パスポート盗難 in ラスベガス④:アメリカ旅41

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
  パスポート盗難事件レポ①
   有名店でのステーキディナー
  パスポート盗難事件レポ③・④←⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、前回に引き続き主人のラスベガスでのパスポート盗難事件について、その④です。

帰国のためのミッション

さて、前回の記事を軽くおさらいすると、主人がパスポート代わりとなる「帰国のための渡航書」を発給してもらうため、総領事館に行く前に用意しなければならないものは以下の4つでした。

① 警察発行の盗難証明書
② 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの、コピー可)
③ 6ヶ月以内に撮影した写真
④ 航空券または予約確認書(搭乗者、搭乗日、便名が確認出来るもの)

(お財布は盗まれていなかったので、現住所を証明できる日本の免許証は手元にありました)

空港の警察へ行く


2023年9月2日(土)。
上記①~④の書類のうち、もっとも入手が大変そうと考えていた① 警察発行の盗難証明書をゲットすべく…
ホテルの電話交換台のスタッフさんから「ラスベガス空港内の警察なら24時間やっている」との情報を得たため (>> 詳しくは盗難レポ②の記事をどうぞ)、朝9時ごろホテルを出て、ラスベガスの空港へ。

基本的に3食きちんと食事を摂る我が家、この日も朝ごはんを何か食べたはずなのですが、パスポート盗難ショックにつき、写真が残っておらず…(苦笑)。

パスポートと共に、国際免許証も盗まれている主人、私も国際免許証を持ってきたけど、長年アメリカで運転していないし、運転は苦手…。主人が慎重に運転して空港へと向かいます。


ホテルから運転すること10分、ラスベガスの空港が見えてきました。


★ ハリーリード国際空港
5757 Wayne Newton Blvd, Las Vegas, NV


空港のパーキングに車を停めて空港内へ。
何年か前、この空港を利用したときは「あら、話に聞いた通り空港内にもスロットがあるぅ~!」なんて喜んでいましたが、この日はそんな余裕もなく「警察はどこ!??」って感じでした。

最初にこのフロア↑で目についた警察のブースがそうかと思い、その場にいた警官に尋ねると、別の場所だと教えてもらい、そちらへ向かいます。

教えてもらった通り歩いて行くと…出発A,Bゲートに向かう手前、WELLS FARGOのオレンジの看板の右横に【←Police】の看板を見つけました!!!


あった~~~っ!!ハリーリード国際空港内の警察、【Metro Police】!!!中2階みたいな場所の一角にありました。


…だけど。。。
ここが24時間やっていると教えてくれたホテルスタッフの話では、「パスポートを盗られた人たちが、警察前に列をなしてるよ。」って言っていたのに、あたりは閑散…。誰もいない…。

外観はこんな感じ。この入口ドア辺りを見回していたら、写真は撮り忘れましたが、「盗難に遭ってポリスレポートが欲しい人は、ここからアクセスして申請してください。」といったようなことが書かれた貼り紙がありました。

てっきり対面で対応してもらえると思っていたけど、そういう理由で盗難被害者の行列がないのか…と納得。

主人も貼り紙の指示通りのサイトにアクセスして、盗難被害の申請書をウェブ作成しようと試みたものの、いかんせん英語の警察署の書類、犯罪関連の知らない単語は調べて作成することはできるかもしれないけど、最短でポリスレポートがもらえるような完璧な必要事項を十分に入力できるとも限らない…と感じました。

そこで、入力している主人に、「とりあえず、そこの赤い緊急用電話(上の写真)で電話してみたら?」と私が提案。

主人もこれに納得し、赤電話で電話をかけてみると…

電話に出た!!しかも自動音声じゃなく生身の人間!!!
こういう時、生きてる人間に繋がるだけでも本当にありがたい…

しかも電話口の相手は、私達から見えているオフィスの中にいる人だったようで、主人から事情を聞くと、すぐに中から制服姿の警官が出てきてくれましたー!!!

