(笑)

…とまあ、こんな感じで陽気でフレンドリー、日本に興味深々だった新人B警官。面白かった!真面目なベテランA警官も、このB警官も、とっても優しく対応してくれて本当にありがたかったです。

パスポートを失くし、不安な気持ちで行ったラスベガスの空港の警察のこと、そしてそこで出会った、まるで洋画に出てくるようなこの名コンビと彼らの優しさは一生の思い出になるでしょう…。

時系列で旅行記を書きたいため、いったんここで普通の旅行記を挟んだのち、在ロサンゼルス総領事館に行く前に遂行したミッションについて書く予定です。

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。


パスポート盗難 in ラスベガス③盗まれた日の夜にしたこと:アメリカ旅40

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
  パスポート盗難事件レポ①
  パスポート盗難事件レポ②
   有名店でのステーキディナー
  パスポート盗難事件レポ③⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、前々回の記事↓に引き続き、主人のラスベガスでのパスポート盗難事件・その③についてです。

2024年9月1日(金)。夜。
ホテルのステーキレストランから部屋に戻った私達。ステーキはすごく美味しかったけど、パスポートの盗難に遭ったことは片時も頭から離れなかった…
この時、帰国するためにはやらなければならなかったことは以下の通り。

アメリカでパスポートを盗られたら、何の書類が必要か


当たり前ですがパスポートがないと帰国できません。
しかし、紛失したパスポートに代わるものとして、日本領事館で「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。(※パスポートは土日・祝日を除く5開館日以降に交付されるため、緊急性が高い場合は「帰国のための渡航書」の発行の方が早い)

以下、在ロサンゼルス日本領事館のHPに掲載されている「帰国のための渡航書」を発行してもらうために必要な書類のリストです(※詳細は省いて抜粋しています。詳細は公式HPよりご確認下さい。2024/5/8現在の情報です)。

(1) 渡航書発給申請書(領事窓口にあります)
申請人が6歳以上の場合は申請書の自署欄に自身の署名が必要です。
申請人が18歳未満の場合は、法定代理人(親権者等)の署名が必要です。
(2) 6ヶ月以内に撮影した写真
パスポートを盗難・紛失している場合には、渡航書用とは別に紛失の届出用に同一の写真がもう1枚必要
(3) 期限切れのパスポート(日本旅券)
パスポートを盗難・紛失している場合には、上記(1)、(2)に加えて紛失届の手続が必要です。紛失したパスポートのコピーがあれば、提出してください。
(4) 航空券または予約確認書(搭乗者、搭乗日、便名が確認出来るもの)
(5) 有効な米国滞在資格を確認できるもの
・旅行者の方は、ESTAの控え、往復の航空券の確認出来るもの
(6) 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの。コピー可。)
(7) 現住所を確認できるもの


上記の「帰国のための渡航書」はパスポート紛失者のためだけのものではなく、緊急に帰国する場合の人のための物なので、パスポートを紛失(盗難の場合も含む)した場合は、こちらの書類も必要でした↓


日本総領事館に【行く前に揃えるべき書類


以上を踏まえると、この時の主人が日本総領事館に行く前に揃えなければならない書類はこちらでした。

① 警察発行の盗難証明書
② 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの、コピー可)
③ 6ヶ月以内に撮影した写真
有効な米国滞在資格を確認できるもの(ESTAの控え、往復の航空券の確認出来るもの)

(お財布は盗まれていなかったので、現住所を証明できる日本の免許証は手元にありました)

この時点の私達にとって、この中で一番ゲットするのに大変なのが①、次が②でした。
この件の後に知ったのですが、パスポートの盗難に遭った場合の備えとして、戸籍謄(抄)本を旅行に持って行く人っているんですねぇ…

盗難に遭った日の晩にしたこと

したことを紹介するその前に…
【必要書類① 警察発行の盗難証明書】については、前回の記事にも書いたように金曜日の17時過ぎに盗難に遭い、通常の警察は火曜日までやっておらず(土日月[月が祝日だった])、この日はラスベガスが大雨警報中&道が冠水していたため、翌朝ラスベガスの空港警察に行くまで何もできませんでした。

ということで、盗まれた当日の夜にしたことです。

【必要書類② 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの、コピー可)】の手配
主人は静岡出身で東京に家族はおらず…そうなると誰か他人に頼んで戸籍謄本を東京の某区の区役所まで取りに行ってもらわなければなりませんでした。しかも他人が戸籍謄本を取るとなると主人の書いた委任状も必要。まあ委任状のうんぬんのくだりは細かく書くのは控えますが、主人は大変申し訳ないことを重々承知の上、部下の携帯に電話し依頼。
幸い、戸籍はコピーで良いので、pdfをメールで送付してもらいました。

今回は運よく頼める人がいたので良かったですが、そうでなければこれは結構大変な作業だなと感じました。

この時助けてくれた部下さんに感謝…
主人が頼んだ部下さんに「本当に申し訳ない…。」と言うと、「いえいえ大変なのは○○さん(←主人)の方ですよ。」とまで言ってくれたそうです。なんて良い人なんだ!!!
この部下さんには帰国後、ちゃんと高級菓子折りで御礼をさせていただきました。

● 日本の外務省の緊急連絡先に電話
先に断ると本来これは必要ないことだと思いますが…
3連休前でアメリカの総領事館も開館時間外、そのうえ一番早い火曜日のロサンゼルス総領事館のウェブによる利用予約受付は埋まっていたということもあり、とにかく最速で在ロサンゼルス総領事館に対応してもらいたく、やれることは何でもやっておこう!と主人が電話(しかし本来この電話番号は、海外でのテロとか誘拐とか深刻な場合にかけるものみたい…)

しかしラスベガスの金曜は日本も週末。電話に出た人はあくまでも電話番、といった方だったようです。しかし有難いことにそれでも親切に対応してくれ、事情を説明すると、在ロサンゼルス総領事館の緊急連絡先を教えてくれました。

● 在ロサンゼルス総領事館の緊急連絡先に電話
日本の外務省から聞き出せて、やった!と、その時は思った在ロサンゼルス総領事館の緊急連絡先…だったのですが、電話に出たのはこれまた電話番、といった方だったようで、しかも主人が話した印象だと(あくまでも主人の主観ですが)、総領事館の職員ではなく、外注された会社の人らしい日本人が出たそうです。

しかし、ここでも事情を話し、連休明けの火曜日の領事館の利用ウェブ予約受付は締め切られているものの、どうにか火曜日に早急に対応を願いたいと申し出たところ、職員へ伝言をしておいてくれるとのことで、名前、パスポート番号、帰る予定だったはずのフライトについて聞かれました。

実はこれこそが、後から思えばすごく良かった!と思える行動で、いち早く「帰国のための渡航書」をゲットできることに繋がりました。

● ANAに電話
日本総領事館への提出書類に、④ 航空券または予約確認書(搭乗者、搭乗日、便名が確認出来るもの)がありました。そのため、連休明けの火曜日の日本総領事館の正式なアポも取れていないというのに(ウェブ事前申し込みがすでに締め切られていたか一杯だった)、領事館に行く前に帰国便を決めないと必要書類がそろわないという事態に陥ることが判明。

したがって、領事館のアポも取れておらず、最短の火曜日に「帰国のための渡航書」を発給してもらえない、つまり火曜日には帰れないリスクがあったものの、
上手くいけば火曜日に帰れる、失敗すれば航空券の予約がダメになる、というのを承知で賭けに出ることにし、元々帰る予定だった2日後(日曜日)の帰国便をキャンセルし、火曜日の夜便のチケットを取りなおすことに。

このとき、元はANAの特典ビジネスでの往復チケットだったので、帰国便は自腹で予約しなおし…と、大いに悲しんでいたのですが、事情が事情だったからか「ビジネスは満席でご用意できませんが…」とのことで、なんと手数料のみで帰国便を変更してくれました。
これは予想外で、本当にうれしかった…!!本当にありがとうANA~!!!

● JALカードデスクに電話
主人の盗まれたパスポートケースには、パスポート以外に、JALのクレジットカードと国際免許証が入っていたので、カードの利用を止めるべく電話しました。
不正利用の有無ついても調べてもらったころ、幸い不正利用はありませんでした。

● カリフォルニア在住の友人に電話
この旅で一番最初にお世話になり、お宅に泊まらせてもらったCheeさんご夫妻↓

んもう、この泣きそうな状況、主人には腹が立ってるし、誰かに話を聞いてもらいたかった…!!
お二人が優しく話を聞いてくれ、私達を励まし、心配しくれつつも、パスポートを失くした主人を決して責めることなく「せっかくアメリカ滞在が長くなるんだったら、どうせなら楽しんで!」と温かい言葉をかけてくれました。
電話を切った後も、パスポートを失くしたときの対応について、お二人もあれこれたくさん調べてくれて、再度連絡をくれて…本当に感謝でした。

Cheeさんご夫妻といい、主人の会社の部下といい…、優しい人々に助けられました。周囲の人々の厚意に感謝し、私達も困った人がいたら絶対に誰かのためになりたいと改めて思いました。

パスポート盗難にあった当日にやったことは以上。

上記の通り、この日は通常の警察はクローズ、豪雨で道は冠水、日も暮れて危険なため、警察には翌朝行くことに。

…ということで、【ベネチアン リゾート】に滞在し、こんな素敵なお部屋にアップグレードしてもらったというのに、それも楽しむどころではなく過ぎていったラスベガスの夜なのでした(泣)。

長くなるので次回に続きます!
次回は「ラスベガスのハリーリード国際空港の警察に行く!」編です。

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。

ラスベガスの有名店でステーキ:アメリカ旅39

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
  パスポート盗難事件レポ①
  パスポート盗難事件レポ②
   有名店でのステーキディナー←⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、パスポート盗難事件・その②のその後なのですが、一旦はそれを脇に置いて(…なんて絶対に無理!だけど)有名店のステーキをディナーに食べに行ったお話です。

パスポートは盗られたが、いったんディナー!?

2024年9月1日(金)。夜。

実はこの日、ディナー予約をしていたステーキレストランがありました。
そのお店を選んだ理由は、Time Outなどのグルメサイトでのラスベガスのベストステーキハウス”The best steakhouses in Las Vegas”の1つにも選ばれていたのと、宿泊していたホテル、ベネチアンの中にあり、アクセスが良かったから。

そのお店は、最初は旅行前に私が日本で予約をしていたのですが、ザイオン2泊目夜に旅程を変更したため、再び主人が予約を別の日に取り直していました(←ここポイント!)


この時の私達の状況

さて、この時の状況を整理すると…つい少し前(金の夕方)にパスポートの盗難に遭い、普通の警察はやっていないし、空港の警察はやっているとの有用情報を得たものの、道路の冠水と夜の移動は危険と判断し、空港の警察は翌日に行くことに決定。

帰国日は3日後の月曜日予定だったけど、月曜日はアメリカはレイバーデーの祝日で、パスポート代わりとなる「帰国のための渡航書」を発行してくれる日本総領事館も休み。
もう予定通りの帰国は完全に絶望的…

主人はというと盗難発覚から最初の30分~1時間くらいは主人もショック受け、反省していましたが、立ち直りが早いのなんのって。

一方、私はというと、主人が必要な防犯対策を講じた上に、致し方ない状況で盗まれたのなら優しくなれるけど、私の再三の忠告を無視してバッグを背中に背負ってパスポートを盗まれた主人に腹が立って立ってしょうがないっ!!!