盗難被害を報告し、事情聴取を受ける

オフィスから出て来てくれた警官2人。2人とも人当たりの良い優しい方々でした。
1人はベテラン風の真面目な白人、もう1人は若くないけど新米警官らしき陽気なヒスパニック系の人。

対面して主人が盗難に遭ったことについて簡単に確認すると、ベテラン警官(以後、A警官)が新米警官(以後、B警官)に「○○(←多分今回起きたような事件の事情聴取と書類の作成)はやったことある?」と聞き、B警官が「No」と言うと、横で見ているようにと指示していました。彼らはいったん必要書類を取りにオフィスに入ったあと、間もなくして戻ってきて、ベテランA警官が私達(主に主人に)事情聴取を始めました。

聞かれたことは…(当時、ブログネタ用として忘れないようちゃんと私が携帯にメモしておいた、笑)

・盗まれたもの内容と価値の詳細
・いつ、どこで盗まれたか?(「いつ」、については私が直前に撮影した写真の時間が役立った)
・いつ気が付いたか?
・盗まれたバッグ特徴の詳細
・事件当時の私達夫婦の服装の詳細
(これも当日撮影した写真が役立った)

・名前、生年月日、住所、帰国予定(だったはずの)日
・身分証明書はあるか
(いつもならそんなことしないのに奇跡的に主人がパスポートの写真を撮っていた!)

・いつアメリカに来てどういう経路を辿ってラスベガスに来たか

…と、この質問で私達が「モニュメントバレーに行ってきた。」と話すと、陽気な新米警官Bが、「モニュメントバレーってさ、『ミッション インポッシブル』の撮影場所にもなってるよね!あそこ行きたいんだけど行ったことないんだよねぇ~!」と言ってきた(笑)

そんな無駄話をしているB警官を相手にせず、真面目に事情聴取をすすめて書類に書き込んでいくA警官。

もう、この真面目ベテランA警官と陽気な新米B警官のコンビが、まるで洋画に出てくるでこぼこキャラコンビみたいで超面白かった!!!

事情聴取が一通り終わると、A警官は ”Sorry this happened.” と言ってくれました。
よく「交通事故を起こして自分に非があったとしても、アメリカ人は謝らない」と聞きますが(真偽のほどは分かりませんが)、盗難に遭い傷心の私達に、こんな風に言ってくれたA警官の優しさに心を打たれました。

さて、この事情聴取の時、盗まれた場所をベラージオホテルの噴水前、と言ったら、噴水前のどの辺りかを詳しく聞かれたうえ、私達の当時の服装もやたらと細かく聞いてくるな~と思ったら、A警官は、これからベラージオ噴水前の防犯カメラ映像を確認する、と言い、オフィスに戻っていきました。

このときA警官から何やら指示を受けつつ一緒にオフィスに入っていったB警官が、書類を手にして私達のところに戻ってきました。それが、この『Voluntary Statement(任意調書)』。(もう一枚下の写真に書類の詳細があります)。

B警官からVoluntary Statement(任意調書)への記載を求められ、書き込んでいく主人。


個人情報のほかに、先ほどの事情聴取で話したことと同様の盗まれたときの詳細をDETAIL欄に書いていきます(上部の箇所[This portion to be completed by officer]は警官が記入)。

ちなみに面倒くさがりの主人は、事件の詳細を短めに書いたら「もうちょっと詳しく書いてくれる?」と優しく促されてました(苦笑)

このVoluntary Statement(任意調書)を提出後、B警官から『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』を受け取りました。


ちなみに裏面を見たら、表面のスペイン語版でした。

この『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』を渡された時、「あれ?在ロサンゼルス総領事館に提出が必要な「① 警察発行の盗難証明書(ポリスレポート)」はくれないの??」と思い、B警官に聞いてみると…

1)今オフィス内でA警官がポリスレポートを作成している
2)A警官がそれをオンラインでLas Vegas Metropolitan Departmentに提出する
3)それがLas Vegas Metropolitan Departmentに受理されたのち、「ポリスレポート」が完成するが、いつ完成するかB警官にも分からない(ただ、時間をたくさん要するという感じの言い方でもなかった)
4) ただし、在ロサンゼルス総領事館にとって重要なのは、警察が事件として扱っているという証拠であり、私達がこの時受け取った『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』の右上にあるEVENT NUMBER(警察が付けた事件のID番号)のはずだから、これを持参して帰るように
5)もしもその後のポリスレポートの進捗や困ったことがあったらLas Vegas Metropolitan Departmentに問い合わせるように

と言われ、5)についてはB警官が親切に携帯の画面を見せてくれました。

というわけで、晴れて一番ゲットが難しいと思われた、帰国のためのミッション① 警察発行の盗難証明書の代わりともなる、EVENT NUMBERが書き込まれた『VICTIM’S IMFORMATION GUIDE』をゲット~~~!!!

この時は相当ホッとして嬉しかったことを覚えています。

さて、真面目なベテランA警官はすでにオフィスに入って行ってしまい、もうその場におらず、後半は一人で対応してくれた優しく陽気なヒスパニック系の新人B警官。

お世話になった御礼を言い、帰ろうとすると、
「ところで、日本のSUSHIはアメリカのとは違う、本物なんでしょ?日本のSUSHIってどんななの~?」
「日本にいつか奥さんを連れて行きたいんだけど、どこに連れて行くのがいいかな?」

とか、話しかけてきました(笑)
なので「日本の寿司はアメリカと違って巻きずしよりも、生のお魚が載っている握りの方がメインだよ。」とか「日本に来るなら東京がいいんじゃない?」と言ったら、お寿司の件は興味深そうに聞いていて、東京という答えに関しては「東京はbusyなところでしょ?ほかにおすすめある?」と聞いたので「京都!」と答えておきました(笑)

…とまあ、こんな感じで陽気でフレンドリー、日本に興味深々だった新人B警官。面白かった!真面目なベテランA警官も、このB警官も、とっても優しく対応してくれて本当にありがたかったです。

パスポートを失くし、不安な気持ちで行ったラスベガスの空港の警察のこと、そしてそこで出会った、まるで洋画に出てくるようなこの名コンビと彼らの優しさは一生の思い出になるでしょう…。

時系列で旅行記を書きたいため、いったんここで普通の旅行記を挟んだのち、在ロサンゼルス総領事館に行く前に遂行したミッションについて書く予定です。

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。


パスポート盗難 in ラスベガス③:アメリカ旅40

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
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3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
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   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
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4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
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6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
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    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
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  パスポート盗難事件レポ①
  パスポート盗難事件レポ②
   有名店でのステーキディナー
  パスポート盗難事件レポ③⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、前々回の記事↓に引き続き、主人のラスベガスでのパスポート盗難事件・その③についてです。

2024年9月1日(金)。夜。
ホテルのステーキレストランから部屋に戻った私達。ステーキはすごく美味しかったけど、パスポートの盗難に遭ったことは片時も頭から離れなかった…
この時、帰国するためにはやらなければならなかったことは以下の通り。

アメリカでパスポートを盗られたら、何の書類が必要か


当たり前ですがパスポートがないと帰国できません。
しかし、紛失したパスポートに代わるものとして、日本領事館で「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。(※パスポートは土日・祝日を除く5開館日以降に交付されるため、緊急性が高い場合は「帰国のための渡航書」の発行の方が早い)

以下、在ロサンゼルス日本領事館のHPに掲載されている「帰国のための渡航書」を発行してもらうために必要な書類のリストです(※詳細は省いて抜粋しています。詳細は公式HPよりご確認下さい。2024/5/8現在の情報です)。

(1) 渡航書発給申請書(領事窓口にあります)
申請人が6歳以上の場合は申請書の自署欄に自身の署名が必要です。
申請人が18歳未満の場合は、法定代理人(親権者等)の署名が必要です。
(2) 6ヶ月以内に撮影した写真
パスポートを盗難・紛失している場合には、渡航書用とは別に紛失の届出用に同一の写真がもう1枚必要
(3) 期限切れのパスポート(日本旅券)
パスポートを盗難・紛失している場合には、上記(1)、(2)に加えて紛失届の手続が必要です。紛失したパスポートのコピーがあれば、提出してください。
(4) 航空券または予約確認書(搭乗者、搭乗日、便名が確認出来るもの)
(5) 有効な米国滞在資格を確認できるもの
・旅行者の方は、ESTAの控え、往復の航空券の確認出来るもの
(6) 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの。コピー可。)
(7) 現住所を確認できるもの