主人に対して腹が立つわ、予定通り帰国できないのはショックだわ…怒り、動揺、困惑そして絶望的な気分だった私は、ステーキディナーなんか食べに行く気分じゃなかったし、食欲もわかなかったんです。

だけど主人が「もう盗まれたのはどうしようもない仕方のないことだからさ、お店も予約しているし、ご飯は食べに行こうよ。」と私に言うではありませんか!
「誰のせいでこうなったと思ってんのよ!、なにが『仕方ない』とか言っちゃってるのよっ!!」と、その冷静さが更にムカつく私。(※ふだんはは仲良しです)

しかし主人になだめられてステーキを食べに行くことに…


結局ステーキへ!?

ということで主人が旅の途中で予約変更してくれていた、ベネチアン(ホテル)の中にあるこちらへ。

★ Delmonico Steakhouse
3355 Las Vegas Blvd. South at the Venetian Las Vegas, Las Vegas NV

いつもならお店の外観を写真撮影するのに、さすがにこの時は忘れてる…

そして…
レストランの受付で名前を言うと、「少々お待ちください。」と予約を確認され、丁重に受付の方から、「そのお名前でのご予約を承っていません…。」と言われる私達!!!!!

「え…!???」と主人の方を見ると(睨むと)、主人が「いやいや、そんなことありませんよ。確かに予約サイトで予約して、確認のメールもいただいてますよ、ほらこれです。」と受付のスタッフに見せると…

「それはこのラスベガス店ではなく、別の姉妹店のルイジアナ州の店舗の予約ですよ。」と言われるではありませんか!!!

ただでさえ、怒っているのに予約変更までミスしてる!!!!!
しかも、このステーキハウスはベストレストランにもなっている、予約しないと入れない有名店。

ここで私の主人への怒りは頂点に達していましたが、レストランのスタッフの前で怒るわけにもいかず…
すると「予約用のお席ではないですが、お席がご用意できますよ。」と奇跡的に1席だけ空いていたテーブル席に案内してもらえることになりました~!!

主人よ、お席があったおかげで私にこの時さらに怒られずに済んで助かったねえ~。
しっかし大雑把な性格の主人…なぜ仕事は緻密にできているのか不思議。

【Delmonico Steakhouse】でステーキ

ということで、何とか入店。店内の写真は撮影してました(笑)素敵な店内。


メニュー。


まずは赤。どんなワインを飲んだかも記憶なし…


しばらくして熱々できたてのポップオーバーがやって来ました。本来は2個頂けるのですが、元気がなかったので私は1つだけに。


前菜のFresh Angel Hair Pomodoro。ミニトマトが添えられたカッペリーニにバジルとたっぷりのパルミジャーノレッジャーノチーズが載っていて美味。そうそう、ここはベネチアンのホテル内のステーキ屋さんというだけあって、イタリアンなステーキ屋さんなんです。


フレンチオニオンスープ。これ、見るからに美味しそうでしょう。美味しいに決まってる!ってやつね。しっかし写真からは分かりづらいのですがボリューム満点。私の日ごろのランチの量を考えたら、このポップオーバー1個とこのオニオンスープ半分でいいくらいかも(笑)


このレストランは受付のスタッフさんもそうでしたが、テーブル担当だったウエイターさんの応対も素晴らしく、お料理がそろったところで「お写真撮りますよ!」と言ってくれました。

正直、写真を撮りたい気分でもなかったけど(笑)、せっかくなので笑顔で撮影。きっとウエイターさんは私達が今こんな目に遭っているなんて思いもよらないでしょう…


そしてウエイターさんが去ったその後、主人が「ステーキと一緒に写真を撮ってあげるよ。」と言った時の1枚目の写真。この時の私は目を細めて口はへの字という悪態をついています。どんなに態度の悪い顔をしてたか、お見せしたいところなんですが、お見苦しいし顔出しNGなので不掲載ってことで(笑)


気を取り直して笑顔での2枚目。


私のオーダーしたフィレステーキ「FILLET MIGNON」。小さく見えるかもしれませんが、9オンスなので約255グラムあります。ステーキの付け合わせも選べますが、私は無しにしました。


ミディアムレアでお願いしましたが、焼き加減もいい感じ!

そして…事件の後に食べたのに、このステーキが美味しかった!
お肉自体も美味く、火入れ加減も良いし、お肉の表面に振られたシーズニングが何とも美味しい!!!

こちらが主人のオーダーしたプライム ボンレス リブアイ。付け合わせがカントリー スマッシュド ポテト。これ、ステーキも大きければ、(ス)マッシュドポテトも大きいんです。


この主人と一緒に写った写真をご覧になると、そのお料理のサイズ感が分かると思います。ステーキはもちろんですが、マッシュドポテトも小鍋1個分のサイズ!!!これを見て、私は付け合わせをなしにして正解だったね…と話していました。

↑笑顔でステーキと写る主人。「笑顔で写ってる場合か!?」と腹が立つ私。

さて、私達の食事中、主人の背後のテーブルには特大ステーキがワゴンで運ばれてきました。すると、そのステーキを頼んだお隣のテーブルの黒いキャップの男性が、興味深そうにウエイターさんに話しかけ…


特大ステーキをカットする間もお肉をじ~っと見ていました。
そういう私も思わずまじまじ見つめちゃいました。


ステーキはカットされて断面があらわに。写真左手にテーブルだけ写っているカップルに供するところなのですが、黒いキャップの男性が「一体誰がこれを食べるんだい!?」といわんばかりの表情で、そのカップルをジロジロ見ていました(笑)ああ、この男性の何とも言えない驚きと興味深々の表情を写真でお見せ出来ないのが残念…!!


その後、ウエイターさんが付け合わせのソテーされたアスパラもお皿に載せるのですが、このアスパラの量がまたすごくて!一つ上↑の写真のステーキの奥にアスパラの全量が写っているのですが、

日本のスーパーで売っているアスパラの4束分くらいありました。
日本人ならアスパラだけでお腹いっぱいになりそうだわ…

さて、私達はと言うと、残念ながら、もったいないんだけどステーキを全部は食べられませんでした。私は特にショックで食欲もなかったですしね…

ウエイターさんはデザートメニューを持って来ましょうか?と聞いてくれたれど、「ごめんね、お腹いっぱい。」と言うと笑顔で一旦去り、その後しばらくして「ダブルチェックだけど(笑)、デザートはいる?」ともう一度聞きに来てくれました。

ステーキも前菜も美味しくて、サービスも良く、とっても良いお店でした。
アメリカでステーキを食べた経験が豊富なわけじゃないですが、ここのステーキは過去に食べたアメリカのステーキの中で一番おいしかったです!主人もそう言っていました。
こんな時に一番美味しいと思えたんだから…、本当に美味しいお料理だったんでしょうね。

いつかまた機会があったら、落ち着いてここのステーキをじっくりと味わいたいものです。

次回、パスポート盗難事件・その③です。

パスポート盗難 in ラスベガス②:アメリカ旅38

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
  パスポート盗難事件レポ①
  パスポート盗難事件レポ②←⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、前回の続き、パスポート盗難事件・その②についてです。

盗難事件・前回の続き

2024年9月1日(金)。17時過ぎ。
ベラージオの噴水前でぱっくりとバッグのチャックが開いていることに気が付いた主人。

前回の記事にもちらっと書いたのですが、盗難場所については、事件当初はすぐに確証があったわけではなかったので元来た道を戻り…宿泊していたホテル、ベネチアンに到着した私達。

これが夢か何かの間違いであって欲しい気持ちで、まずは部屋に戻り、念のため部屋にパスポートが置いていないかを確認しました。
…この時、部屋にあって欲しい!!!と祈る気持ちでしたが、やっぱりなかった…(悲)

ちなみになぜ主人がパスポートを持参して出かけたかを前回の記事で書き忘れましたが、それはカジノで大勝ちした場合に身分証明書が必要だからです。(あとは若い人だと年齢確認のために提示を求められることもあるみたいです)

とにかく警察に行って盗難の届け出をしたいのに、GoogleMapで見ても警察は開いていない(土日祝日休み、9時~17時)…。

パスポート代わりとなる「帰国のための渡航書」を発行してもらうには盗難証明書(=ポリスレポート)が必要!

と、ここで、なぜ盗まれたパスポート&JALカード&国際免許証が戻ってくる可能性なんてないのに、何でそんなに警察に行きたいのか!?について先にお話ししますね。

それは、パスポートの盗難された/紛失した人がパスポートの代わりに使う「帰国のための渡航書」を日本領事館で発行してもらうのに、警察が発行するポリスレポートの番号が必要だからなんです。
しかもこの時色々調べた中で、失くした人の体験談には、警察に紛失だと言ったら「紛失だとポリスレポートは出せない」と言われたケースもあったんです。

つまり、まずは警察に行って盗難被害の届け出をし、ポリスレポートを手に入れないと日本領事館に行っても必要書類がない、ってことになるんです。

ちなみにこの時お世話になった在ロサンゼルス日本国総領事館のHPに掲載されているパスポートを失くした際の必要書類がこちら(2024/4/19時点)↓で、(2)警察署発行の盗難証明書(盗難の場合)とあります。



さて、話は当時の私達の行動に戻って…
私の提案で、警察もやっていないし、何か有用な情報が得られるかもしれないからホテルのコンシェルジュに聞いてみようか、ということで、ホテル(ベネチアン)のコンシェルジュのところに行ってみました。

コンシェルジュは若い男性で親切でした。彼によると、やはり警察は開いていないとのこと。彼はしばらく悩んだ末、「311番にかけてみたらどうかな?」と言いました。
アメリカの311番はNon-emergency callといい、緊急ではないけれど生活一般で困っていることがある場合にかけることのできる番号だそう。例えば隣の家がうるさいとかそういう時に書ける番号らしい。

それを聞いて客室に戻り、主人が携帯から311番にかけてみるも、携帯からだと繋がらず。

次に主人がホテルの電話の交換台に電話して311番に繋いで欲しいとお願いすると、「どうしてですか?」と聞かれたらしい。そりゃそうか…、ホテル側で解決できることなのかもって思われたのかしらね??

で、主人が事情を話すと、電話応対していた人が「ちょっとお待ちください。」と言い、別の人に変わってくれて…
この後電話に出てくれた人の貴重な情報で当時の私達は助けられたんです!!!

その人は「フライトはいつなんですか?」と主人に尋ね、主人が「あさってです。」と言うと、「ラスベガスの空港(ハリー・リード国際空港/Harry Reid International Airport)の警察は24時間開いています。あなたのようにIDを盗まれた人が列をなして並んでいるから早めに行った方がいいですよ。」と教えてくれたんです!!!