上記の「帰国のための渡航書」はパスポート紛失者のためだけのものではなく、緊急に帰国する場合の人のための物なので、パスポートを紛失(盗難の場合も含む)した場合は、こちらの書類も必要でした↓


日本総領事館に【行く前に揃えるべき書類


以上を踏まえると、この時の主人が日本総領事館に行く前に揃えなければならない書類はこちらでした。

① 警察発行の盗難証明書
② 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの、コピー可)
③ 6ヶ月以内に撮影した写真
④ 航空券または予約確認書(搭乗者、搭乗日、便名が確認出来るもの)

(お財布は盗まれていなかったので、現住所を証明できる日本の免許証は手元にありました)

この時点の私達にとって、この中で一番ゲットするのに大変なのが①、次が②でした。
この件の後に知ったのですが、パスポートの盗難に遭った場合の備えとして、戸籍謄(抄)本を旅行に持って行く人っているんですねぇ…

盗難に遭った日の晩にしたこと

したことを紹介するその前に…
【必要書類① 警察発行の盗難証明書】については、前回の記事にも書いたように金曜日の17時過ぎに盗難に遭い、通常の警察は火曜日までやっておらず(土日月[月が祝日だった])、この日はラスベガスが大雨警報中&道が冠水していたため、翌朝ラスベガスの空港警察に行くまで何もできませんでした。

ということで、盗まれた当日の夜にしたことです。

【必要書類② 戸籍謄(抄)本(6ヶ月以内に発行されたもの、コピー可)】の手配
主人は静岡出身で東京に家族はおらず…そうなると誰か他人に頼んで戸籍謄本を東京の某区の区役所まで取りに行ってもらわなければなりませんでした。しかも他人が戸籍謄本を取るとなると主人の書いた委任状も必要。まあ委任状のうんぬんのくだりは細かく書くのは控えますが、主人は大変申し訳ないことを重々承知の上、部下の携帯に電話し依頼。
幸い、戸籍はコピーで良いので、pdfをメールで送付してもらいました。

今回は運よく頼める人がいたので良かったですが、そうでなければこれは結構大変な作業だなと感じました。

この時助けてくれた部下さんに感謝…
主人が頼んだ部下さんに「本当に申し訳ない…。」と言うと、「いえいえ大変なのは○○さん(←主人)の方ですよ。」とまで言ってくれたそうです。なんて良い人なんだ!!!
この部下さんには帰国後、ちゃんと高級菓子折りで御礼をさせていただきました。

● 日本の外務省の緊急連絡先に電話
先に断ると本来これは必要ないことだと思いますが…
3連休前でアメリカの総領事館も開館時間外、そのうえ一番早い火曜日のロサンゼルス総領事館のウェブによる利用予約受付は埋まっていたということもあり、とにかく最速で在ロサンゼルス総領事館に対応してもらいたく、やれることは何でもやっておこう!と主人が電話(しかし本来この電話番号は、海外でのテロとか誘拐とか深刻な場合にかけるものみたい…)

しかしラスベガスの金曜は日本も週末。電話に出た人はあくまでも電話番、といった方だったようです。しかし有難いことにそれでも親切に対応してくれ、事情を説明すると、在ロサンゼルス総領事館の緊急連絡先を教えてくれました。

● 在ロサンゼルス総領事館の緊急連絡先に電話
日本の外務省から聞き出せて、やった!と、その時は思った在ロサンゼルス総領事館の緊急連絡先…だったのですが、電話に出たのはこれまた電話番、といった方だったようで、しかも主人が話した印象だと(あくまでも主人の主観ですが)、総領事館の職員ではなく、外注された会社の人らしい日本人が出たそうです。

しかし、ここでも事情を話し、連休明けの火曜日の領事館の利用ウェブ予約受付は締め切られているものの、どうにか火曜日に早急に対応を願いたいと申し出たところ、職員へ伝言をしておいてくれるとのことで、名前、パスポート番号、帰る予定だったはずのフライトについて聞かれました。