なんとその方が311番より現実的ではありませんか!
本当にこの人と電話で話せたことが、不幸中の幸いでした。

ただ、その事実を知った時はもう夜で、しかもまだ大雨洪水警報中。翌朝の午前1時半までの警報が出ていました。


さっき見たLas Vegas Boulevardの通りは、こんな風に冠水していたし、

主人の国際免許証明もパスポートと共に盗まれて無いし、
警察に行くために無理して夜のラスベガスの街へ出ても二次被害に遭っては困るから、この日は警察に行くのを我慢して翌朝に早く行こう、ということに。

…で、事件についてはこうやってブログに詳細を書けるようにと細かにメモしていたのですが、いかんせんこの時は動揺しているから時系列を忘れちゃったんですが、このホテルの交換台の電話に出てくれた人との会話の前か後に(多分、時間的に前だったと思う…)ホテル内の有名レストランに予約していたステーキを食べに行ったんです(!)

よくまあそんな時にステーキなんか食べに行くよね、って思うでしょう!?
私もそう思うわ!
詳しくは次回に続きます。

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。

パスポート盗難 in ラスベガス①:アメリカ旅37

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

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往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

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   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
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4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
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5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
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6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

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7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
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8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
  パスポート盗難事件レポ①←⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

ついに…
昨年(2023年)9月1日に起きた、主人のラスベガスでのパスポート盗難事件について、記事を書くまでに至りました…!
(もったいぶってた訳じゃないんだけど基本的に旅行記は時系列で書きたい&遅筆につき、旅行記がなかなか進まなくて、今になってしまった。。。)

ということで、今回はラスベガスの街歩きとパスポート盗難事件についてです!

2024年9月1日(金)。
THE VENETIAN RESORT(ザ ベネチアン リゾート)にチェックインし、荷物を置いた後は、ホテルを出て、ラスベガス・ストリップ(Las Vegas Boulevard〔大通り〕の中で長さ約6.8 kmにわたる部分を指す名称)を散歩しようということに。

この度の前半でも同ホテルに宿泊していたのですが、その時はお天気が良くて(砂漠地帯なので天気が良いのが主に通常だけど)暑すぎて街歩きができなかったので、この日は雨上がりで歩きやすくていいね、なんて話していました。

しかし、今思えばこの時も引き続き大雨が降ってくれていたら、盗難にも遭わずに済んだのにーーーっ!

宿泊していたVENETIAN RESORT(ザ ベネチアン リゾート)を出発。


【Treasure Island Hotel(トレジャーアイランドホテル)】


私達の客室から見下ろせた、【Mirage(ミラージュ)】ホテル。


金曜日の午後16:30頃とあって、Las Vegas Boulevardも賑わっていました。


【Harrah’s (ハラ―ズ)】ホテル。美女がたくさん映っている広告を見たら、トップレスのショーの宣伝だった(笑)!ラスベガスっぽいわ~。


中世風の建物は【The Forum Shops at Caesars】という商業施設。


【Caesars Palace(シーザーズ パレス)】ホテル。


【Flamingo Las Vegas(フラミンゴ ラスベガス)】。1946年、ベンジャミン・シーゲル(別名バグジー)が造ったとして有名な老舗ホテル。昔、主人や友人がカジノに夢中だったとき、一人でこのホテルの庭園を散歩したけど、かわいい庭園だった記憶あり。


通りかかったし、せっかくなので老舗ホテルのカジノを覗こうということに。フラミンゴホテルだからか、カジノエリアもピンク色の照明。スロットマシンがずら~り。


テーブルゲームエリアも。


おばあちゃんが2人でカジノ。なんか日本だと考えられないなぁ~って思ったけど、日本で言うならおばあちゃんが2人でパチンコ、みたいな感じなのかしら~!??

主人がフラミンゴのカジノで少々楽しんだ後、再び街歩きへ。

歩道橋からの景色。


歩道橋はガラスの壁が付いているのでちょっと一部風景が反射しているけどこちらがLas Vegas Boulevardの様子。道路が大雨で一部冠水しているからか、渋滞中でした。


【Paris(パリス)】ホテルの前のエッフェル塔が良く見える。


懐かしかったので【The Forum Shops at Caesars】に入ってみました。2012年の会社員時代に、ここのヴィトンでお買い物しました♪ 今回は円安だし何も買わず…。


再びLas Vegas Boulevardに出ると、道路が冠水しているのが良く見えました。
つくづく、この日のモニュメントバレーからのロングドライブが無事でよかったと、この時は思ってました。


この日の散歩の1つのお目当てが昔宿泊した懐かしのホテル【Bellagio(ベラージオ)】の噴水ショー。ああ、これを見たいって私が思わなければ…!!
この時は満面の笑みで噴水ショーをバックに撮影。

この写真を撮影後、この後噴水が盛大になる前に噴水ショーを中央で撮りたいと思い、私はこの↑撮影場所から10メートルほど離れた場所に移動し、携帯を構えて写真を撮っていました。
一方、主人はというと、私と一緒に来ればよかったのに、この時どういうわけか1人この場所↑にとどまっていたんです。

私は噴水のほぼ中心に移動して撮影し、そろそろ噴水が盛大になってきてショーもフィナーレが近いかな、…とこの写真↓を撮ったその直後、

10メートルほど離れた場所にいた主人が私に向かって、「Youkey(←私の名前)、パスポート盗まれた!」と叫んだ…!!!!!!!!!!

その後、ドラマや映画で言うならこんな風に暗転…


こちら、盗難事件の5~10分前に事件現場付近を撮った写真。現場は写真右手のベラージオの噴水前です。ご覧のように人も多くなく、ショーが始まってもそんなに人が増えた印象はありませんでした。


パスポートを盗まれた時に主人が使っていたバッグがこれ。んも~ここから先、主人の盗まれた状況を詳細に説明すると、誰も同情してくれなさそうでお恥ずかしいんですけどね…

このバッグをご覧になってお察しの通り、主人はこれを背中に斜め掛けして背負っていたんですよ、そう背中にっ!!!

私は彼が海外でこのバッグを背中に背負うたびに、盗難に遭うからバッグを前にして斜め掛けするように何度となく注意していたのに!
主人って楽観主義で自分だけは大丈夫…って割と何事も思っちゃうタイプで、真逆のタイプでの心配性&慎重な私が毎度注意しても、
「うるさいなぁ、心配し過ぎなんだよ。俺は何年も海外旅行でこの持ち方で盗まれていないし、人混みでは鞄を脇の方に寄せるようにして気を付けてるから平気だよ。第一、このバッグのチャックは硬くて開けづらいし。」といつも言うことを聞かなんかったんです。(あ~今この記事を書いていて思い出し笑いならぬ、思い出しムカつきしてきたわ!)

で、結局、私の注意を聞かずに盗難に遭い…
盗まれたと気が付いた時、バッグを見たら、信じられないくらいパックリと思いっきりバッグが開いていたそう。こんな感じに。

自分でもここまで全開にしたことがないくらいバッグのチャックが開いているのを見て、主人は「あ~やられた!」と思ったらしいです。

盗難場所については、事件当初はすぐに確証があったわけではなく、後からじっくり行動を振り返ってみて、どう考えてもやっぱりこのベラージオの噴水前で私達夫婦が離れた時だなという考えに至ったのですが、盗まれた当初は「とにかく一旦念のために来た道を戻ろう!」ということになり、来た道を戻り、念のためにフラミンゴのカジノの落とし物係まで行ってみるもクローズしていてダメ、ただ、フラミンゴのカジノでは私が常にカジノをする主人の後ろに立っていたので盗まれるはずもなく…

それなら警察に行こうと、最寄りの警察をGoogleMapで調べたら、周囲の警察はすべてオープン時間外
ちなみに、私が最後に撮影した噴水の写真が17:03分、
警察のオープン時間はなんと通常9時から17時、
そのうえ土日祝日はお休み!
そして運悪くこの日は金曜日!!!
さらに最悪なことになんとこの週末は3連休(土日+月はLabor Dayの祝日)

アメリカは日本に比べると祝日ってかなり少ないのに、よりによって何でパスポートを盗まれた時に限って3連休前なのよ!!!

この時は、「それに比べていつでも駆け込める日本の警察の駐在所ってなんて素晴らしいシステムなの~!」って、その有難みを強く感じたわ~。

さて、本当なら一刻も早く行きたい警察。でも金曜の夕方に事件発生、土日月…とこれから3日間も警察に行けないの!?と途方に暮れる私達…

長くなるので次回に続きます!

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。

【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】宿泊記④2泊目の客室編: アメリカ旅36

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
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3日目:ネバダ州ラスベガス
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4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
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5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
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6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

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7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
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8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
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9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

2024年9月1日(金)。
早朝にモニュメントバレーを出発し、約646キロ。
砂漠地帯のラスベガスにも大雨洪水警報が出て、ほんの数メートル前も見えないドライブののち、ついにホテルが見えてきた…!

★ THE VENETIAN RESORT(ザ ベネチアン リゾート)
3355 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89109

本来はこの日、前回の記事でご紹介したセントジョージの街に宿泊(Courtyard by Marriott St. George)予定でしたが、旅の途中(ザイオン2日目の夜)に急遽こちらに変更。
直前予約でしたがホテルの規模が巨大だからか、予約できました!

この旅行記を最初から読んで下さっている方はご存じかと思いますが、この旅の3泊目でも同じホテルに宿泊しています↓

ホテルに着いたのが15時過ぎ。
前回の宿泊と同様、相変わらずチェックイン客で大行列のレセプションですが、


当時は主人がIHGのダイヤモンドエリートだったので、IHGリワードゲスト専用のレセプションで待たずにチェックインできました。(ベネチアンのダイヤ会員の特典について、詳細はこちらの記事をどうぞ)

前回はお部屋が満室でアップグレードなしだったのですが、今回はアップグレードありで、
①Sweetタワーで眺望よくないお部屋
②エレベーターの乗り継ぎあり(2つのエレベーターに乗る)のベネチアンタワーの眺望が良い部屋
のいずれかが選択でき、私達は前回とは違うタワーの②にしてみました。

ということで、客室へのアクセスに使う廊下なども前回の宿泊とは全く違ったのですが、


こっちの方がよりゴージャスな気がする…(個人の感想です)。


特にゴージャスなのがこの、中庭に面したこの空間。床から天井まで美しい。


こちらがここから見えていた広い中庭の一部。


下の写真を撮影していたら、通りかかろうとしたおじさんが私の写真に写りこまないようによけてくれたのでお礼を言うと、「さっき僕がここに着いた時はここは人がいっぱいだったんだよ。」と、笑顔で話してくれ、2か所くらいを指さしながら、ここも”a lot of people”、あそこも”a lot of people”と言い…、下の写真右下のソファーで爆睡している人を指さして、


(↓爆睡している人のアップ)

あの人は”a lot of tequil(テキーラ)”と言い、それを聞いた私達は大爆笑!!
おじさんのアメリカンジョーク、面白すぎる~♪

こちらが私達のお部屋にアクセスするためのエレベーター。エレベーター前にはセキュリティがいて、カードキーをかざして認証しないと中には入れないようになっていました。


エレベーターを途中で乗り換えて客室へ。



では、ここからLuxury King Suite(ラクジュアリーキングスイート)のお部屋です。
お部屋のエントランス入って振り返った写真。


廊下にちょっとした鏡と台があるのがお出かけ前の身だしなみチェックにも機能的。

HPによるとお部屋の広さは650スクエアフィート(約60.4平方メートル)。

部屋タイプとしては、前回泊まったお部屋と同タイプのはずなのですが、こちらの方が広く感じた(というか私たち夫婦共にでこっちの方が広いと思いました)のは何でしょうね??