実はこれこそが、後から思えばすごく良かった!と思える行動で、いち早く「帰国のための渡航書」をゲットできることに繋がりました。

● JALカードデスクに電話
主人の盗まれたパスポートケースには、パスポート以外に、JALのクレジットカードと国際免許証が入っていたので、カードの利用を止めるべく電話しました。
不正利用の有無ついても調べてもらったころ、幸い不正利用はありませんでした。

● カリフォルニア在住の友人に電話
この旅で一番最初にお世話になり、お宅に泊まらせてもらったCheeさんご夫妻↓

んもう、この泣きそうな状況、主人には腹が立ってるし、誰かに話を聞いてもらいたかった…!!
お二人が優しく話を聞いてくれ、私達を励まし、心配しくれつつも、パスポートを失くした主人を決して責めることなく「せっかくアメリカ滞在が長くなるんだったら、どうせなら楽しんで!」と温かい言葉をかけてくれました。
電話を切った後も、パスポートを失くしたときの対応について、お二人もあれこれたくさん調べてくれて、再度連絡をくれて…本当に感謝でした。

Cheeさんご夫妻といい、主人の会社の部下といい…、優しい人々に助けられました。周囲の人々の厚意に感謝し、私達も困った人がいたら絶対に誰かのためになりたいと改めて思いました。

パスポート盗難にあった当日にやったことは以上。

上記の通り、この日は通常の警察はクローズ、豪雨で道は冠水、日も暮れて危険なため、警察には翌朝行くことに。

…ということで、【ベネチアン リゾート】に滞在し、こんな素敵なお部屋にアップグレードしてもらったというのに、それも楽しむどころではなく過ぎていったラスベガスの夜なのでした(泣)。

長くなるので次回に続きます!
次回は「ラスベガスのハリーリード国際空港の警察に行く!」編です。

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。

パスポート盗難 in ラスベガス②:アメリカ旅38

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
  パスポート盗難事件レポ①
  パスポート盗難事件レポ②←⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

今回は、前回の続き、パスポート盗難事件・その②についてです。

盗難事件・前回の続き

2024年9月1日(金)。17時過ぎ。
ベラージオの噴水前でぱっくりとバッグのチャックが開いていることに気が付いた主人。

前回の記事にもちらっと書いたのですが、盗難場所については、事件当初はすぐに確証があったわけではなかったので元来た道を戻り…宿泊していたホテル、ベネチアンに到着した私達。

これが夢か何かの間違いであって欲しい気持ちで、まずは部屋に戻り、念のため部屋にパスポートが置いていないかを確認しました。
…この時、部屋にあって欲しい!!!と祈る気持ちでしたが、やっぱりなかった…(悲)

ちなみになぜ主人がパスポートを持参して出かけたかを前回の記事で書き忘れましたが、それはカジノで大勝ちした場合に身分証明書が必要だからです。(あとは若い人だと年齢確認のために提示を求められることもあるみたいです)

とにかく警察に行って盗難の届け出をしたいのに、GoogleMapで見ても警察は開いていない(土日祝日休み、9時~17時)…。

パスポート代わりとなる「帰国のための渡航書」を発行してもらうには盗難証明書(=ポリスレポート)が必要!

と、ここで、なぜ盗まれたパスポート&JALカード&国際免許証が戻ってくる可能性なんてないのに、何でそんなに警察に行きたいのか!?について先にお話ししますね。

それは、パスポートの盗難された/紛失した人がパスポートの代わりに使う「帰国のための渡航書」を日本領事館で発行してもらうのに、警察が発行するポリスレポートの番号が必要だからなんです。
しかもこの時色々調べた中で、失くした人の体験談には、警察に紛失だと言ったら「紛失だとポリスレポートは出せない」と言われたケースもあったんです。

つまり、まずは警察に行って盗難被害の届け出をし、ポリスレポートを手に入れないと日本領事館に行っても必要書類がない、ってことになるんです。

ちなみにこの時お世話になった在ロサンゼルス日本国総領事館のHPに掲載されているパスポートを失くした際の必要書類がこちら(2024/4/19時点)↓で、(2)警察署発行の盗難証明書(盗難の場合)とあります。