前回の客室についてはこちら↓

ベッドルーム。


クローゼットにはスリッパあり(主人がさっそく履いちゃったけど、ちゃんと2組)。


広いリビングルーム。


ソファ、ローテーブルもあり、


デスクもあります。


眺望有りのお部屋にしたので、客室の窓からはラスベガスのストリップ(Las Vegas Boulevard〔大通り〕の中で長さ約6.8 kmにわたる部分を指す名称)側が良く見え、向かいのホテル【ミラージュ】も見えたので、「これならミラージュのホテル前のボルケーノ(火山)ショーが、ここから良く見えるかも!?」と期待したのですが、この日は大雨洪水警報のためかショーは無く、仮にあったとしてもこの後、盗難事件に遭ったのでそれどころじゃなかったかも…(苦笑)

こちら窓の外を撮った写真ですが、時間帯的に反射しちゃって、私のストライプの服や携帯が写真に写っちゃって心霊写真みたい!?

↑の写真がイマイチだったので、撮影時は「後で別の時間帯に撮りなおそう♪」と思っていたのですが、この後、それどころじゃなくなりました。

窓を背にお部屋を見た様子。


リビングとベッドルームどちらにもテレビがあり、ウェットスペースにもありました。


ウェットスペース。


シャワーブースにバスタブ。


このドレッサーがメイク時に使いやすかった♪


さて、ホテルに荷物を置いて外へお散歩に…
と思ったら、また緊急速報が入りました。緊急速報は英語とスペイン語で来るのですが、老眼につき(笑)この時スクショしたのがスペイン語の方でした。


とはいえ雨が上がっていたので、ホテル前のイタリアっぽい景色のところで記念撮影。
右奥はベネツィアのリアルト橋を模したもの。


ベネツィアの運河をイメージした場所(室内にもゴンドラが通っている運河があります)。


右側の塔はミニサイズのサンマルコ広場の鐘楼。

数日前にラスベガスに宿泊したときはお天気が良くて暑すぎて歩けなかったけれど、この日は雨の後なので日中でも歩ける気温でした。
それなら、ストリップを散歩してベラージオの噴水ショーでも見ようよ、と、ここから散歩に出かけることに。

後から、「私がこの時主人を散歩に誘っていなければ、盗難になんて遭わなかったのかもしれないのに…」とも思ったりしました。
が!やっぱり悪いのは主人のリスク防犯意識の低さ!!!

次回に続きます!

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これぞラスベガス感満載のフレモント ストリートへ・アメリカ旅13

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです。

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは←★マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ

 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②


3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    フレモント・ストリート観光←⭐今日の記事
4日目:ユタ州ザイオン国立公園泊
5日目:ユタ州ザイオン国立公園泊
6日目:アリゾナ州*モニュメントバレー泊
7日目:アリゾナ州*モニュメントバレー泊
8日目:ネバダ州ラスベガス泊

9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、ラスベガスのおすすめ観光スポット!、これぞアメリカ、これぞラスベガス~!という気分が満喫できる場所【フレモント(フリーモント)・ストリート・エクスペリエンス】をご紹介します!

2023年8月27日(日)。
この日の夕方は、観光がてらご飯を食べようとホテル(ベネチアン)から車でフレモント(フリーモント)・ストリート・エクスペリエンス(FSEと略される)にやって来ました。

FSEの周辺にはいくつも有料パーキングがあったので、駐車場所には困りませんでした。

私達夫婦は、この旅でラスベガスが3回目だったのですが、存在は知っていて興味はあったものの、ホテルのあるラスベガス ストリップ(Las Vegas Boulevard〔大通り〕の中で長さ約6.8 kmにわたる部分を指す名称)から、少々離れている(車で十数分)ため、来たことがなかったFSE。

来てみて、FSEと言えば…の、カラフルなbarrel vault canopy(アーチ型の天井)〔※後ほど詳しく写真でご紹介〕と、歩行者天国の道の両脇のきらびやかな照明、道端にいるユニークな人々が目に飛び込んできて、ザ・アメリカの歓楽街といった風情。

上のおじさんは自分の前後に人形をつけて連動させてパフォーマンス(笑)
手前を歩く夫婦が笑っていました。

フレモント(フリーモント)ストリートには、ステージが3つあって、私達が行ったのは日曜の夕方だったからか、3つともライブが行われていました。

私達もしばしライブを鑑賞…
そしたら、リックアストリーの「ギヴ・ユー・アップ」(英題:Never Gonna Give You Up)を演奏してくれて、大感動。彼は中学~高校時代に流行っていたので、ジャスト世代なんです。

超余談なんですが、リックアストリーの曲には2つの理由から強い思い入れがあって…
まず彼が流行っていた時代、私は闘病生活を送っていて、学校にもほとんどまともに行けない日々が続き、心身ともに生きているのが本当に辛くて暗澹たる日々を送っていたので、彼の曲を聴くとその時のことが思い出されるんです。

もう一つはNYに住んでいた時よく観ていた、日本では放送禁止レベルの強烈なブラックユーモア―アニメ「ファミリー・ガイ」の登場人物(犬だけど、笑)ブライアンがアニメ中の感動的名シーン(このアニメではそんなシーン自体がレア)で歌う曲が「ギヴ・ユー・アップ」で、アニメを観ていた当時のアメリカ生活に馴染めなかった苦労とかも思い出され……

あの闘病時代、まさか大人になってこうしてアメリカ旅行に来て、ライブでこの曲を聴けるほど元気になるなんて、思ってもいなかったな~、とか、私達がNYに住んでいた時代、まだリーマンショックの余波でアメリカ経済がまだ立ち直っていなかったけど、それもその後のコロナも乗り越えて、アメリカって強いな~とか、

色んな思いや想い出が心に浮かんで、胸がいっぱいになってしまい、こんなノリのいい曲でみんな盛り上がっているのに一人で涙を流しながら見ていました(周りから見たら不思議だろうに、恥ずかしかった…!)

前置きは長くなりましたが、フレモント(フリーモント)ストリートの天井は本当にカラフルでアーティスティックで見ていて飽きません!これはルーレット柄。


下はWikipediaから引用したのですが、約419メートルあるフレモント(フリーモント)ストリートの地図です。
私達は下の地図の下から上に向かって歩きました。

Wikipediaより引用

barrel vault canopy(アーチ型の天井)は、フレモント(フリーモント)ストリートにあり、高さは27メートル、約419メートルにわたってあります。


天井の柄は色んな模様に変わり、周囲のカジノのライトアップとのコンビネーションがたまらなくきれい!

特に良かったのが、Four QueensとFremont Hotel Casinoのこの場所で(写真上下)、
これはトランプ柄、


これはダイス柄と、カジノシティらしい模様が代わる代わる出てきて面白い。

FSEは、計8社/団体のダウンタウンのホテル・カジノ企業グループが別法人として所有・運営する協同事業で、1992 年時点で、ラスベガスのカジノ市場の80%はラスベガス・ストリップ(ベラージオなどの有名なホテル群があるあたり)になっていたことから、ダウンタウンに観光客を誘致するアトラクションを建設して人を呼び込もう、というプロジェクトが立ちあがり、1995年からFSEのライトショーが始まったそうです。

以後、サウンドシステムやLEDライトの採用、ディスプレイの制御コンピューターなどがアップグレードされて進化し、現在に至るそう。

ストリート沿いのカジノをはじめとする店舗のライトアップもきらびやかで素敵なんです。


んもう、ここにいると天井のライトアップが変わるたびに、何枚でも写真を撮りたくなってしまいました!


この時、天井に描かれていたのは、このフレモント ストリートの上を通り抜けるジップライン【SlotZilla】の宣伝。


Wikipediaによると、ジップライン【SlotZilla】は2種あって、1つは、高さ約23.5メートルの「ジップライン」もう1つは高さ約34.7メートルの「ズームライン」「ジップライン」は、座った状態でFSEの歩行者モールの半分の距離を滑走、「ズームライン」はモールの全長の距離をスーパーマン的な体横向きの「スーパーヒーロー・スタイル」で滑走するんですって!乗り場は下の写真の奥にあります。


ここまで来るとジップラインの線が見えると思います(下写真右手)
…とその前に、左手のお店【GOLDEN GATE】の看板の下にビキニのお姉さんがいるんですが、見えますか♡?


こちら。セクシー姉さん♡バーのドリンクの注文を受けて運んでいるようでした(たぶん)。

もちろん、パツキンのちゃんねえ(金髪のお姉さん)で、スタイル抜群の美女でした♡

ラスベガスでフレモントストリートに行く、とアーバインでお世話になったCheeさんご夫婦に話したら、ご主人が、「あそこにはお下品なアメリカ人がいて、一度訪れてみるには面白い場所だよ(笑)」みたいなことを言っていたのでが、超納得!

このお姉さんのみならず、写真を撮るのは憚られる(怒られるかもしれないし!?)ので控えましたが、ビキニすら着ていなくて、下はビキニのパンツ、上は乳首のところに★のシールだけの巨乳金髪美女が複数道を歩いていたり、上半身裸のメンズと卑猥な絡み方をしながら写真を撮れる写真ブースとか…(撮ってる人を見たけど、お店には「支払わない人は写真撮影禁止」と書かれていた)

勝手な私のイメージとしてはコンプライアンス、などという言葉もまだない(!??)70~80年代のアメリカみたいな雰囲気がここにはまだ残っていました。

話をジップラインに戻すと…
下の写真にスーパーマンスタイルの人が写っています(笑)
その下はステージでここでもライブをやっていました。


さっきはタトゥー屋があったけど、ここは大麻ショップみたい(写真左手)。ラスベガスのあるネバダ州も嗜好品としての大麻使用が承認された州です。


FSEの端を過ぎると、空が見えてきました。ここで折り返して再びFSEへ戻りました。


FSEと交差するLas Vegas Blvd(ラスベガスブルヴァード)。ここを6キロ程度行くと有名なホテル群に繋がっています。


FSEのLas Vegas Blvd(ラスベガスブルヴァード)側の入口。
写真中央にジップライン【SlotZilla】の乗り場があります。


少し進んだところに、ラスベガスサインに似せた看板が。この看板と写真を撮りましたが、今その写真を見たら、バンザイポーズ(ポージングが昭和…)に満足気な顔をした、テンションマックスの私が写っていました(笑)

FSE周辺でご飯を食べようと思い、あちこち覗いてみたのですが…
観光客向けっぽいお店が多く、食べてみたいものがないので結局帰路につくことに。


FSEからの帰り道。高速から見たラスベガス ストリップの夜景がきれいでした。写真中央がミラージュ(ホテル)、右手にパリス(ホテル)のエッフェル塔が。


私達の宿泊するベネチアン(写真中央より少し右)とホテルのサン・マルコの鐘楼も見えてきました。


Las Vegas Blvd(ラスベガスブルヴァード)。何度見ても見ると心躍る素晴らしい夜景。


ベネチアンに戻ってきました。

この晩は、昨日の記事に書いたように、ベネチアンのフードコートでパンダエクスプレスとイタリアンジェラートを食べて、主人はカジノ、私は早々に部屋に戻って就寝…

翌朝、人気ベーグル店で朝食を食べて旅立ちました!
次回はその模様をお伝えします。