さて、話は当時の私達の行動に戻って…
私の提案で、警察もやっていないし、何か有用な情報が得られるかもしれないからホテルのコンシェルジュに聞いてみようか、ということで、ホテル(ベネチアン)のコンシェルジュのところに行ってみました。

コンシェルジュは若い男性で親切でした。彼によると、やはり警察は開いていないとのこと。彼はしばらく悩んだ末、「311番にかけてみたらどうかな?」と言いました。
アメリカの311番はNon-emergency callといい、緊急ではないけれど生活一般で困っていることがある場合にかけることのできる番号だそう。例えば隣の家がうるさいとかそういう時に書ける番号らしい。

それを聞いて客室に戻り、主人が携帯から311番にかけてみるも、携帯からだと繋がらず。

次に主人がホテルの電話の交換台に電話して311番に繋いで欲しいとお願いすると、「どうしてですか?」と聞かれたらしい。そりゃそうか…、ホテル側で解決できることなのかもって思われたのかしらね??

で、主人が事情を話すと、電話応対していた人が「ちょっとお待ちください。」と言い、別の人に変わってくれて…
この後電話に出てくれた人の貴重な情報で当時の私達は助けられたんです!!!

その人は「フライトはいつなんですか?」と主人に尋ね、主人が「あさってです。」と言うと、「ラスベガスの空港(ハリー・リード国際空港/Harry Reid International Airport)の警察は24時間開いています。あなたのようにIDを盗まれた人が列をなして並んでいるから早めに行った方がいいですよ。」と教えてくれたんです!!!

なんとその方が311番より現実的ではありませんか!
本当にこの人と電話で話せたことが、不幸中の幸いでした。

ただ、その事実を知った時はもう夜で、しかもまだ大雨洪水警報中。翌朝の午前1時半までの警報が出ていました。


さっき見たLas Vegas Boulevardの通りは、こんな風に冠水していたし、

主人の国際免許証明もパスポートと共に盗まれて無いし、
警察に行くために無理して夜のラスベガスの街へ出ても二次被害に遭っては困るから、この日は警察に行くのを我慢して翌朝に早く行こう、ということに。

…で、事件についてはこうやってブログに詳細を書けるようにと細かにメモしていたのですが、いかんせんこの時は動揺しているから時系列を忘れちゃったんですが、このホテルの交換台の電話に出てくれた人との会話の前か後に(多分、時間的に前だったと思う…)ホテル内の有名レストランに予約していたステーキを食べに行ったんです(!)

よくまあそんな時にステーキなんか食べに行くよね、って思うでしょう!?
私もそう思うわ!
詳しくは次回に続きます。

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。

パスポート盗難 in ラスベガス①:アメリカ旅37

2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅行記、↓の続きです!

本編の前にこちらをどうぞ↓(今回は日程が長いため、全旅程の概要を毎回掲載しています)★旅行記掲載終了分にはリンクを貼っています!

~2023年8月25日~9月5日のアメリカ旅の全旅程~

本日掲載しているのは「←」マークの旅程です

往路  :21:05 NH126便 ビジネスクラス
1日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅泊
2日目:カリフォルニア州アーバイン・友人宅

    ラグナビーチ
    アーバイン周辺でショッピング
    友人宅プールとBBQ
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ①
 ↓   アーバインからラスベガスへドライブ②

3日目:ネバダ州ラスベガス
    ラスベガス サイン観光
    ラスベガス ストリップ&ランチタイム
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
    >> ロビー&プール
    >> 客室 
    >> カジノ・飲食店など
    >>フレモント・ストリート観光
    >>人気ベーグル店での朝食
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ①
 ↓   ラスベガスからザイオンへドライブ②

4日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    ロッジエリア情報
    キャビン宿泊記
    ビジターセンター
    Grottoトレイル
5日目:【ユタ州ザイオン国立公園】泊
    朝トレッキング・ロッジカフェの朝ごはん
    公園南側の町・Springdale
    公園内の生き物たち
    トレッキングと公園内ディナー
    East Entranceへのドライブ
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ①
 ↓   アンテロープキャニオンへドライブ②
 ↓   アンテロープキャニオン観光
 ↓   モニュメントバレーへドライブ
6日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    >> 客室
    >> レストラン
    モニュメントバレー絶景スポット
7日目:モニュメントバレー【The View Hotel

    バレードライブツアー
    映画『フォレストガンプ』ロケ地
8日目:米国2位のダム・グレンキャニオンダム 
 ↓   ラスベガスへドライブ 
   【ザ ベネチアン リゾート ラスベガス】泊 
  パスポート盗難事件レポ①←⭐今日の記事
9日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
10日目:カリフォルニア州サンペドロ泊
11日目:カリフォルニア州サンペドロ泊

*モニュメントバレーはユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しますが、私達の宿泊したホテルがアリゾナ州でした

ついに…
昨年(2023年)9月1日に起きた、主人のラスベガスでのパスポート盗難事件について、記事を書くまでに至りました…!
(もったいぶってた訳じゃないんだけど基本的に旅行記は時系列で書きたい&遅筆につき、旅行記がなかなか進まなくて、今になってしまった。。。)

ということで、今回はラスベガスの街歩きとパスポート盗難事件についてです!

2024年9月1日(金)。
THE VENETIAN RESORT(ザ ベネチアン リゾート)にチェックインし、荷物を置いた後は、ホテルを出て、ラスベガス・ストリップ(Las Vegas Boulevard〔大通り〕の中で長さ約6.8 kmにわたる部分を指す名称)を散歩しようということに。

この度の前半でも同ホテルに宿泊していたのですが、その時はお天気が良くて(砂漠地帯なので天気が良いのが主に通常だけど)暑すぎて街歩きができなかったので、この日は雨上がりで歩きやすくていいね、なんて話していました。

しかし、今思えばこの時も引き続き大雨が降ってくれていたら、盗難にも遭わずに済んだのにーーーっ!

宿泊していたVENETIAN RESORT(ザ ベネチアン リゾート)を出発。


【Treasure Island Hotel(トレジャーアイランドホテル)】


私達の客室から見下ろせた、【Mirage(ミラージュ)】ホテル。


金曜日の午後16:30頃とあって、Las Vegas Boulevardも賑わっていました。


【Harrah’s (ハラ―ズ)】ホテル。美女がたくさん映っている広告を見たら、トップレスのショーの宣伝だった(笑)!ラスベガスっぽいわ~。


中世風の建物は【The Forum Shops at Caesars】という商業施設。


【Caesars Palace(シーザーズ パレス)】ホテル。


【Flamingo Las Vegas(フラミンゴ ラスベガス)】。1946年、ベンジャミン・シーゲル(別名バグジー)が造ったとして有名な老舗ホテル。昔、主人や友人がカジノに夢中だったとき、一人でこのホテルの庭園を散歩したけど、かわいい庭園だった記憶あり。


通りかかったし、せっかくなので老舗ホテルのカジノを覗こうということに。フラミンゴホテルだからか、カジノエリアもピンク色の照明。スロットマシンがずら~り。


テーブルゲームエリアも。


おばあちゃんが2人でカジノ。なんか日本だと考えられないなぁ~って思ったけど、日本で言うならおばあちゃんが2人でパチンコ、みたいな感じなのかしら~!??

主人がフラミンゴのカジノで少々楽しんだ後、再び街歩きへ。

歩道橋からの景色。


歩道橋はガラスの壁が付いているのでちょっと一部風景が反射しているけどこちらがLas Vegas Boulevardの様子。道路が大雨で一部冠水しているからか、渋滞中でした。


【Paris(パリス)】ホテルの前のエッフェル塔が良く見える。


懐かしかったので【The Forum Shops at Caesars】に入ってみました。2012年の会社員時代に、ここのヴィトンでお買い物しました♪ 今回は円安だし何も買わず…。


再びLas Vegas Boulevardに出ると、道路が冠水しているのが良く見えました。
つくづく、この日のモニュメントバレーからのロングドライブが無事でよかったと、この時は思ってました。


この日の散歩の1つのお目当てが昔宿泊した懐かしのホテル【Bellagio(ベラージオ)】の噴水ショー。ああ、これを見たいって私が思わなければ…!!
この時は満面の笑みで噴水ショーをバックに撮影。

この写真を撮影後、この後噴水が盛大になる前に噴水ショーを中央で撮りたいと思い、私はこの↑撮影場所から10メートルほど離れた場所に移動し、携帯を構えて写真を撮っていました。
一方、主人はというと、私と一緒に来ればよかったのに、この時どういうわけか1人この場所↑にとどまっていたんです。

私は噴水のほぼ中心に移動して撮影し、そろそろ噴水が盛大になってきてショーもフィナーレが近いかな、…とこの写真↓を撮ったその直後、

10メートルほど離れた場所にいた主人が私に向かって、「Youkey(←私の名前)、パスポート盗まれた!」と叫んだ…!!!!!!!!!!

その後、ドラマや映画で言うならこんな風に暗転…


こちら、盗難事件の5~10分前に事件現場付近を撮った写真。現場は写真右手のベラージオの噴水前です。ご覧のように人も多くなく、ショーが始まってもそんなに人が増えた印象はありませんでした。


パスポートを盗まれた時に主人が使っていたバッグがこれ。んも~ここから先、主人の盗まれた状況を詳細に説明すると、誰も同情してくれなさそうでお恥ずかしいんですけどね…

このバッグをご覧になってお察しの通り、主人はこれを背中に斜め掛けして背負っていたんですよ、そう背中にっ!!!

私は彼が海外でこのバッグを背中に背負うたびに、盗難に遭うからバッグを前にして斜め掛けするように何度となく注意していたのに!
主人って楽観主義で自分だけは大丈夫…って割と何事も思っちゃうタイプで、真逆のタイプでの心配性&慎重な私が毎度注意しても、
「うるさいなぁ、心配し過ぎなんだよ。俺は何年も海外旅行でこの持ち方で盗まれていないし、人混みでは鞄を脇の方に寄せるようにして気を付けてるから平気だよ。第一、このバッグのチャックは硬くて開けづらいし。」といつも言うことを聞かなんかったんです。(あ~今この記事を書いていて思い出し笑いならぬ、思い出しムカつきしてきたわ!)

で、結局、私の注意を聞かずに盗難に遭い…
盗まれたと気が付いた時、バッグを見たら、信じられないくらいパックリと思いっきりバッグが開いていたそう。こんな感じに。

自分でもここまで全開にしたことがないくらいバッグのチャックが開いているのを見て、主人は「あ~やられた!」と思ったらしいです。

盗難場所については、事件当初はすぐに確証があったわけではなく、後からじっくり行動を振り返ってみて、どう考えてもやっぱりこのベラージオの噴水前で私達夫婦が離れた時だなという考えに至ったのですが、盗まれた当初は「とにかく一旦念のために来た道を戻ろう!」ということになり、来た道を戻り、念のためにフラミンゴのカジノの落とし物係まで行ってみるもクローズしていてダメ、ただ、フラミンゴのカジノでは私が常にカジノをする主人の後ろに立っていたので盗まれるはずもなく…

それなら警察に行こうと、最寄りの警察をGoogleMapで調べたら、周囲の警察はすべてオープン時間外
ちなみに、私が最後に撮影した噴水の写真が17:03分、
警察のオープン時間はなんと通常9時から17時、
そのうえ土日祝日はお休み!
そして運悪くこの日は金曜日!!!
さらに最悪なことになんとこの週末は3連休(土日+月はLabor Dayの祝日)

アメリカは日本に比べると祝日ってかなり少ないのに、よりによって何でパスポートを盗まれた時に限って3連休前なのよ!!!

この時は、「それに比べていつでも駆け込める日本の警察の駐在所ってなんて素晴らしいシステムなの~!」って、その有難みを強く感じたわ~。

さて、本当なら一刻も早く行きたい警察。でも金曜の夕方に事件発生、土日月…とこれから3日間も警察に行けないの!?と途方に暮れる私達…

長くなるので次回に続きます!

★このパスポート盗難事件について、今は旅行記として時系列で綴っていますが、今後同じ被害に遭われた方のお役に少しでも立てるように(そんな被害者が全く出ないことを望みますが)、このアメリカ旅行記終了後に盗難被害後にすべきことをまとめた記事を作成する予定です。